Amazon CloudWatch Logs を使用した AWS IoT Wireless リソースのモニタリング - AWS IoT Wireless

Amazon CloudWatch Logs を使用した AWS IoT Wireless リソースのモニタリング

モニタリングは、AWS IoT Wireless および他の AWS ソリューションの信頼性、可用性、パフォーマンスを維持する上で重要です。LoRaWAN デバイスと Sidewalk デバイスの両方のモニタリングを使用して、AWS IoT Wireless にオンボーディングされたときに から情報メッセージとエラーを取得できます。

マルチポイント障害が発生した場合にデバッグしやすくなるように、AWS ソリューションのすべての部分から監視データを収集することを強くお勧めします。まず、以下の質問に答えて監視計画を作成します。どのように答えるべきかわからない場合でも、引き続き ログ記録を有効化して、パフォーマンスのベースラインを確立できます。

  • どのような目的でモニタリングしますか?

  • どのリソースをモニタリングしますか?

  • どのくらいの頻度でこれらのリソースをモニタリングしますか?

  • どのモニタリングツールを使用しますか?

  • 誰がモニタリングタスクを実行しますか?

  • 問題が発生したときに誰が通知を受け取りますか?

次のステップでは、ログ記録を有効化し、さまざまなタイミングと負荷条件でパフォーマンスを測定することにより、使用環境における AWS IoT Wireless の正常なパフォーマンスについて、ベースラインを確定します。AWS IoT Wireless をモニタリングする際には、現在のパフォーマンスデータと比較できるように、履歴監視データを保持します。これにより、通常のパフォーマンスパターンとパフォーマンスの異常を特定し、問題に対処するための方法を考えることができます。

モニタリングツール

AWS IoT Wireless を監視して異常を検出した場合に報告し、必要に応じて自動的に対処するために、次のモニタリングツールを使用することができます。

  • Amazon CloudWatch は、AWS のリソースおよび AWS で実行しているアプリケーションをリアルタイムでモニタリングします。メトリクスの収集と追跡、カスタマイズしたダッシュボードの作成、および指定したメトリクスが指定したしきい値に達したときに通知またはアクションを実行するアラームの設定を行うことができます。例えば、CloudWatch で Amazon EC2 インスタンスの CPU 使用率などのメトリクスを追跡し、必要に応じて新しいインスタンスを自動的に起動できます。詳細については、「Amazon CloudWatch ユーザーガイド」を参照してください。

  • ネットワークアナライザを使用すると、LoRaWAN デバイスとゲートウェイを含む LoRaWAN リソースをモニタリングでき、接続のセットアップとトレースメッセージの受信開始にかかる時間が大幅に短縮され、ジャストインタイムのログ情報を取得できます。詳細については、「ネットワークアナライザを使用したワイヤレスリソースフリートのリアルタイムでのモニタリング」を参照してください。

Amazon CloudWatch を使用してリソースをモニタリングする方法

CloudWatch を使用して AWS IoT Wireless をモニタリングし、raw データを収集し、それを読み取り可能なほぼリアルタイムのメトリクスに処理します。これらの統計は 15 か月間保持されるため、履歴情報にアクセスし、ウェブアプリケーションまたはサービスの動作をより的確に把握できます。また、特定のしきい値を監視するアラームを設定し、これらのしきい値に達したときに通知を送信したりアクションを実行したりできます。詳細については、「Amazon CloudWatch ユーザーガイド」を参照してください。

AWS IoT Wireless リソースのログ記録とモニタリングを行うには、以下のステップを実行します。

  1. AWS IoT Wireless 用のログ記録ロールとポリシーを作成する」で説明されているようにログ記録ロールを作成し、AWS IoT Wireless リソースのログ記録を行います。

  2. CloudWatch Logs コンソールのログメッセージには、デフォルトのログ記録レベル ERROR が設定されていますが、これはあまり詳細ではなく、エラー情報のみが含まれています。より詳細なメッセージを表示する場合は、「AWS IoT Wireless リソースのログ記録の設定」で説明されているように、最初に CLI を使用してログ記録を設定することをお勧めします。

  3. 次に、CloudWatch Logs コンソールでログエントリを表示して、リソースをモニタリングできます。詳細については、「CloudWatch AWS IoT Wireless ログエントリの表示」を参照してください。

  4. [Logs groups] (ロググループ) を使用してフィルター式を作成することができますが、まず単純なフィルターを作成し、ロググループ内のログエントリを表示してから、CloudWatch Insights に移動して、モニタリングするリソースまたはイベントに応じてログエントリをフィルターするクエリを作成することをお勧めします。詳細については、「CloudWatch Insights を使用して AWS IoT Wireless のログをフィルタリングする」を参照してください。