AWS IoT によるデバイスの管理
AWS IoT では、モノの管理に役立つレジストリが提供されます。"モノ" とは、特定のデバイスまたは論理エンティティを表します。物理的なデバイスやセンサー (電球や壁のスイッチなど) は、モノとして扱うことができます。また、アプリケーションのインスタンスなどの論理エンティティや、直接的には接続されておらず AWS IoT に接続されている他のデバイスと関連している物理エンティティ (エンジンセンサーやコントロールパネルがある自動車など) も、モノとして処理できます。
モノに関する情報は、JSON データとして Registry に保存されます。モノの例を次に示します。
{ "version": 3, "thingName": "MyLightBulb", "defaultClientId": "MyLightBulb", "thingTypeName": "LightBulb", "attributes": { "model": "123", "wattage": "75" } }
モノは、名前で識別します。モノには、属性を指定することもできます。属性とは、モノに関する情報 (シリアルナンバーやメーカー名) を格納するために使用する、名前と値のペアです。
一般的なデバイスのユースケースでは、デフォルトの MQTT クライアント ID としてモノの名前が使用されます。MQTT クライアント ID、証明書、またはシャドウ状態をモノのレジストリ名として使用するというマッピングは強制されませんが、レジストリと Device Shadow サービスの両方で、モノの名前を MQTT クライアント ID として使用することをお勧めします。こうすることで、デバイスの証明書モデルや Shadows の柔軟性を失うことなく、IoT 群の秩序や利便性を維持することができます。
AWS IoT にデバイスを接続するために、レジストリでモノを作成する必要はありません。レジストリにモノを追加すると、デバイスの管理や検索が容易になります。