AWS クラウド用の従来の Java EE アプリケーションのコンテナ化

Mayuki Yamabe、Michal Urbaniak (Amazon Web Services (AWS))

2022 年 4 月 (ドキュメント履歴)

概要

Java Enterprise Edition (EE) はエンタープライズアプリケーションの主要なフレームワークですが、アプリケーションのビジネスロジックやデータモデルをリファクタリングせずに、Java EE アプリケーションを Amazon Web Services (AWS) Cloud に移行するのは難しい場合があります。このガイドは、アプリケーションのサーバー側のビジネスロジックとデータモデルを維持しながら、Java EE アプリケーションを AWS クラウドに移行するためのコンテナ化戦略を使用することで、この課題を克服するのに役立ちます。この戦略は、アプリケーションをマイクロサービスにリファクタリングし、そのアプリケーションをモダナイズされたコンテナプラットフォームで実行することに基づいています。

アプリケーションの「中心」はビジネスロジックとデータモデルであり、これらは長年にわたるビジネスルールやビジネス要件と緊密に結びついています。この密結合により、アプリケーションのリファクタリングはより困難となります。このガイドでは、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) や Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) などの Docker コンテナとコンテナオーケストレーションのプラットフォームを使用して、アプリケーションの基盤となるテクノロジーをモダナイズしながら、サーバー側のビジネスロジックとデータモデルを可能な限り維持する戦略をお勧めします。

次の図は、コンテナ化されたアプリケーションに、従来の Java EE アプリケーションをリファクタリングするための設計パターンを示しています。