CI/CD パイプラインのメトリクス

AWS デプロイパイプラインリファレンスアーキテクチャに従って、少なくとも CI/CD パイプラインの次の 4 つのメトリクスを追跡する必要があります。

• リードタイム – 1 回のコミットが本番環境に到達するまでにかかる平均時間。ユースケースに応じて、リードタイムを 1 時間から 1 日の間で設定することをお勧めします。

• デプロイ頻度 – 一定期間内の本番稼働用デプロイの数。ユースケースに応じて、デプロイ頻度を 1 日に複数回から 1 週間に 2 回に絞ることをお勧めします。

• 平均障害間隔 (MTBF) — 成功したパイプラインの開始から失敗したパイプラインの開始までの平均時間。できるだけ高い MTBF をターゲットにすることをお勧めします。詳細については、「MTBF の増加」を参照してください。

• 平均復旧時間 (MTTR) — 失敗したパイプラインの開始から次の成功したパイプラインの開始までの平均時間。できるだけ低い MTTR をターゲットにすることをお勧めします。詳細については、「MTTR の削減」を参照してください。

これらのメトリクスは、チームが完全に CI/CD になるための進捗状況を追跡するのに役立ちます。チームは、最適な目標について、組織のステークホルダーとオープンに話し合う必要があります。状況とニーズは、組織ごとに、またチームごとに大きく異なります。

急激な変化は、通常、問題が発生するリスクを高めることを覚えておくことが重要です。小規模で段階的な改善を目的とした目標を設定します。完全な CI/CD パイプラインの一般的な最適なリードタイムは 3 時間未満です。リードタイムが 5.2 日で始まるチームは、数週間に 1 日の削減を目標とする必要があります。このチームがリードタイムを 1 日以下にすると、チームや組織の関係者が必要と判断した場合のみ、数か月間そこに留まり、より積極的なリードタイムに移行できます。