マルチ AZ デプロイ - Amazon Redshift

マルチ AZ デプロイ

Amazon Redshift は、プロビジョニングされた RA3 クラスター用に複数のアベイラビリティーゾーン (マルチ AZ) 配置をサポートしています。マルチ AZ 配置を使用することで、アベイラビリティーゾーンで予期しないイベントが発生した障害シナリオでも Amazon Redshift データウェアハウスを引き続き運用できます。マルチ AZ 配置は、2 つのアベイラビリティーゾーン (AZ) にコンピューティングリソースをデプロイし、これらのコンピューティングリソースは 1 つのエンドポイントからアクセスできます。アベイラビリティーゾーン全体で障害が発生しても、2 つ目のアベイラビリティーゾーンの残りのコンピューティングリソースは引き続きワークロードの処理に使用できます。Amazon Redshift は、マルチ AZ データウェアハウスを実行する場合、RA3 に対して同じ時間単位のコンピューティング料金を請求します。すべてのアベイラビリティーゾーンおよび AWS リージョン で共有されるため、ストレージコストは変わりません。

現在、Amazon Redshift はゼロ目標復旧時点 (RPO) をサポートしています。これにより、障害発生時にデータを現在かつ最新の状態に保つことができます。マルチ AZ 配置により、Amazon Redshift は既存の復旧機能をさらに強化し、目標復旧時間 (RTO) を短縮します。これが可能なのは、マルチ AZ 配置では障害や災害からより迅速に復旧できるため、Amazon Redshift サービスレベルアグリーメント (SLA) が、シングル AZ データウェアハウスの場合の 99.9% と比較して 99.99% に引き上げられるためです。