メニュー
Amazon Redshift
クラスター管理ガイド (API バージョン 2012年12月1日)

Amazon Redshift のパフォーマンスデータ

Amazon Redshift の Amazon CloudWatch メトリクスでは、クラスターのヘルスとパフォーマンスに関する情報を取得し、ノードレベルで情報を表示できます。これらのメトリクスを使用するときは、各メトリクスには 1 つ以上のディメンションが関連付けられていることに注意してください。これらのディメンションにより、メトリクスが適用される対象、つまりメトリクスの範囲がわかります。Amazon Redshift には次の 2 つのディメンションがあります。

  • NodeID ディメンションを持つメトリクスは、クラスターのノードのパフォーマンスデータを提供するメトリクスです。このメトリクスのセットには、リーダーノードおよびコンピューティングノードが含まれます。これらのメトリクスの例には、CPUUtilizationReadIOPSWriteIOPS があります。

  • ClusterIdentifier ディメンションのみを持つメトリクスは、クラスターのパフォーマンスデータを提供するメトリクスです。これらのメトリクスの例には、HealthStatusMaintenanceMode があります。

    注記

    一部のメトリクスでは、クラスター固有のメトリクスはノード動作の集計を表します。このような場合は、メトリクス値の解釈には注意が必要です。これは、リーダーノードの動作はコンピューティングノードとともに集計されるためです。

CloudWatch メトリクスおよびディメンションの全般情報については、Amazon CloudWatch ユーザーガイドの「Amazon CloudWatch の概要」を参照してください。

Amazon Redshift の CloudWatch メトリクスの詳細については、以下のセクションを参照してください。

Amazon Redshift メトリクス

AWS/Redshift 名前空間には、次のメトリクスが含まれます。

メトリクス 説明
CPUUtilization

CPU 使用率。このメトリクスは、クラスターに対するすべてのノード (リーダーおよびコンピューティング) の CPU 使用率の値の集計を表します。

単位: パーセント

ディメンション: NodeID, ClusterIdentifier

DatabaseConnections

クラスターへのデータベース接続の数。

単位: Count

ディメンション: ClusterIdentifier

HealthStatus

クラスターの状態を示します。クラスターは毎分データベースに接続し、簡単なクエリを実行します。この操作を正しく実行できる場合、クラスターは正常な状態であると見なされます。それ以外の場合、クラスターは正常な状態ではありません。正常でない状態が発生する可能性があるのは、クラスターデータベースに極端に高い負荷がかかっているか、クラスター上のデータベースに設定の問題がある場合です。

注記

Amazon CloudWatch では、このメトリクスは 1 または 0 と報告されますが、Amazon Redshift コンソールでは、このメトリックはわかりやすくするために HEALTHY または UNHEALTHY という単語で表示されます。このメトリクスが Amazon Redshift コンソールで表示される場合、サンプリング平均は無視され、HEALTHY または UNHEALTHY のみが表示されます。Amazon CloudWatch では、サンプリングの問題により、1 または 0 以外の値が発生する場合があります。HealthStatus に対して 1 未満の値は 0 (UNHEALTHY) と報告されます。

単位: 1/0 (Amazon Redshift コンソールでは HEALTHY/UNHEALTHY)

ディメンション: ClusterIdentifier

MaintenanceMode

クラスターがメンテナンスモードかどうかを示します。

注記

Amazon CloudWatch では、このメトリクスは 1 または 0 と報告されますが、Amazon Redshift コンソールでは、このメトリックはわかりやすくするために ON または OFF という単語で表示されます。このメトリクスが Amazon Redshift コンソールで表示される場合、サンプリング平均は無視され、ON または OFF のみが表示されます。Amazon CloudWatch では、サンプリングの問題により、1 または 0 以外の値が発生する場合があります。MaintenanceMode に対して 0 より大きい値は 1 (ON) と報告されます。

単位: 1/0 (Amazon Redshift コンソールでは ON/OFF)。

ディメンション: ClusterIdentifier

NetworkReceiveThroughput

ノードまたはクラスターがデータを受け取るレート。

単位: バイト/秒 (Amazon Redshift コンソールでは MB/秒)

ディメンション: NodeID, ClusterIdentifier

NetworkTransmitThroughput

ノードまたはクラスターがデータを書き込むレート。

単位: バイト/秒 (Amazon Redshift コンソールでは MB/秒)

ディメンション: NodeID, ClusterIdentifier

PercentageDiskSpaceUsed

使用中のディスク容量の割合。

単位: パーセント

ディメンション: NodeID, ClusterIdentifier

QueriesCompletedPerSecond

このメトリクスはクエリスループットの決定に使用されます。このメトリクスは、5 分間隔でレポートされる、1 秒あたりの平均クエリ完了数です。

単位: 回/秒

ディメンション: レイテンシー

QueryDuration

クエリを完了するまでの平均時間。5 分間隔で報告されます。

単位: マイクロ秒

ディメンション: レイテンシー

QueryRuntimeBreakdown

過去 5 分間にすべての実行中のクエリが実行のさまざまな段階で費やした時間。

単位: ミリ秒

ディメンション: ステージ

ReadIOPS

1 秒あたりのディスク読み取り操作の平均回数。

単位: 回/秒

ディメンション: NodeID

ReadLatency

ディスク読み取り I/O 操作にかかる平均時間。

単位: Seconds

ディメンション: NodeID

ReadThroughput

1 秒あたりのディスクからの平均読み取りバイト数。

単位: バイト (Amazon Redshift コンソールでは GB/秒)

ディメンション: NodeID

WLMQueriesCompletedPerSecond

このメトリクスはワークロード管理キューのクエリスループットの決定に使用されます。このメトリクスは、5 分間隔でレポートされる、ワークロード管理 (WLM) キューの 1 秒あたりの平均クエリ完了数です。

単位: 回/秒

ディメンション: wlmid

WLMQueryDuration

ワークロード管理 (WLM) キューのクエリを完了するまでの平均時間。5 分間隔で報告されます。

単位: マイクロ秒

ディメンション: wlmid

WLMQueueLength

ワークロード管理 (WLM) キュー内のクエリ数。

単位: Count

ディメンション: service class

WriteIOPS

1 秒あたりのディスク書き込み 操作の平均回数。

単位: 回/秒

ディメンション: NodeID

WriteLatency

ディスク書き込み I/O 操作にかかる平均時間。

単位: Seconds

ディメンション: NodeID

WriteThroughput

1 秒あたりのディスクへの平均書き込みバイト数。

単位: バイト (Amazon Redshift コンソールでは GB/秒)

ディメンション: NodeID

Amazon Redshift のデータは、次の表にあるいずれかのディメンションでフィルタリングできます。

ディメンション 説明
latency

値は short、medium、long です。

short は 10 秒未満、medium は 10 秒~10 分、long は 10 分を超える期間です。

NodeID

フィルタにより、クラスターのノードに固有のデータが要求されました。NodeID は、"Leader"、"Shared"、または "Compute-N" のいずれかになります。ここで、N はクラスターのノード数を表す 0、1、... です。"Shared" は、クラスターには 1 つのノードのみがあることを意味します。つまり、リーダーノードとコンピューティングノードが組み合わされています。

CPUUtilizationNetworkTransmitThroughput、および ReadIOPS のメトリクスは、リーダーノードおよびコンピューティングノードに対してのみレポートされます。NodeId ディメンションを使用するその他のメトリクスは、コンピューティングノードに対してのみレポートされます。

ClusterIdentifier

フィルタにより、クラスターに固有のデータが要求されました。クラスターに固有のメトリクスには、HealthStatusMaintenanceModeDatabaseConnections があります。ノードのメトリクスでもある、このディメンションの全般的なメトリクス (ReadIOPS など) は、ノードメトリクスデータの集計を表します。これらのメトリクスは、リーダーノードおよびコンピューティングノードの動作を集計するため、その解釈には注意が必要です。

service class

WLM サービスクラスの識別子。

Stage

クエリの実行ステージ。指定できる値は以下のとおりです。

  • QueryPlanning: SQL ステートメントの解析と最適化にかかった時間。

  • QueryWaiting: wlm キューの待機にかかった時間。

  • QueryExecutingRead: 読み込みクエリの実行にかかった時間。

  • QueryExecutingInsert: 挿入クエリの実行にかかった時間。

  • QueryExecutingDelete: 削除クエリの実行にかかった時間。

  • QueryExecutingUpdate: 更新クエリの実行にかかった時間。

  • QueryExecutingCtas: テーブル作成クエリの実行にかかった時間。

  • QueryExecutingUnload: アップロードクエリの実行にかかった時間。

  • QueryExecutingCopy: コピークエリの実行にかかった時間。

  • QueryCommit: コミットにかかった時間。

wmlid

ワークロード管理キューの ID。

Amazon Redshift のクエリ/ロードパフォーマンスデータ

Amazon CloudWatch メトリクスに加えて、Amazon Redshift はクエリ/ロードパフォーマンスデータを提供します。クエリ/ロードパフォーマンスデータを使用すると、データベースのパフォーマンスとクラスターメトリクス間の関係を理解するのに役立ちます。例えば、クラスターの CPU 使用率が急上昇したことに気付いた場合、クラスターの CPU グラフでその上昇を見つけ、そのときに実行されていたクエリを表示できます。逆に、特定のクエリについて確認している場合、メトリクスデータ (CPU など) がコンテキストに表示されるので、クラスターメトリクスに対するクエリの影響について理解できます。

クエリ/ロードパフォーマンスデータは Amazon CloudWatch メトリクスとして公開されず、Amazon Redshift コンソールのみで表示できます。クエリ/ロードパフォーマンスデータはデータベースのシステムテーブルへのクエリから生成されます (Amazon Redshift 開発者ガイド の「システムテーブルのリファレンス」を参照してください)。ユーザー独自のカスタムデータベースパフォーマンスクエリを生成することもできますが、コンソールに表示されているクエリ/ロードパフォーマンスデータで開始することをお勧めします。データベースパフォーマンスの測定とモニタリングを自分で行う場合、詳細については Amazon Redshift 開発者ガイドの「パフォーマンスの管理」を参照してください。

次の表に、Amazon Redshift コンソールでアクセスできるクエリ/ロードデータのさまざまな側面を示します。

クエリ/ロードデータ 説明
クエリの概要

指定された期間のクエリのリストです。このリストは、クエリ ID、クエリ実行時間、ステータスなどの値に基づいて並べ替えることができます。このデータは、クラスター詳細ページの [Queries] タブからアクセスします。

クエリの詳細

次のものを含む、特定のクエリの詳細を提供します。

  • クエリ ID、タイプ、クエリが実行されたクラスター、実行時間などのクエリのプロパティ。

  • クエリのステータス、エラー数などの詳細。

  • 実行された SQL ステートメント。

  • 利用可能な場合は説明プラン。

  • クエリ実行中のクラスターのパフォーマンスデータ (「Amazon Redshift のパフォーマンスデータ」を参照)。

ロードの概要

指定された期間のすべてのロードをリストします。このリストは、クエリ ID、クエリ実行時間、ステータスなどの値に基づいて並べ替えることができます。このデータは、クラスター詳細ページの [Loads] タブでアクセスします。このデータは、クラスター詳細ページの [Queries] タブからアクセスします。

ロードの詳細

次のものを含む、特定のロード操作の詳細を提供します。

  • クエリ ID、タイプ、クエリが実行されたクラスター、実行時間などのロードのプロパティ。

  • ロードのステータス、エラー数などの詳細。

  • 実行された SQL ステートメント。

  • ロードされたファイルのリスト。

  • ロード操作中のクラスターのパフォーマンスデータ (「Amazon Redshift のパフォーマンスデータ」を参照)。