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AWS Lake Formation を介したデータのクエリ - Amazon Redshift

AWS Lake Formation を介したデータのクエリ

AWS Lake Formation を使用すると、データレイクの一元管理と保護、データアクセスの提供が容易になります。AWS IAM アイデンティティセンターと Redshift を介して Lake Formation へのアイデンティティプロパゲーションを設定すると、管理者は組織の ID プロバイダー (IdP) グループに基づいて、Amazon S3 データレイクへのきめ細かいアクセスを許可できるようになります。このようなグループは AWS IAM アイデンティティセンターを通じて管理されます。このセクションでは、データレイクからのクエリとデータ共有からのクエリといういくつかのユースケースを設定する方法を示します。このようなユースケースでは、AWS IAM アイデンティティセンターと Redshift を活用して Lake Formation が管理するリソースに接続する方法が示されます。

データレイクのクエリのための AWS IAM アイデンティティセンターと Redshift 接続の使用

Redshift に接続された AWS IAM アイデンティティセンターを使用して、Lake Formation が管理するデータレイクにクエリを実行するユースケースを次の手順で説明します。

前提条件

この手順には、次のとおりの前提条件のステップがあります。

  1. AWS IAM アイデンティティセンターを、Redshift による認証とアイデンティティ管理をサポートするように設定する必要があります。コンソールから AWS IAM アイデンティティセンターを有効にして、ID プロバイダー (IdP) ソースを選択できます。その後、IdP ユーザーのセットを AWS IAM アイデンティティセンターと同期します。また、このドキュメントで前述した手順に従って、AWS IAM アイデンティティセンターと Redshift 間の接続を設定する必要があります。

  2. 新しい Amazon Redshift クラスターを作成して、設定ステップで AWS IAM アイデンティティセンターを介したアイデンティティ管理を有効にします。

  3. Lake Formation 向けのマネージド AWS IAM アイデンティティセンターアプリケーションを作成して設定します。その後、AWS IAM アイデンティティセンターと Redshift 間の接続をセットアップします。手順は次のとおりです。

    1. AWS CLI で modify-redshift-idc-application コマンドを使用して、Lake Formation サービスと Redshift の AWS IAM アイデンティティセンターマネージドアプリケーションとの統合を有効にします。この呼び出しは、Lake Formation への認可を有効にする設定文字列値に設定された service-integrations パラメータを含みます。

    2. create-lake-formation-identity-center-configuration コマンドを使用して Lake Formation を設定します。これにより、Lake Formation 向けの AWS IAM アイデンティティセンターアプリケーションが作成され、AWS IAM アイデンティティセンターポータルに表示されます。管理者は ––cli-input-json 引数を設定する必要があります。引数の値は、すべての AWS CLI API コールの標準形式を使用する JSON ファイルへのパスです。次の値を含める必要があります。

      • CatalogId – Lake Formation カタログ ID

      • InstanceArn – AWS IAM アイデンティティセンターインスタンスの ARN 値

管理者が前提条件の設定を完了すると、データベース管理者はデータレイクをクエリするための外部スキーマを作成できます。

  1. 管理者が外部スキーマを作成する – Redshift データベース管理者は、次の SQL ステートメントを使用してデータベースに接続し、外部スキーマを作成します。

    CREATE EXTERNAL SCHEMA if not exists my_external_schema from DATA CATALOG database 'my_lf_integrated_db' catalog_id '12345678901234';

    この場合、アクセスは AWS IAM アイデンティティセンターを介して管理されるため、IAM ロールを指定する必要はないことに注意します。

  2. 管理者がアクセス許可を付与する – 管理者は AWS IAM アイデンティティセンターグループに使用権限を付与します。これにより、Redshift リソースへのアクセス許可が付与されます。これには、次のような SQL ステートメントを実行します。

    GRANT USAGE ON SCHEMA "my_external_schema" to "MYCO:sales";

    その後、管理者は AWS CLI を使用して、組織の要件に基づいてオブジェクトに対する Lake Formation のアクセス許可を付与します。

    aws lakeformation grant-permissions ...
  3. ユーザーがクエリを実行する – この説明の例では、この時点で営業グループに属する AWS IAM アイデンティティセンターユーザーは、クエリエディタ v2 を使用して Redshift データベースにログインできます。その後、次のサンプルのように、外部スキーマのテーブルにアクセスするクエリを実行できます。

    SELECT * from my_external_schema.table1;

AWS IAM アイデンティティセンターと Redshift 接続を使用したデータ共有への接続

AWS IAM アイデンティティセンターを介してアクセスが管理されている場合、別の Redshift データウェアハウスからデータ共有にアクセスできます。これを行うには、クエリを実行して外部データベースを設定します。この手順を完了する前に、上記の手順の説明のとおり、Redshift と AWS IAM アイデンティティセンター間の接続を設定し、AWS Lake Formation アプリケーションを作成していることが前提となります。

  1. 外部データベースの作成 — 管理者はデータ共有のための外部データベースを作成し、ARN を通じて参照します。次のサンプルは、この方法を説明しています。

    CREATE DATABASE "redshift_external_db" FROM ARN 'arn:aws:glue:us-east-1:123456789012:database/redshift_external_db-iad' WITH NO DATA CATALOG SCHEMA;

    アイデンティティ管理のために AWS IAM アイデンティティセンターと Redshift を使用するこのようなユースケースでは、IAM ロールは含まれていません。

  2. 管理者がアクセス許可を設定する – データベースを作成した後、管理者が AWS IAM アイデンティティセンターグループに使用権限を付与します。これにより、Redshift リソースに対するアクセス許可が付与されます。

    GRANT USAGE ON DATABASE "my_external_db" to "MYCO:sales";

    管理者は、AWS CLI を使用して、オブジェクトに対する Lake Formation のアクセス許可も付与します。

    aws lakeformation grant-permissions ...
  3. ユーザーがクエリを実行する – 営業グループのユーザーは、割り当てられたアクセス許可に基づいてデータベース内のテーブルに対してクエリを実行できます。

    select * from redshift_external_db.public.employees;

データレイクに対するアクセス許可の付与とデータ共有アクセス許可の付与の詳細については、「ユーザーとグループへのアクセス許可の付与」を参照してください。スキーマまたはデータベースへの使用権限の詳細については、「GRANT」を参照してください。

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