クラスターの名前変更 - Amazon Redshift

クラスターの名前変更

クラスターに別の名前を使用する必要がある場合は、クラスターの名前を変更できます。クラスターのエンドポイントには、クラスター名 (クラスター識別子とも呼ばれる) が含まれているため、名前の変更が完了した後、新しい名前を使用するようにエンドポイントを変更します。たとえば、examplecluster という名前のクラスターを、newcluster という名前に変更した場合は、newcluster 識別子を使用するようにエンドポイントを変更します。このクラスターに接続するアプリケーションは、新しいエンドポイントで更新する必要があります。

アプリケーションのエンドポイントを変更せずにアプリケーションの接続先のクラスターを変更する場合は、クラスターの名前を変更できます。この場合は、最初に元のクラスターの名前を変更してから、新しい接続先のクラスターを元のクラスターの名前に変更する必要があります。クラスター識別子はアカウントとリージョン内で一意にする必要があり、元のクラスターと変更後のクラスターを同じ名前にできないため、この操作が必要になります。スナップショットからクラスターを復元するときに、依存アプリケーションの接続プロパティを変更したくない場合も、この操作を行います。

注記

元のクラスターを削除する場合は、不要なクラスターのスナップショットを削除してください。

クラスターの名前を変更すると、クラスターの状態は、このプロセスが終了するまで renaming に変わります。クラスターに使用していた古い DNS 名は直ちに削除されますが、キャッシュには数分間残っています。名前を変更したクラスターの新しい DNS 名は、10 分以内で有効になります。名前を変更したクラスターは、新しい名前が有効になるまで使用できません。クラスターが再起動され、クラスターへの既存の接続は削除されます。これが完了すると、新しい名前を使用するようにエンドポイントが変更されます。そのため、名前の変更を開始する前にクエリの実行を停止し、名前の変更後に再起動する必要があります。

クラスターのスナップショットは保持され、クラスターに関連付けられたすべてのスナップショットは、クラスターの名前を変更した後も関連付けを維持します。たとえば、本番稼働用データベースにサービスを提供するクラスターがあり、そのクラスターに複数のスナップショットがあるとします。クラスターの名前を変更し、スナップショットのある本番稼働用環境に置き換えると、名前を変更したクラスターに既存のスナップショットが関連付けられます。

Amazon CloudWatch アラームおよび Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) イベント通知は、クラスター名に関連付けられます。クラスターの名前を変更した場合は、これらも更新する必要があります。CloudWatch アラームは CloudWatch コンソールで更新できます。また、[Events (イベント)] ペインの Amazon Redshift コンソールで Amazon SNS イベント通知を更新できます。クラスターのロードおよびクエリデータには、名前変更前と名前変更後のデータが引き続き表示されます。ただし、パフォーマンスデータは、名前変更プロセスの完了後にリセットされます。

詳細については、「クラスターの変更」を参照してください。