AWS SDK for JavaScript v2 の近日発表 end-of-support しました。AWS SDK for JavaScript v3 に移行することをお勧めします。日付、その他の詳細、移行方法については、リンク先の発表内容を参照してください。

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Amazon SES での E メール受信に IP アドレスフィルターを使用する

この Node.js コード例は以下を示しています。

Amazon SES では、フィルターは名前、IP アドレス範囲、およびそこからのメールを許可するかブロックするかどうかで構成されるデータ構造です。ブロックまたは許可する IP アドレスは、1 つの IP アドレスまたは IP アドレスの範囲としてクラスレスドメイン間ルーティング (CIDR) 表記で指定されます。Amazon SES の E メール受信方法の詳細については、Amazon Simple Email Service デベロッパーガイドの Amazon SES による E メール受信の概念を参照してください。

シナリオ

この例では、一連の Node.js モジュールを使用してさまざまな方法で E メールを送信します。Node.js モジュールは SDK for JavaScript を使用し、AWS.SES クライアントクラスの次のメソッドを使用して E メールテンプレートを作成して使用します。

前提条件タスク

この例をセットアップして実行するには、まず次のタスクを完了する必要があります。

SDK の設定

グローバル設定オブジェクトを作成してからコードのリージョンを設定することで、SDK for JavaScript を設定します。この例では、リージョンは us-west-2 に設定されています。

// Load the SDK for JavaScript
var AWS = require('aws-sdk');
// Set the Region 
AWS.config.update({region: 'us-west-2'});

IP アドレスフィルターの作成

この例では、Node.js モジュールを使用して Amazon SES で E メールを送信します。ses_createreceiptfilter.js というファイル名で Node.js モジュールを作成します。前に示したように SDK を設定します。

IP フィルターを定義するパラメータ値 (フィルター名、フィルタリングする IP アドレスまたはアドレス範囲、およびフィルター処理されたアドレスからの E メールトラフィックを許可するかブロックするかなど) を渡すオブジェクトを作成します。createReceiptFilter メソッドを呼び出すには、Amazon SES サービスオブジェクトを呼び出すための promise を作成し、パラメータを渡します。その後、promise コールバックの response を処理します。

// Load the AWS SDK for Node.js
var AWS = require("aws-sdk");
// Set the region
AWS.config.update({ region: "REGION" });

// Create createReceiptFilter params
var params = {
  Filter: {
    IpFilter: {
      Cidr: "IP_ADDRESS_OR_RANGE",
      Policy: "Allow" | "Block",
    },
    Name: "NAME",
  },
};

// Create the promise and SES service object
var sendPromise = new AWS.SES({ apiVersion: "2010-12-01" })
  .createReceiptFilter(params)
  .promise();

// Handle promise's fulfilled/rejected states
sendPromise
  .then(function (data) {
    console.log(data);
  })
  .catch(function (err) {
    console.error(err, err.stack);
  });

この例を実行するには、コマンドラインに次のように入力します。フィルターは Amazon SES で作成されます。

node ses_createreceiptfilter.js

このサンプルコードは、このGitHubにあります。

IP アドレスフィルターの一覧表示

この例では、Node.js モジュールを使用して Amazon SES で E メールを送信します。ses_listreceiptfilters.js というファイル名で Node.js モジュールを作成します。前に示したように SDK を設定します。

空のパラメータオブジェクトを作成します。listReceiptFilters メソッドを呼び出すには、Amazon SES サービスオブジェクトを呼び出すための promise を作成し、パラメータを渡します。その後、promise コールバックの response を処理します。

// Load the AWS SDK for Node.js
var AWS = require("aws-sdk");
// Set the region
AWS.config.update({ region: "REGION" });

// Create the promise and SES service object
var sendPromise = new AWS.SES({ apiVersion: "2010-12-01" })
  .listReceiptFilters({})
  .promise();

// Handle promise's fulfilled/rejected states
sendPromise
  .then(function (data) {
    console.log(data.Filters);
  })
  .catch(function (err) {
    console.error(err, err.stack);
  });

この例を実行するには、コマンドラインに次のように入力します。Amazon SES はフィルターリストを返します。

node ses_listreceiptfilters.js

このサンプルコードは、このGitHubにあります。

IP アドレスフィルターの削除

この例では、Node.js モジュールを使用して Amazon SES で E メールを送信します。ses_deletereceiptfilter.js というファイル名で Node.js モジュールを作成します。前に示したように SDK を設定します。

削除する IP フィルターの名前を渡すオブジェクトを作成します。deleteReceiptFilter メソッドを呼び出すには、Amazon SES サービスオブジェクトを呼び出すための promise を作成し、パラメータを渡します。その後、promise コールバックの response を処理します。

// Load the AWS SDK for Node.js
var AWS = require("aws-sdk");
// Set the region
AWS.config.update({ region: "REGION" });

// Create the promise and SES service object
var sendPromise = new AWS.SES({ apiVersion: "2010-12-01" })
  .deleteReceiptFilter({ FilterName: "NAME" })
  .promise();

// Handle promise's fulfilled/rejected states
sendPromise
  .then(function (data) {
    console.log("IP Filter deleted");
  })
  .catch(function (err) {
    console.error(err, err.stack);
  });

この例を実行するには、コマンドラインに次のように入力します。フィルターが Amazon SES から削除されます。

node ses_deletereceiptfilter.js

このサンプルコードは、このGitHubにあります。