FIFO トピックのメッセージ配信

Amazon SNS FIFO (先入れ先出し) トピックは、Amazon SQS 標準キューと FIFO キューの両方への配信をサポートしており、ほぼリアルタイムのデータ整合性を必要とする分散アプリケーションを統合する際に柔軟性と制御をお客様に提供します。

厳密なメッセージ順序付けや重複排除を維持する必要があるワークロードの場合、Amazon SNS FIFO トピックと、配信エンドポイントとしてサブスクライブされている Amazon SQS FIFO キューを組み合わせると、オペレーションやイベントの順序が重要であるときや重複が許容されないときにアプリケーション間のメッセージングを強化できます。

ベストエフォート型の順序付けと少なくとも 1 回の配信を許容するワークロードでは、Amazon SQS 標準キューを Amazon SNS FIFO トピックにサブスクライブすると、FIFO を利用しないワークロード間でキューを共有できるだけでなく、コストを削減できます。

注記

Amazon SNS FIFO トピックから AWS Lambda 関数へメッセージをファンアウトするには、余分なステップが必要となります。まず、Amazon SQS FIFO キューまたは標準キューをトピックにサブスクライブします。次に、関数をトリガーするようにキューを設定します。詳細については、『AWS コンピューティングブログ』の「イベントソースとしての SQS FIFO」を参照してください。

SNS FIFO トピックでは、E メールアドレス、モバイルアプリケーション、テキストメッセージング (SMS) の電話番号、HTTP (S) エンドポイントなど、顧客マネージドエンドポイントにメッセージを配信することはできません。これらのエンドポイントタイプは、厳密なメッセージの順序を維持することは保証されません。顧客マネージドエンドポイントを SNS FIFO トピックにサブスクライブしようとすると、エラーが発生します。

SNS FIFO トピックは、標準トピックと同じメッセージフィルター処理機能をサポートします。詳細については、「FIFO トピックのメッセージフィルター処理」および『AWS コンピューティングブログ』の「Amazon SNS メッセージフィルター処理による Pub/Sub メッセージングの簡素化」の投稿を参照してください。