Amazon Virtual Private Cloud
VPC ピアリング接続

VPC ピア機能のシナリオ

いくつかの理由で、お客様の VPC の間に、またはお客様の所有する VPC と別の AWS アカウントの VPC との間に VPC ピア接続を設定することが必要になる場合があります。以下のシナリオは、どの設定がネットワーク要件に最適か判断するのに役立ちます。

複数の VPC をピアリング接続してリソースにフルアクセスする

このシナリオでは、ピアリング接続してすべての VPC 間でリソースを完全に共有できるようにしたい VPC が複数あります。次に例をいくつか示します。

  • 会社で財務部門用の VPC と、会計部門用の別の VPC を利用しています。財務部門は会計部門にあるすべてのリソースにアクセスする必要があり、会計部門は財務部門にあるすべてのリソースにアクセスする必要があります。

  • 会社に IT 部門が複数あり、それぞれが独自の VPC を所有しています。同じ AWS アカウントに配置されている VPC もあれば、異なる AWS アカウントに配置されている VPC もあります。すべての VPC をピアリング接続して、各 IT 部門が互いのリソースにフルアクセスできるようにする必要があります。

このシナリオ用に VPC ピア接続とルートテーブルを設定する方法の詳細については、以下のドキュメントを参照してください。

Amazon VPC コンソールで VPC ピアリング接続を作成して作業する方法の詳細については、「VPC ピア接続の操作」を参照してください。

1 つの VPC にピアリング接続して一元管理されているリソースにアクセスする

このシナリオでは、他の VPC と共有するリソースを持つ中央 VPC が存在しています。中央 VPC はピア VPC に対するフルアクセスまたは部分アクセスを必要とし、同様に、ピア VPC は中央 VPC に対するフルアクセスまたは部分アクセスを必要とします。次に例をいくつか示します。

  • 会社の IT 部門がファイル共有用の VPC を保持しています。その中央 VPC に他の VPC をピアリング接続する必要がありますが、他の VPC が相互にトラフィックを送信する必要はありません。

  • 会社の VPC を顧客と共有しています。顧客はそれぞれ会社の VPC との VPC ピアリング接続を作成できますが、ピアリング接続されている他の VPC にトラフィックをルーティングすることはできず、他の顧客のルートも認識しません。

  • 中央 VPC を Active Directory サービスで使用しています。ピア VPC の特定のインスタンスが Active Directory サーバーにリクエストを送信し、中央 VPC に対するフルアクセスを必要としています。中央 VPC はピア VPC に対するフルアクセスを必要としません。特定のインスタンスにレスポンストラフィックをルーティングする必要があるだけです。

このシナリオの VPC ピアリング接続設定とルートテーブルのセットアップ方法の詳細については、次のトピックを参照してください。

Amazon VPC コンソールで VPC ピアリング接続を作成して作業する方法の詳細については、「VPC ピア接続の操作」を参照してください。

ClassicLink 経由でローカルの VPC にリンクされた 1 つ以上の EC2-Classic インスタンスがピア VPC のインスタンスと通信できるように、VPC ピアリング接続を変更できます。同様に、ローカルの VPC のインスタンスがピア VPC のリンクされた EC2-Classic インスタンスと通信できるように、VPC ピアリング接続を変更できます。

このシナリオの VPC ピアリング接続設定とルートテーブルのセットアップ方法の詳細については、「ClassicLink を使用した設定」を参照してください。