カスタマーマネージドプレフィックスリスト
カスタマーマネージドプレフィックスリストを使用することで、プレフィックスと呼ばれる、独自の IP アドレス範囲のセットをAWS 内で定義し維持することができます。こうした IP アドレスをさまざまなリソースにハードコーディングするのではなく、一元化されたプレフィックスリストを作成して必要に応じて参照することができます。それにより、IP アドレスの管理を簡素化できるだけでなく、AWS ランドスケープ全体で一貫性を維持し再利用を促すことができます。
カスタマーマネージドプレフィックスリストの特筆すべき特徴の 1 つが他の AWS アカウントと共有できる点です。プレフィックスリストへのアクセスを許可することで、ユーザーが定義した IP アドレス範囲を、他のチームや組織にそれらのリソース内で使用を許可することができます。この協働的なアプローチによって、IP アドレスの管理が共有化され同期された、より一体感のある効率的なクラウド体験を促せます。
以下のセクションでは、IP アドレス範囲の作成、管理、共有に関する詳細な手順を含め、カスタマーマネージドプレフィックスリストを使用する際の実際的側面の数々を詳しく解説していきます。