COST03-BP06 ワークロードメトリクスに基づいてコストを配分する - コスト最適化の柱

COST03-BP06 ワークロードメトリクスに基づいてコストを配分する

使用量メトリクスや業績に基づいてワークロードのコストを配分し、ワークロードのコスト効率を測定します。インサイトとチャージバック機能が利用できる分析サービスにより、コストと使用状況データを分析するプロセスを実装します。

このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:

実装のガイダンス

コスト最適化によって、最低価格でビジネス成果が提供されます。これは、ワークロードメトリクス (ワークロードの効率で測定) ごとにワークロードのコストを配分することによってのみ達成できます。定義されたワークロードメトリクスを、ログファイルまたは他のアプリケーションのモニタリングを使用してモニタリングします。このデータをワークロードのコストと組み合わせます。ワークロードのコストは、特定のタグ値またはアカウント ID でコストを確認することで取得できます。この分析は時間単位で実行することをお勧めします。リクエストレートが変化する静的なコストコンポーネント (恒久的に実行されるバックエンドデータベースなど) がある場合、通常、効率性は変化します (例えば、使用量のピークは午前 9 時から午後 5 時で、夜間のリクエストはほとんどありません)。静的コストと変動コストの関係を理解しておくと、最適化のアクティビティに集中する一助となります。

共有リソースのワークロードメトリクスの作成は、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) および Amazon API Gateway のコンテナ化されたアプリケーションなどのリソースに比べて難しい場合があります。ただし、使用量を分類してコストを追跡する方法はあります。Amazon ECS および AWS Batch の共有リソースを追跡する必要がある場合は、AWS Cost Explorer で分割コスト配分データを有効にできます。分割コスト配分データを使用すると、コンテナ化されたアプリケーションのコストと使用状況を把握して最適化し、共有コンピューティングリソースとメモリリソースの消費状況に基づいてアプリケーションコストを個々のエンティティに配分できます。共有 API Gateway および AWS Lambda 機能がある場合は、 AWS Application Cost Profiler を使用し、以下に基づいて消費量を分類できます。 テナント IDカスタマー ID

実装手順

  • ワークロードメトリクスにコストを割り当てる: 定義されたメトリクスと設定されたタグを使用して、ワークロードの出力とワークロードのコストを組み合わせたメトリクスを作成します。Amazon Athena や Amazon QuickSight などの分析サービスを使用して、ワークロード全体や任意のコンポーネントに対する効率性ダッシュボードを作成します。

リソース

関連するドキュメント:

関連サンプル: