経費支出と使用量の認識 - AWS Well-Architected フレームワーク

経費支出と使用量の認識

COST 2 使用状況はどのように管理すればよいですか?

発生コストを適正な範囲内に抑えつつ、目的を確実に達成するためのポリシーとメカニズムを設定します。チェックアンドバランスのアプローチを採用することで、無駄なコストを費やすことなくイノベーションが可能です。

ベストプラクティス:

  • 組織の要件に基づいてポリシーを策定する: 組織のリソースの管理方法を定義するポリシーを策定します。ポリシーでは、リソースのライフサイクル全体にわたる作成、変更、削除を含む、リソースとワークロードのコスト面をカバーする必要があります。

  • 目標およびターゲットを策定する: ワークロードのコストと使用量についての目標を策定します。目標はコストと使用状況について組織に方向性を提供し、ターゲットはワークロードについての測定可能な結果を提供します。

  • アカウント構造を実装する: 組織にマッピングされるアカウントの構造を実装します。これは組織全体でのコストの割り当てと管理に役立ちます。

  • グループとロールを実装する: ポリシーに沿ったグループとロールを実装し、各グループのインスタンスおよびリソースを作成、変更、削除できるユーザーを管理します。たとえば、開発、テスト、本番グループを実装します。これは、AWS のサービスやサードパーティーのソリューションに適用されます。

  • コストコントロールを実装する: 組織のポリシーと定義済みのグループおよびロールに基づいてコントロールを実装します。これにより、組織の要件で定義されているとおりにコストが発生することが保証されます。例えば、IAM ポリシーでリージョンまたはリソースタイプへのアクセスをコントロールできます。

  • プロジェクトのライフサイクルを追跡する: プロジェクト、チーム、環境のライフサイクルを追跡、計測、監査して、不要なリソースの使用やそれに伴う支払いを回避できます。

COST 3 使用状況とコストはどのようにモニタリングすればよいですか?

コストをモニタリングし、適切に配分するためのポリシー手順を定めます。これにより、ワークロードのコスト効率を測定し、向上させることができます。

ベストプラクティス:

  • 詳細情報ソースを設定する: AWS のコストと使用状況レポートおよび Cost Explorer の時間単位の詳細を設定し、コストと使用状況の詳細情報を提供します。ワークロードが、もたらされるすべてのビジネス成果のログエントリを持つように設定します。

  • コスト属性カテゴリを特定する: 組織内でのコストの配分に使用できる組織のカテゴリを特定します。

  • 組織のメトリクスを確立する: このワークロードに必要な組織のメトリクスを確立します。ワークロードのメトリクスの例として、作成された顧客レポートや顧客に提供されるウェブページが挙げられます。

  • 請求およびコスト管理ツールを設定する: AWS Cost Explorer と AWS Budgets を組織のポリシーに沿って設定します。

  • コストと使用状況に組織情報を追加する: 組織、ワークロード属性、コスト配分カテゴリに基づいてタグ付けスキーマを定義します。すべてのリソースにタグを付けます。Cost Categories を使用して、組織の属性に従ってコストと使用状況をグループ化します。

  • ワークロードメトリクスに基づいてコストを配分する: メトリクスや業績に基づいてワークロードのコストを配分し、ワークロードのコスト効率を測定します。洞察力とチャージバック機能を備えるAmazon Athenaを使用して AWS のコストと使用状況レポートを分析するプロセスを実装します。

COST 4 不要なリソースはどのように削除すればよいですか?

プロジェクトの開始から終了まで変更管理とリソース管理を実装します。これにより、使用されていないリソースをシャットダウンまたは終了して、無駄を減らします。

ベストプラクティス:

  • ライフタイム全体にわたってリソースを追跡する: ライフタイム全体にわたって、リソースや、リソースとシステムとの関係を追跡するメソッドを定義し、実装します。タグ付けにより、リソースのワークロードまたは機能を特定できます。

  • 削除プロセスを実装する: 孤立したリソースを特定して削除するためのプロセスを実装します。

  • リソースを削除する: 定期的な監査や使用状況の変化などのイベントによってトリガーされるリソースを削除します。通常、削除は定期的に行われ、手動または自動で行われます。

  • 自動的にリソースを削除する: 重要度が低いリソース、不要なリソース、使用率が低いリソースを特定して削除する作業を適切に行えるようにワークロードを設計します。