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Amazon Elastic Compute Cloud
Linux インスタンス用ユーザーガイド

Amazon EC2 インスタンスストア

インスタンスストアは、インスタンス用のブロックレベルの一時ストレージを提供します。このストレージは、ホストコンピュータに物理的にアタッチされたディスク上にあります。インスタンスストアは、頻繁に変更される情報(バッファ、キャッシュ、スクラッチデータ、その他の一時コンテンツなど)の一時ストレージに最適です。また、インスタンスのフリート全体でレプリケートされるデータ(負荷分散されたウェブサーバープールなど)にも適しています。

インスタンスストアは、ブロックデバイスとして表示される 1 つ以上のインスタンスストアボリュームで構成されます。インスタンスストアのサイズは、インスタンスタイプによって異なります。インスタンスストアボリュームの仮想デバイスは ephemeral[0-23] です。1 つのインスタンスストアボリュームをサポートするインスタンスタイプには、ephemeral0 があります。2 つのインスタンスストアボリュームをサポートするインスタンスタイプは、ephemeral0ephemeral1 などを持ちます。インスタンスストアは特定のインスタンス専用に割り当てられますが、ディスクサブシステムは、ホストコンピュータの複数のインスタンス間で共有されます。

Amazon EC2 インスタンスストレージ

インスタンスストアの存続期間

インスタンスを起動する場合にのみ、インスタンス用にインスタンスストアボリュームを指定できます。インスタンスストア上のデータは、関連付けられたインスタンスの運用中のみ維持されます。インスタンスが再ブートされた場合、その再ブートが意図的なものでも、意図せずに行われたとしても、インスタンスストアのデータは維持されます。ただし、次の状況では、インスタンスストアのデータは失われます。

  • 基盤となるディスクドライブで障害が発生した

  • インスタンスが停止した

  • インスタンスが終了した

したがって、長期的に使用する重要なデータがある場合は、インスタンスストアに頼りすぎないようにしてください。代わりに、ある程度の冗長性(たとえば、RAID 1/5/6)を構築するか、冗長性と耐障害性をサポートするファイルシステム(たとえば、HDFS や MapR-FS)を使用することができます。さらに、Amazon S3 や Amazon EBS など、持続時間の長いデータストレージソリューションで定期的にデータをバックアップすることもできます。

1 つのインスタンスからインスタンスストアをデタッチして別のインスタンスにアタッチすることはできません。インスタンスから AMI を作成すると、そのインスタンスストアボリューム上のデータは保持されず、AMI から起動するインスタンスのインスタンスストアボリュームに存在しません。

インスタンスストアボリューム

インスタンスタイプにより、使用できるインスタンスストアのサイズ、およびインスタンスストアボリュームで使用されるハードウェアの種類が決まります。インスタンスストアボリュームは、インスタンスの 1 時間あたりのコストに含まれます。インスタンスを起動するときに使用するインスタンスストアボリュームを指定し、インスタンスを使用する前にフォーマットおよびマウントする必要があります。インスタンスの起動後に、インスタンスストアボリュームを使用できるようにすることはできません。詳細については、「EC2 インスタンスにインスタンスストアボリュームを追加する」を参照してください。

インスタンスタイプの中には、ソリッドステートドライブ(SSD)を使用して、非常に高いランダム I/O パフォーマンスを提供するものがあります。レイテンシーが非常に短いストレージが必要だが、インスタンスの削除時にデータを保持する必要がない場合、または耐障害性を備えたアーキテクチャーを使用できる場合は、このオプションを使用することをお勧めします。詳細については、「SSD インスタンスストアボリューム」を参照してください。

次の表は、各インスタンスタイプで使用できるインスタンスストアボリュームの数量、サイズ、タイプ、パフォーマンス最適化を示しています。

インスタンスタイプインスタンスストアボリュームタイプ初期化が必要*TRIM サポート**

c1.medium

1 x 350 GB

HDD 

c1.xlarge

4 x 420 GB(1,680 GB)

HDD 

c3.large

2 x 16 GB(32 GB)

SSD 

c3.xlarge

2 x 40 GB(80 GB)

SSD 

c3.2xlarge

2 x 80 GB(160 GB)

SSD 

c3.4xlarge

2 x 160 GB(320 GB)

SSD 

c3.8xlarge

2 x 320 GB(640 GB)

SSD 

cc2.8xlarge

4 x 840 GB(3,360 GB)

HDD 

cg1.4xlarge

2 x 840 GB(1,680 GB)

HDD 

cr1.8xlarge

2 x 120 GB(240 GB)

SSD 

d2.xlarge

3 x 2,000 GB(6 TB)

HDD  

d2.2xlarge

6 x 2,000 GB(12 TB)

HDD  

d2.4xlarge

12 x 2,000 GB(24 TB)

HDD  

d2.8xlarge

24 x 2,000 GB(48 TB)

HDD  
g2.2xlarge1 x 60 GBSSD 
g2.8xlarge2 x 120 GB(240 GB)SSD 

hi1.4xlarge

2 x 1,024 GB(2,048 GB)

SSD  

hs1.8xlarge

24 x 2,000 GB(48 TB)

HDD 

i2.xlarge

1 x 800 GB

SSD 

i2.2xlarge

2 x 800 GB(1,600 GB)

SSD 

i2.4xlarge

4 x 800 GB(3,200 GB)

SSD 

i2.8xlarge

8 x 800 GB(6,400 GB)

SSD 

m1.small

1 x 160 GB

HDD 

m1.medium

1 x 410 GB

HDD 

m1.large

2 x 420 GB(840 GB)

HDD 

m1.xlarge

4 x 420 GB(1,680 GB)

HDD 

m2.xlarge

1 x 420 GB

HDD 

m2.2xlarge

1 x 850 GB

HDD 

m2.4xlarge

2 x 840 GB(1,680 GB)

HDD 

m3.medium

1 x 4 GB

SSD 

m3.large

1 x 32 GB

SSD 

m3.xlarge

2 x 40 GB(80 GB)

SSD 

m3.2xlarge

2 x 80 GB(160 GB)

SSD 

r3.large

1 x 32 GB

SSD 

r3.xlarge

1 x 80 GB

SSD 

r3.2xlarge

1 x 160 GB

SSD 

r3.4xlarge

1 x 320 GB

SSD 

r3.8xlarge

2 x 320 GB(640 GB)

SSD 
x1.32xlarge2 x 1,920 GB(3,840 GB)SSD  

* 特定のインスタンスにアタッチされたボリュームは、初期化されないと初回書き込みペナルティを受けます。インスタンスストアボリュームの初期化の詳細については、「インスタンスストアボリュームのディスクパフォーマンスの最適化」を参照してください。

** TRIM コマンドをサポートする SSD ベースのインスタンスストアボリュームは、ファイルシステムを使用して事前にフォーマットされていません。ただし、インスタンスを起動してから、選択したファイルシステムでボリュームをフォーマットすることもできます。詳細については、「インスタンスストアボリュームの TRIM のサポート」を参照してください。

c1.medium および m1.small インスタンスタイプには、900 MB のインスタンスストアスワップボリュームも含まれます。これは起動時に自動的に有効にされない場合があります。詳細については、「インスタンスストアスワップボリューム」を参照してください。