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Amazon Elastic Compute Cloud
Linux インスタンス用ユーザーガイド

Amazon EC2 リソースにタグを付ける

インスタンス、イメージ、その他の Amazon EC2 リソースの管理を支援するため、各リソースにはタグという形式で独自のメタデータをオプションで割り当てることができます。 ここでは、タグとその作成方法について説明します。

タグの基本

タグを使用すると、AWS リソースを目的、所有者、環境などさまざまな方法で分類することができます。同じ型のリソースが多い場合に役立ちます — 割り当てたタグに基づいて特定のリソースをすばやく識別できます。 タグはそれぞれ、1 つのキーとオプションの 1 つの値で構成されており、どちらもお客様側が定義します。たとえば、アカウントの各インスタンスの所有者とスタックレベルを追跡しやすくするため、Amazon EC2 インスタンスに対して一連のタグを定義できます。ニーズを満たす一連のタグキーをリソースタイプごとに考案されることをお勧めします。一貫性のあるタグキーセットを使用することで、リソースの管理が容易になります。追加したタグに基づいてリソースを検索およびフィルタリングできます。

次の図は、タグの機能を示しています。図の中では、インスタンスのそれぞれに 2 つのタグを割り当てています。1 つは Owner、もう 1 つは Stack という名前です。各タグには値も関連付けられています。

 タグの例

タグには、Amazon EC2 に関連する意味はなく、完全に文字列として解釈されます。また、タグは自動的にリソースに割り当てられます。

タグの操作には、AWS マネジメントコンソール、Amazon EC2 コマンドラインインターフェイス (CLI)、AWS CLI、および Amazon EC2 API を使用できます。

タグを割り当てることができるのは、既存のリソースに限られます。リソースを作成するとき (たとえば、run-instances AWS CLI コマンドを使用するとき) にタグを割り当てることはできません。Amazon EC2 コンソールを使用する場合、一部のリソース作成画面では、リソースの作成直後に適用されるタグを指定することができます。特定のリソースについて既存のタグと同じキーを持つタグを追加した場合、古い値は新しい値によって上書きされます。タグのキーと値は編集でき、タグはリソースからいつでも削除できます。タグの値を空の文字列に設定することはできますが、null に設定することはできません。

AWS Identity and Access Management (IAM) を使用している場合は、AWS アカウント内のユーザーに対してタグを作成、編集、削除するアクセス許可を割り当てることができます。IAM の詳細については、「Amazon EC2 のリソースに対するアクセスの制御」を参照してください。

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります。

  • リソースあたりのタグの最大数 – 50

  • キーの最大長 - 127 文字 (Unicode) (UTF-8)

  • 値の最大長 - 255 文字 (Unicode) (UTF-8)

  • タグのキーと値は大文字と小文字が区別されます。

  • タグの名前または値に aws: プレフィックスは使用しないでください。このプレフィックスは AWS 用に予約されています。このプレフィックスが含まれるタグの名前または値は編集または削除できません。このプレフィックスを持つタグは、リソースあたりのタグ数の制限時には計算されません。

  • 複数のサービス間およびリソース間でタグ付けスキーマを使用する場合、他のサービスでも許可される文字に制限が適用されることがあるのでご注意ください。一般的に使用が許可される文字は、UTF-8 で表現できる文字、スペース、および数字と、+、-、=、.、_、:、/、@ などの特殊文字です。

タグのみに基づいてリソースを終了、停止、削除することはできません。リソース識別子を指定する必要があります。たとえば、DeleteMe というタグキーを使用してタグ付けしたスナップショットを削除するには、snap-1234567890abcdef0 のようなスナップショットのリソース識別子を指定して DeleteSnapshots アクションを使用する必要があります。タグによってリソースを識別するためには、DescribeTags アクションを使用して、タグとそれに関連付けられたリソースをすべてリストすることができます。リソースタイプによって、またはタグキーと値によってフィルタリングすることもできます。タグを指定したフィルタを使用して DeleteSnapshots を呼び出すことはできません。リソースをリスト表示するときのフィルタの使い方については、リソースのリスト表示とフィルタリング を参照してください。

パブリックリソースまたは共有リソースにタグを付けることはできますが、割り当てるタグはタグ付けを行った AWS アカウントだけが使用できるものであり、リソースを共有するその他のアカウントは使用できません。

すべてのリソースにタグを付けることができない場合、タグの指定には API アクションまたはコマンドラインを使用する必要があります。次の表に、すべての Amazon EC2 リソースと、適用されるタグ指定に制限がある場合はその制限を示します。タグ指定の制限がないリソースには、API アクション、CLI、およびコンソールを使用してタグを指定できます。

リソース タグ指定のサポート タグ指定の制限

AMI

はい

なし

バンドルタスク

いいえ

カスタマーゲートウェイ

はい

なし

Dedicated Host

いいえ

DHCP オプション

はい

なし

EBS ボリューム

はい

なし

インスタンスストアボリューム

いいえ

Elastic IP

いいえ

Egress-only Internet gateway

いいえ

インスタンス

はい

なし

インターネットゲートウェイ

はい

なし

キーペア

いいえ

NAT ゲートウェイ

いいえ

ネットワーク ACL

はい

なし

ネットワークインターフェイス

はい

なし

配置グループ

いいえ

リザーブドインスタンス

はい

なし

リザーブドインスタンスのリスト

いいえ

ルートテーブル

はい

なし

スポットインスタンスのリクエスト

はい

なし

セキュリティグループ - EC2-Classic

はい

なし

セキュリティグループ – VPC

はい

なし

スナップショット

はい

なし

サブネット

はい

なし

仮想プライベートゲートウェイ

はい

なし

VPC

はい

なし

VPC エンドポイント

いいえ

VPC フローログ

いいえ

VPC ピア接続

はい

なし

VPN 接続

はい

なし

AWS マネジメントコンソール を使用したタグ指定の詳細については、「コンソールでのタグの処理」を参照してください。 API またはコマンドラインを使用したタグ指定の詳細については、「CLI または API でのタグの操作」を参照してください。

請求用のリソースにタグを付ける

タグを使用して AWS 請求書を整理し、自分のコスト構造を反映することができます。そのためには、AWS アカウントにサインアップして、タグキー値が含まれた AWS アカウントの請求書を取得する必要があります。タグによるコスト配分レポートの設定の詳細については、「AWS アカウント請求について」の「月別コスト配分レポートの設定」参照してください。リソースを組み合わせたコストを確認するには、同じタグキー値を持つリソースに基づいて、請求情報を整理します。たとえば、複数のリソースに特定のアプリケーション名のタグを付け、請求情報を整理することで、複数のサービスを利用しているアプリケーションの合計コストを確認することができます。詳細については、About AWS Account BillingCost Allocation and Tagging を参照してください。

注記

レポートを有効にすると、約 24 時間以内に、今月のデータを表示できるようになります。

コンソールでのタグの処理

Amazon EC2 コンソールを使用して、同じリージョン内のすべての Amazon EC2 リソースで使用中のタグを表示できます。タグは、リソース別およびリソースタイプ別で表示し、指定したタグに関連付けられている各リソースタイプの項目数を表示することができます。また、Amazon EC2 コンソールを使用して、同時に 1 つまたは複数のリソースについてタグの適用またはタグの削除を行うことができます。

使いやすさと最適な結果を実現するために、AWS マネジメントコンソールで Tag Editor を使用してください。統一された方法で一元的にタグを作成および管理できます。詳細については、Getting Started with the AWS Management Console の「Working with Tag Editor」を参照してください。

タグを表示する

Amazon EC2 コンソールでは、2 種類の方法でタグを表示できます。個々のリソースまたはすべてのリソースについて、タグを表示できます。

個々のリソースのタグを表示するには

Amazon EC2 コンソールでリソース固有のページを選択すると、リソースリストが表示されます。たとえば、ナビゲーションペインの [Instances] を選択すると、Amazon EC2 インスタンスリストが表示されます。このようなリスト (インスタンスなど) からリソースを選択し、リソースがタグをサポートしている場合、タグを表示し、管理することができます。ほとんどのリソースページで、詳細ペインの [Tags] タブでタグを表示できます。

リソースリストには、キーが同じタグのすべての値を表示する列を追加できます。この列で、タグを使用してリソースリストの並べ替えやフィルタリングを行うことができます。新しい列をリソースリストに追加し、タグを表示するには、2 つの方法があります。

  • [Tags] タブで、[Show Column] を選択します。新しい列がコンソールに追加されます。

  • [Show/Hide Columns] (歯車型のアイコン) を選択し、[Show/Hide Columns] ダイアログボックスの [Your Tag Keys] のタグキーを選択します。

すべてのリソースのタグを表示するには

Amazon EC2 コンソールのナビゲーションペインの [Tags] を選択して、すべてのリソースのタグを表示できます。次の図は、リソースタイプごとに使用中のすべてのタグが表示された [Tags] ペインです。

 Amazon EC2 コンソールの [Tags] ペイン

個々のリソースでのタグの追加と削除

リソースのページから、個々のリソースのタグを直接管理できます。

個々のリソースにタグを追加するには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションバーから、必要に応じてリージョンを選択します。この選択は、リージョン間で共有できるのが一部の Amazon EC2 リソースのみであるため、重要です。詳細については、「リソースの場所」を参照してください。

     リージョンの選択
  3. ナビゲーションペインで、リソースタイプを選択します ([Instances] など)。

  4. リソースリストからリソースを選択します。

  5. 詳細ペインの [Tags] タブをクリックします。

  6. [Add/Edit Tags] ボタンを選択します。

  7. [Add/Edit Tags] ダイアログボックスで、各タグのキーと値を指定し、[Save] を選択します。

個々のリソースからタグを削除するには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションバーから、必要に応じてリージョンを選択します。この選択は、リージョン間で共有できるのが一部の Amazon EC2 リソースのみであるため、重要です。詳細については、「リソースの場所」を参照してください。

  3. ナビゲーションペインで、リソースタイプを選択します ([Instances] など)。

  4. リソースリストからリソースを選択します。

  5. 詳細ペインの [Tags] タブをクリックします。

  6. [Add/Edit Tags] を選択し、タグの [Delete] アイコンを選択して、[Save] を選択します。

リソースグループへのタグの追加と削除

リソースグループにタグを追加するには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションバーから、必要に応じてリージョンを選択します。この選択は、リージョン間で共有できるのが一部の Amazon EC2 リソースのみであるため、重要です。詳細については、「リソースの場所」を参照してください。

     リージョンの選択
  3. ナビゲーションペインで、[ Tags] を選択します。

  4. コンテンツペインの上部にある [Manage Tags] を選択します。

  5. [Filter] ドロップダウンリストから、タグを追加するリソースタイプ (インスタンスなど) を選択します。

  6. リソースリストで、タグを追加する各リソースの横にあるチェックボックスをオンにします。

  7. [Add Tag] の [Key] ボックスと [Value] ボックスに、使用するタグのキーと値を入力し、[Add Tag] を選択します。

    注記

    既存のタグとタグキーが同じ新しいタグを追加すると、既存のタグは新しいタグで上書きされます。

リソースグループからタグを削除するには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションバーから、必要に応じてリージョンを選択します。この選択は、リージョン間で共有できるのが一部の Amazon EC2 リソースのみであるため、重要です。詳細については、「リソースの場所」を参照してください。

  3. ナビゲーションペインで、[ Tags] を選択します。

  4. コンテンツペインの上部にある [Manage Tags] を選択します。

  5. 使用中のタグを表示するには、[Show/Hide Columns] (歯車型のアイコン) を選択し、[Show/Hide Columns] ダイアログボックスで、表示するタグキーを選択し、[Close] を選択します。

  6. [Filter] ドロップダウンリストから、タグを削除するリソースタイプ (インスタンスなど) を選択します。

  7. リソースリストで、タグを削除する各リソースの横にあるチェックボックスをオンにします。

  8. [Remove Tag] で [Key] ボックスにタグの名前を入力し、[Remove Tag] を選択します。

インスタンスを起動するときにタグを追加する

[Launch Wizard] を使用してタグを追加するには

  1. ナビゲーションバーで、インスタンスを起動するリージョンを選択します。この選択は、リージョン間で共有できるのが一部の Amazon EC2 リソースのみであるため、重要です。ニーズに合ったリージョンを選択してください。詳細については、「リソースの場所」を参照してください。

     リージョンの選択
  2. [インスタンスの作成] を選択します。

  3. [Choose an Amazon Machine Image (AMI)] ページには、Amazon マシンイメージ (AMI) と呼ばれる基本設定リストが表示されます。使用する AMI を選択し、[Select] ボタンを選択します。 AMI の選択の詳細については、「Linux AMI の検索」を参照してください。

  4. [Configure Instance Details] ページで、必要に応じてインスタンスの設定を行い、[Next: Add Storage] を選択します。

  5. [Add Storage] ページで、インスタンスに追加のストレージボリュームを指定できます。完了したら、[Next: Add Tags] を選択します。

  6. [Add Tags] ページで、キーと値の組み合わせをインスタンスのタグとして指定します。インスタンスに複数のタグを追加するには、[Add another tag] を選択します。完了したら、[次の手順: セキュリティグループの設定] を選択します。

  7. [Configure Security Group] ページで、所有する既存のセキュリティグループから選択するか、ウィザードで新しいセキュリティグループを作成します。完了したら、[Review and Launch] を選択します。

  8. 設定を確認します。選択した内容でよければ、[Launch] を選択します。 既存のキーペアを選択するか、新しいキーペアを作成し、確認のチェックボックスを選択して、[Launch Instances] を選択します。

タグを使用してリソースリストをフィルタリングする

1 つまたは複数のタグキーとタグ値に基づいて、リソースリストをフィルタリングできます。

タグを使用してリソースリストをフィルタリングするには

  1. 次の手順でタグの列を表示します。

    1. リソースのいずれかを選択します。

    2. 詳細ペインの [Tags] タブをクリックします。

    3. リスト内のタグを選択し、[Show Column] を選択します。

  2. フィルタリストを表示するタグの列の右上にあるフィルタアイコンを選択します。

  3. タグ値を選択し、[Apply Filter] を選択して結果リストをフィルタリングします。

    注記

    フィルタの詳細については、「リソースのリスト表示とフィルタリング」を参照してください。

CLI または API でのタグの操作

リソースのタグの追加、更新、リスト表示、および削除には、次を使用します。対応するドキュメントに例が記載されています。

タスク AWS CLI AWS Tools for Windows PowerShell API アクション

1 つ以上のタグを追加、または上書きします。

create-tags

New-EC2Tag

CreateTags

1 つ以上のタグを削除します。

delete-tags

Remove-EC2Tag

DeleteTags

1 つ以上のタグを記述します。

describe-tags

Get-EC2Tag

DescribeTags

タグに応じて、リソースのリストをフィルタリングすることもできます。次の例では、describe-instances コマンドでタグを使用して、インスタンスをフィルタリングする方法を示しています。

例 1: 特定のタグキーでインスタンスの詳細を示します。

次のコマンドは、タグの値にかかわらず Stack タグでインスタンスの詳細を示します。

Copy
aws ec2 describe-instances --filters Name=tag-key,Values=Stack

例 2: 特定のタグでインスタンスの詳細を示します。

次のコマンドは、Stack=production タグでインスタンスの詳細を示します。

Copy
aws ec2 describe-instances --filters Name=tag:Stack,Values=production

例 3: 特定のタグの値でインスタンスの詳細を示します。

次のコマンドは、タグキーにかかわらず値 production を持つタグでインスタンスの詳細を示します。

Copy
aws ec2 describe-instances --filters Name=tag-value,Values=production

重要

タグフィルタを使用せずにリソースを記述した場合、結果でリソースのタグが返さない可能性があります。結果でタグが返されるようにするには、タグを記述 (さらに必要に応じてリソースフィルタを使用) するか、リソースを記述して 1 つ以上のタグフィルタを使用することをお勧めします。