インスタンスメタデータの使用 - Amazon Elastic Compute Cloud

インスタンスメタデータの使用

インスタンスメタデータは、インスタンスに関するデータで、実行中のインスタンスを設定または管理するために使用します。インスタンスメタデータは、ホスト名、イベント、およびセキュリティグループなどでカテゴリ分けされます。

インスタンスメタデータを使用して、インスタンスの起動時に指定したユーザーデータにアクセスすることもできます。例えば、インスタンスを設定するためにパラメータを指定したり、単純なスクリプトを含めたりすることができます。汎用 AMI を構築し、ユーザーデータを使用して起動時に提供された設定ファイルを変更することができます。例えば、さまざまな小規模ビジネスを対象としたウェブサーバーを実行する場合に、すべてのサーバーで同じ汎用 AMI を使用し、起動時にユーザーデータで指定した Amazon S3 バケットからコンテンツを取得できます。随時新規顧客を追加するには、顧客のバケットを作成し、そのコンテンツを追加し、ユーザーデータのコードに提供された固有のバケット名を使って AMI を起動します。同じ RunInstances 呼び出しを使用して複数のインスタンスを起動する場合、ユーザーデータはその予約においてすべてのインスタンスで使用可能です。同じリザベーションの一部である各インスタンスには固有の ami-launch-index 番号があるため、インスタンスが実行する操作を制御するコードを書くことができます。例えば、最初のホストはクラスター内の最初のノードとしてそれ自体を選択する場合があります。詳細な AMI 起動の例については、「Linux の例: AMI 起動インデックス値」を参照してください。

EC2 インスタンスには、インスタンスの起動時に生成されるインスタンスアイデンティティドキュメントなどの動的データも含まれます。詳細については、「動的データのカテゴリ」を参照してください。

重要

インスタンスメタデータおよびユーザーデータにはそのインスタンス自体内からのみアクセスできるものの、データは認証または暗号化手法によって保護されていません。インスタンス、そしてインスタンス上で実行される任意のソフトウェアに対して直接アクセス権がある可能性がある人は、メタデータを表示できます。そのため、パスワードまたは存続期間の長い暗号化キーなどの機密データは、ユーザーデータとして保管しないようにしてください。