Amazon Elastic Compute Cloud
Linux インスタンス用ユーザーガイド

インスタンスの予定されたイベント

AWS は、再起動、停止/開始、またはリタイアなど、インスタンスのイベントを予定できます。これらのイベントは頻繁には発生しません。インスタンスのいずれかが予定されたイベントの影響を受ける場合、予定されたイベントの前に AWS アカウントに関連付けられた E メールアドレスにイベントの詳細 (開始日、終了日など) が記載された E メールが AWS から送信されます。イベントによっては、イベントのタイミングを管理するアクションを実行できることがあります。

予定されたイベントに通知を受け取ることができるようにアカウントの連絡先情報を更新するには、「アカウント設定」ページを参照してください。

予定されたイベントのタイプ

Amazon EC2 では、インスタンスの予定されたイベントとして次のタイプがサポートされます。

  • Instance stop: インスタンスが停止します。再度起動すると、新しいホストに移行されます。Amazon EBS によってバックアップされるインスタンスにのみ適用されます。

  • Instance retirement: インスタンスは、Amazon EBS によってバックアップされると停止し、インスタンスストアによってバックアップされると削除されます。

  • Instance reboot: インスタンスが再起動されます。

  • System reboot: インスタンスのホストが再起動されます。

  • [System maintenance]: インスタンスは、ネットワークメンテナンスまたは電源のメンテナンスの影響を一時的に受ける場合があります。

予定されたイベントの表示

予定されたイベントの通知を E メールで受信することに加え、以下のいずれかの方法を使用して予定されたイベントを確認できます。

コンソールを使用してインスタンスに予定されたイベントを表示するには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインの [Events] を選択します。イベントに関連付けられたリソースがすべて表示されます。リソースタイプ、または特定のイベントのタイプでフィルタリングできます。リソースを選択すると、詳細を表示できます。

    
                             [Events] ページを使用してイベントを表示する。
  3. または、ナビゲーションペインで [EC2 Dashboard] を選択します。イベントに関連付けられているすべてのリソースが、[Scheduled Events] に表示されます。

    
                             ダッシュボードを使用してイベントを表示する。
  4. 影響を受けるリソースの一部のイベントも表示される点に注意してください。たとえば、ナビゲーションペインの [Instances] を選択して、インスタンスを選択します。インスタンスに関連付けられたインスタンス停止またはインスタンスリタイアイベントがある場合、そのイベントが下のペインに表示されます。

    
                             インスタンスの詳細にイベントを表示する。

AWS CLI を使用してインスタンスに予定されたイベントを表示するには

  • 次の describe-instance-status コマンドを使用します。

    aws ec2 describe-instance-status --instance-id i-1234567890abcdef0 --query "InstanceStatuses[].Events"

    インスタンスのリタイアイベントを示す出力例を次に示します。

    [ "Events": [ { "Code": "instance-stop", "Description": "The instance is running on degraded hardware", "NotBefore": "2015-05-23T00:00:00.000Z" } ] ]

AWS Tools for Windows PowerShell を使用してインスタンスに予定されたイベントを表示するには

  • 次の Get-EC2InstanceStatus コマンドを使用します。

    PS C:\> (Get-EC2InstanceStatus -InstanceId i-1234567890abcdef0).Events

    インスタンスのリタイアイベントを示す出力例を次に示します。

    Code : instance-stop Description : The instance is running on degraded hardware NotBefore : 5/23/2015 12:00:00 AM

インスタンスメタデータを使用してインスタンスに予定されたイベントを表示するには

  • インスタンスのアクティブなメンテナンスイベントに関する情報は、インスタンスメタデータから次のように取得できます。

    [ec2-user ~]$ curl http://169.254.169.254/latest/meta-data/events/maintenance/scheduled

    以下は、予定されたシステムの再起動イベントに関する情報を JSON 形式で出力した例です。

    [ { "NotBefore" : "21 Jan 2019 09:00:43 GMT", "Code" : "system-reboot", "Description" : "scheduled reboot", "EventId" : "243450899", "NotAfter" : "21 Jan 2019 09:17:23 GMT", "State" : "active" } ]

インスタンスメタデータを使用して、インスタンスの完了またはキャンセルされたイベントのイベント履歴を表示するには

  • インスタンスの完了またはキャンセルされたイベントに関する情報は、インスタンスメタデータから次のように取得できます。

    [ec2-user ~]$ curl http://169.254.169.254/latest/meta-data/events/maintenance/history

    以下は、取り消されたシステム再起動イベントおよび完了したシステム再起動イベントに関する情報を JSON 形式で出力した例です。

    [ { "NotBefore" : "21 Jan 2019 09:00:43 GMT", "Code" : "system-reboot", "Description" : "[Canceled] scheduled reboot", "EventId" : "243450899", "NotAfter" : "21 Jan 2019 09:17:23 GMT", "State" : "canceled" }, { "NotBefore" : "29 Jan 2019 09:00:43 GMT", "Code" : "system-reboot", "Description" : "[Completed] scheduled reboot", "EventId" : "243451013", "NotAfter" : "29 Jan 2019 09:17:23 GMT", "State" : "completed" } ]

停止またはリタイアが予定されているインスタンスの操作

AWS は、インスタンスの基盤となるホストの回復不能な障害を検出すると、インスタンスのルートデバイスのタイプに応じて、インスタンスの停止または削除を予定します。ルートデバイスが EBS ボリュームの場合、インスタンスが停止するように予定されます。ルートデバイスがインスタンスストアボリュームの場合、インスタンスは終了するように予定されます。詳細については、「インスタンスのリタイア」を参照してください。

重要

インスタンスストアボリュームに格納されているデータはいずれも、インスタンスが停止または終了されると失われます。これには、ルートデバイスとして EBS ボリュームを所有するインスタンスにアタッチされたインスタンスストアボリュームも該当します。インスタンスが停止または終了される前に、後で必要となるインスタンスストアボリュームからデータを必ず保存しておきます。

Amazon EBS によりバックアップされたインスタンスのアクション

インスタンスが予定どおりに停止されるのを待機できます。または、インスタンスを自分で停止および起動して、新しいホストに移行することもできます。インスタンスの停止や、インスタンスが停止したときにインスタンス設定を変更する方法については、「インスタンスの停止と起動」を参照してください。

スケジュールされたインスタンスの停止イベントに対応した、即時の停止と開始を自動化することができます。詳細については、AWS Health ユーザーガイドの「EC2 インスタンスのアクションの自動化」を参照してください。

インスタンスストアによりバックアップされたインスタンスのアクション

最新の AMI から代替インスタンスを起動し、インスタンスの削除を予定する前に必要なすべてのデータを代替インスタンスに移行することをお勧めします。その後、元のインスタンスを終了するか、予定どおりに終了されるのを待機することができます。

再起動が予定されているインスタンスの操作

AWS は、更新のインストールや基盤となるホストのメンテナンスなどのタスクを実行する必要があるとき、インスタンスまたはそのインスタンスの基盤となるホストの再起動を予定できます。再起動がスケジュールされている既存のインスタンスがあるかどうかにかかわらず、更新は基盤となるホストに既に適用されているため、新しいインスタンスを起動しても再起動は必要ありません。

再起動イベントがインスタンスの再起動であるかシステムの再起動であるかを特定することができます。

予定された再起動イベントのタイプを表示するには (コンソール)

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインの [Events] を選択します。

  3. フィルターリストから [Instance resources] を選択し、インスタンスを選択します。

  4. 下のペインで、[Event type] を見つけます。この値は system-reboot または instance-reboot のどちらかです。

スケジュールされた再起動イベントのタイプを表示するには (AWS CLI)

  • 次の describe-instance-status コマンドを使用します。

    aws ec2 describe-instance-status --instance-ids i-1234567890abcdef0

インスタンスの再起動のアクション

予定されたメンテナンス期間中にインスタンスの再起動が実行されるまで待機できます。または、都合の良いときにインスタンスを自分で再起動することもできます。詳細については、「インスタンスの再起動」を参照してください。

インスタンスを再起動すると、インスタンスの再起動が予定されているイベントはキャンセルされ、イベントの説明が更新されます。基になるホストに対する保留中のメンテナンスが完了し、インスタンスが完全に起動したら、インスタンスの使用を再開できます。

システムの再起動のアクション

システムを自分で再起動することはできません。予定されたメンテナンス期間中にシステムの再起動が実行されるまで待つことをお勧めします。システムの再起動は、通常、数分で完了します。インスタンスの IP アドレスと DNS 名、およびローカルインスタンスストアボリュームのデータは保持されます。システムの再起動が実行されると、インスタンスに予定されているイベントはクリアされ、インスタンスのソフトウェアが正常に動作していることを確認できます。

または、インスタンスのメンテナンス時間を変更する必要がある場合は、Amazon EBS-Backed インスタンスを停止して再起動すると、新しいホストに移行できます。ただし、ローカルインスタンスストアボリュームのデータは保持されません。また、スケジュールされたシステム再起動イベントに対応した、インスタンスの即時の停止と開始を自動化することができます。詳細については、AWS Health ユーザーガイドの「EC2 インスタンスのアクションの自動化」を参照してください。

Instance Store-Backed インスタンスの場合、最新の AMI から代替インスタンスを起動し、予定されたメンテナンス期間より前に必要なデータをすべて代替インスタンスに移行した後、元のインスタンスを削除できます。

メンテナンスが予定されているインスタンスの操作

AWS は、インスタンスの基盤となるホストをメンテナンスする必要があるとき、インスタンスのメンテナンスを予定します。2 種類のメンテナンスイベントがあります。1 つはネットワークメンテナンスで、もう 1 つは電源のメンテナンスです。

ネットワークメンテナンス中は、短い期間、予定されたインスタンスのネットワーク接続が切断されます。メンテナンスが終了すると、インスタンスとの通常のネットワーク接続は回復します。

電源のメンテナンス中は、短い期間、予定されたインスタンスはオフラインになり、その後再起動されます。再起動されると、インスタンスの設定内容はすべて維持されます。

インスタンスが再起動したら (通常、数分かかります)、アプリケーションが正常に動作していることを確認します。この時点では、インスタンスにはもう予定されたイベントがないか、予定されたイベントの説明の先頭に [Completed] と表示されているはずです。これは、このインスタンスのステータスが更新するのに、最大で 1 時間ほど時間がかかる場合があります。完了したメンテナンスイベントは、最長で 1 週間、Amazon EC2 コンソールのダッシュボードに表示されます。

Amazon EBS によりバックアップされたインスタンスのアクション

メンテナンスが予定どおりに実行されるのを待機できます。または、インスタンスを停止および起動して、新しいホストに移行することもできます。インスタンスの停止や、インスタンスが停止したときにインスタンス設定を変更する方法については、「インスタンスの停止と起動」を参照してください。

スケジュールされたメンテナンスイベントに対応した、即時の停止と開始を自動化することができます。詳細については、AWS Health ユーザーガイドの「EC2 インスタンスのアクションの自動化」を参照してください。

インスタンスストアによりバックアップされたインスタンスのアクション

メンテナンスが予定どおりに実行されるのを待機できます。または、予定されたメンテナンス期間中に通常の運用を維持する場合、最新の AMI から代替インスタンスを起動し、予定されたメンテナンス期間より前に必要なデータをすべて代替インスタンスに移行した後、元のインスタンスを終了できます。