オンデマンドの Windows インスタンスを休止状態にする - Amazon Elastic Compute Cloud

オンデマンドの Windows インスタンスを休止状態にする

インスタンスを休止すると、Amazon EC2 によってオペレーティングシステムに休止の実行 (suspend-to-disk) が指示されます。休止状態に入ると、インスタンスメモリ (RAM) に置かれていた内容が、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) のルートボリュームに保存されます。インスタンスの EBS ルートボリュームとアタッチされた EBS データボリュームは、Amazon EC2 により保持されます。インスタンスを再起動すると、以下のようになります。

  • EBS ルートボリュームは前の状態に復元されます。

  • RAM の内容が再ロードされます。

  • インスタンスで以前に実行されていたプロセスが再開されます。

  • 以前にアタッチされていたデータボリュームが再アタッチされ、インスタンスがそのインスタンス ID を保持します。

インスタンスは、休止が有効になっており休止の前提条件を満たしている場合のみ、休止状態にすることができます。

インスタンスまたはアプリケーションが、ブートストラップし、メモリフットプリントを構築して完全に生産性を発揮するのに時間がかかる場合は、休止を使用してインスタンスを事前ウォーミングできます。インスタンスを事前ウォーミングするには、次の操作を行います。

  1. 休止を有効にしてインスタンスを起動します。

  2. インスタンスを必要な状態に移行させます。

  3. 休止状態にして、必要なときにいつでも望ましい状態に回復されるようにします。

休止したインスタンスが stopped 状態にある場合、インスタンスの使用量に対して料金は発生しません。RAM の内容が EBS ルートボリュームに転送されて、インスタンスが stopping 状態にある間は、インスタンスの使用量に対して料金が発生します。(この点は、休止せずにインスタンスを停止した場合と異なります。) データ転送に対して料金は発生しません。ただし、EBS ボリュームのストレージに対しては、RAM の内容のストレージも含めて、料金が発生します。

インスタンスが必要なくなった場合、stopped (休止) 状態にある場合を含め、いつでも終了することができます。詳細については、インスタンスの終了 を参照してください。

注記

Linux インスタンスでの休止の使用については、「Linux インスタンスの休止」 (Linux インスタンス用 Amazon EC2 ユーザーガイド) を参照してください。

このトピックは、オンデマンドインスタンス (リザーブドインスタンスまたは容量予約によってカバーされる可能性のあるものを含む) を休止状態にする方法について説明します。スポットインスタンス の休止の詳細については、「中断した スポットインスタンス の休止」を参照してください。