mon-put-data
説明
指定したメトリクスにメトリクスデータポイントを追加します。この呼び出しにより、生値または特定のメトリクス名の有効な統計値のデータが時系列で示されます。一度に一つのデータポイントの入力に対応しています。
注記
mon-put-data
コマンドで新しいメトリクスを作成した場合、mon-get-stats
コマンドを用いてその新規メトリクスの統計を取得できるようになるまで最大 2 分かかります。ただし、mon-list-metrics
コマンドを用いて取得したメトリクスのリストに新規メトリクスが表示されるまで最大 15 分かかることがあります。
構文
mon-put-data --metric-name
value
[--namespace value
[--dimensions
"key1=value1
,key2=value2
..."]
[--statisticValues
"key1=value1
,key2=value2
..."]
[--timestamp value
] [--unit value
]
[--value value
] [Common Options]
オプション
名前 | 説明 |
---|---|
-d, --dimensions "key1=value1、key2=value2..." |
メトリクスデータを一意に識別するディメンション。ディメンションは 2 つの方法で指定でき、形式を組み合わせて、あるいは互換的に使用することができます。
型: マップ 有効値: name=value 形式の文字列。ここで、key はディメンション名、value はディメンションの値です。ディメンション名と値は、文字長が 1 から 250 の ANSI 文字列である必要があります。最大 10 ディメンションが許可されています。 デフォルト: N/A 必須: いいえ |
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メトリクスの名前。 タイプ: 文字列 有効値: 1 から 250 文字の有効なメトリクス名 デフォルト: N/A 必須 : はい |
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メトリクスの名前空間。名前空間の詳細については、「AWS の名前空間」を参照してください。 タイプ: 文字列 有効値: 文字長が 1 から 250 の ANSI 文字列 デフォルト: N/A 必須 : はい |
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指定したタイムスタンプとメトリクスに関して保存する統計。このオプションでは 型: マップ 有効値: すべての統計名 (SampleCount、Sum、Maximum、Minimum) のすべての倍精度浮動小数点数が含まれる文字列。これらの値はすべて、1E-130 から 1E130 の間の値である必要があります。 デフォルト: N/A 必須 : はい |
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メトリクスで記録するデータポイントまたは監視のタイムスタンプ。タイムスタンプは、ISO8601 複合形式を使用して指定します。たとえば、日時が 2013 年 7 月 30 日 12:30:00 (PST) の場合、2013-07-30T12:30:00-07:00、または UTC で 2013-07-30T19:30:00Z と表記されます。 タイプ: シンプル 有効値: タイムゾーンオフセットまたは UTC 表示による、ISO8601 形式で表記された有効なタイムスタンプ デフォルト: 現在の UTC 時間 必須: いいえ |
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メトリクスの単位。 タイプ: 列挙法 有効な値: 以下のいずれかです。
デフォルト: N/A 必須: いいえ |
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記録する単一の値。値は、SampleCount=1、Sum=VALUE、Minimum=VALUE、Maximum=VALUE という形式の統計セットに変換されます。このオプションには タイプ: シンプル 有効値: すべての値は、1E-130 から 1E130 の間の数値である必要があります。 デフォルト: N/A 必須 : はい |
一般的なオプション
名前 | 説明 |
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AWS 認証情報を含むファイルの場所。環境変数 タイプ: 文字列 有効な値: アクセスキー ID とシークレットアクセスキーを含むファイルへの有効なパス。 デフォルト: 設定されている場合は、環境変数 |
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リクエストに署名するための EC2 証明書ファイルの場所。環境変数 タイプ: 文字列 有効な値: Amazon EC2 または によって提供される PEM ファイルへの有効なファイルパスAWS Identity and Access Management デフォルト: 設定されている場合は、環境変数 |
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接続タイムアウト値 (秒)。 型: 整数 有効な値: 任意の正の整数。 デフォルト: 30 |
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長い結果を区切って表示する際に使用する区切り記号。 タイプ: 文字列 有効な値: 任意の文字列。 デフォルト: コンマ(,) |
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表形式の結果または区切られた結果を表示する場合に、列ヘッダーを含めます。XML 形式の結果を表示する場合に、サービスリクエストから HTTP ヘッダーを返します (該当する場合)。 タイプ: フラグ 有効な値: 存在する場合は、ヘッダーを表示します。 デフォルト: |
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リクエストの署名で、シークレットキーと組み合わせて使用するアクセスキー ID。これは、––secret-key と組み合わせて使用する必要があります。単独で使用すると、このオプションは無視されます。CloudWatch へのすべてのリクエストには署名が必要です。署名がないと、リクエストは拒否されます。 タイプ: 文字列 有効な値: 有効なアクセスキー ID。 デフォルト: なし |
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リクエストに署名するために使用されるプライベートキー。パブリック/プライベートキーを使用すると、CLI が SOAP を使用します。リクエストは、パブリック証明書とプライベートキーを使用して署名されます。このパラメータは、 タイプ: 文字列 有効な値: 有効な ASN.1 プライベートキーへのパス。 デフォルト: なし |
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リクエストの送信先のリージョン。環境変数 タイプ: 文字列 有効な値: 任意の AWS リージョン (例: us-east-1) デフォルト: 環境変数 |
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リクエストの署名で、アクセスキー ID と組み合わせて使用するシークレットアクセスキー。このパラメータは、 タイプ: 文字列 有効な値: アクセスキー ID デフォルト: なし |
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プレースホルダーとして (nil) を使用して空のフィールドを表示し、このデータがリクエストされなかったことを示します。 タイプ: フラグ 有効な値: なし デフォルト: デフォルトでは、空のフィールドは表示されません。 |
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CLI が の呼び出しに使用する URL を表示しますAWS タイプ: フラグ 有効な値: なし デフォルト: False |
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結果の表示形式として、表形式、区切り形式 (長い)、XML 形式、または出力なし (非表示) を指定します。 タイプ: フラグ 有効な値: なし デフォルト: |
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CloudWatch への接続に使用する URL。環境変数 タイプ: 文字列 有効な値:有効な HTTP または HTTPS URL。 デフォルト: 設定されている場合は、 |
出力
このコマンドにより、メトリクスデータポイントがメトリクスに追加されます。
Amazon CloudWatch CLI は、stderr でエラーを表示します。
例
リクエストの例
この例では、RequestCount
名前空間に MyService
の統計データを置いています。メトリクスにはディメンションがないため、サービス全体の RequestCount を表しています。測定値は事前集約された statisticValue で、前の 5 つの測定値を表します。その最大値は 70、最小値は 30、合計は 250 でした。
mon-put-data --metric-name RequestCount --namespace "MyService" --timestamp 2013-11-25T00:00:00.000Z --statisticValues "Sum=250,Minimum=30,Maximum=70,SampleCount=5"
リクエストの例
この例では、RequestCount
名前空間にユーザー固有の MyService
テストデータを置いています。上記の例で使用されたサービス規模のメトリクスとこの特定のメトリクスを区別するため、ユーザー名とスタック名がディメンションとして保存されています。
mon-put-data --metric-name RequestCount --namespace "MyService" --dimensions "User=SomeUser,Stack=Test" --timestamp 2013-11-25T00:00:00.000Z --value 50