Amazon CloudWatch リソースにタグを付ける
タグは、ユーザーまたは AWS が AWS リソースに割り当てるカスタム属性ラベルです。
タグは、以下のことに役立ちます。
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AWS リソースを識別および整理します。多くの AWS サービスではタグ付けがサポートされています。さまざまなサービスのリソースに同じタグを割り当てて、それらのリソースが関連していることを示すことができます。例えば、CloudWatch ルールに割り当てたタグを EC2 インスタンスに割り当てることができます。
タグは 2 つの部分で構成されています。
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タグキー (例:
CostCenter
、Environment
、またはProject
)。タグキーでは、大文字と小文字が区別されます。 -
タグ値として知られるオプションのフィールド (例:
111122223333
またはProduction
)。タグ値を省略すると、空の文字列を使用した場合と同じになります。タグキーと同様に、タグ値では大文字と小文字が区別されます。
以下のセクションでは、CloudWatch のタグに関する詳細を示します。
CloudWatch でサポートされるリソース
CloudWatch の次のリソースは、タグ付けをサポートしています。
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アラーム - アラームにタグを付けるには、tag-resource AWS CLI コマンドと TagResource API を使用します。CloudWatch コンソールの [アラーム] の詳細ページを使用して、アラームタグを表示および管理することもできます。
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Canary – Canary にタグを付けるには、CloudWatch コンソールを使用できます。詳細については、「Canary を作成する」を参照してください。
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Contributor Insights ルール - Contributor Insights ルールにタグを付けるには、そのルールの作成時に put-insight-rule AWS CLI コマンドと PutInsightRule API を使用します。既存のルールにタグを追加するには、tag-resource AWS CLI コマンドと TagResource API を使用できます。
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メトリクスストリーム - メトリクスストリームを作成する場合、put-metric-stream AWS CLI コマンドと PutMetricStream API を使用して、メトリクスストリームにタグを付けることができます。既存のメトリクスストリームタグを追加するには、tag-resource AWS CLI コマンドと TagResource API を使用します。
タグの追加と管理の詳細については、「タグの管理」を参照してください。
タグの管理
タグは、リソースの Key
および Value
プロパティで構成されています。このようなプロパティの値を追加、編集、削除するには、CloudWatch コンソール、AWS CLI、または CloudWatch API を使用できます。タグの使用については、以下を参照してください。
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「Amazon CloudWatch API リファレンス」の「TagResource」、「UntagResource」、「ListTagsForResource」
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『Amazon CloudWatch CLI リファレンス』の tag-resource、untag-resource、および list-tags-for-resource
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Resource Groups ユーザーガイドの「タグエディタの使用」
タグの命名規則と使用規則
CloudWatch リソースでのタグの使用には、次の基本的な命名規則と使用規則が適用されます。
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各リソースには、最大 50 個のタグを設定できます。
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タグキーは、リソースごとにそれぞれ一意である必要があります。また、各タグキーに設定できる値は 1 つのみです。
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タグキーの最大長は UTF-8 で 128 Unicode 文字です。
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タグ値の最大長は UTF-8 で 256 Unicode 文字です。
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使用できる文字は、UTF-8 対応の文字、数字、スペースと、文字 (. : + = @ _ / -) (ハイフン) です。
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タグのキーと値では、大文字と小文字が区別されます。ベストプラクティスとして、タグでの大文字の使用方針を決定し、その方針をすべてのリソースタイプで一貫して実装することをお勧めします。例えば、
Costcenter
、costcenter
、CostCenter
のいずれを使用するかを決定し、すべてのタグに同じ規則を使用します。大文字と小文字の扱いについて、同様のタグに整合性のない規則を使用することは避けてください。 -
aws:
プレフィックスは AWS の使用に予約されているため、タグで使用することはできません。このプレフィックスを持つタグのキーや値を編集または削除することはできません。このプレフィックスを持つタグは、リソースあたりのタグ数の制限にはカウントされません。