自然言語を使用した CloudWatch Metrics Insights クエリの生成と更新 - Amazon CloudWatch

自然言語を使用した CloudWatch Metrics Insights クエリの生成と更新

この機能は、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (東京) リージョンで CloudWatch 用にプレビューリリース中であり、今後変更される可能性があります。

CloudWatch は自然言語クエリ機能をサポートしており、CloudWatch Metrics InsightsCloudWatch Logs Insights のクエリを生成し、更新する場合に便利です。

この機能を使用すると、どのような CloudWatch データを探しているのかを平易な英語で質問し、具体的に説明できます。自然言語機能が働いて、入力したプロンプトに基づいてクエリが生成され、クエリの仕組みを説明した文が 1 行ずつ表示されます。また、さらにデータを詳しく調査できるように、生成されたクエリを更新することもできます。

お使いの環境によっては、「ネットワーク出力量が最も多い Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスはどれですか」や 「実行された読み取り数が上位の 10 個の Amazon DynamoDB テーブルを表示してください」といったプロンプトを入力できます。

この機能を使用して CloudWatch Metrics Insights クエリを生成するには、ビルダーやエディタのビューで CloudWatch Metrics Insights クエリエディタを開き、[クエリを生成] を選択します。

重要

自然言語クエリ機能を使用するには、CloudWatchFullAccessCloudWatchReadOnlyAccessCloudWatchFullAccessV2AdministratorAccessReadOnlyAccess のいずれかのポリシーを使用する必要があります。

また、新規または既存のカスタマー管理ポリシーまたはインラインポリシーに cloudwatch:GenerateQuery アクションを含めることもできます。

クエリの例

このセクションの例では、自然言語機能を使用して、クエリを生成し更新する方法について説明します。

注記

CloudWatch Metrics Insights クエリエディタと構文の詳細については、「CloudWatch Metrics Insights query components and syntax」を参照してください。

例: 自然言語クエリを生成する

自然言語を使用してクエリを生成するには、プロンプトを入力し、[新しいクエリを生成] を選択します。この例は、基本的な検索を実行するクエリを示しています。

プロンプト

次に、読み込みキャパシティーの消費量が多い上位 10 個の DynamoDB テーブルを検索するように指示するプロンプトの例を示します。

Show top 10 DynamoDB Tables by consumed reads
Query

次に、このプロンプトに基づいて自然言語機能が生成するクエリの例を示します。プロンプトがクエリの前にあるコメントにどのように表示されるかに注意してください。クエリの後に、クエリの仕組みを説明した文があります。

# Show top 10 DynamoDB Tables by consumed reads SELECT SUM("ConsumedReadCapacityUnits") FROM "AWS/DynamoDB" GROUP BY TableName ORDER BY SUM() DESC LIMIT 10 # This query selects the sum of consumed read capacity units for each DynamoDB table, groups the results by table name, orders the results from highest to lowest read capacity consumption, and limits the results to the top 10 tables.
注記

プロンプトとクエリの仕組みを説明した文が表示されないようにするには、エディタの歯車アイコンを使用します。

例: 自然言語クエリを更新する

生成済みのプロンプトを編集し、[クエリを更新] を選択することで、クエリを更新できます。

プロンプトの更新

次の例は、先ほどのプロンプトを更新したものを示しています。読み込みキャパシティーの消費量が多い上位 10 個の DynamoDB テーブルを検索するのではなく、返されるバイト数で結果をソートするように指示しています。

Sort by bytes returned instead
クエリの更新

次に、更新したクエリの例を示します。更新したプロンプトが更新したクエリの前にあるコメントにどのように表示されるかに注意してください。クエリの後に、元のクエリがどのように更新されたかを説明した文があります。

# Sort by bytes returned instead SELECT SUM("ReturnedBytes") FROM "AWS/DynamoDB" GROUP BY TableName ORDER BY SUM() DESC LIMIT 10 # This query modifies the original query to select the sum of returned bytes instead of consumed read capacity units, and orders the results from highest to lowest sum of returned bytes, limiting the results to the top 10 tables.

サービス改善のためのデータ使用をオプトアウトする

AI モデルをトレーニングし、該当するクエリを生成するために提供した自然言語プロンプトデータは、サービスを提供して維持するためにのみ使用されます。例えば、CloudWatch Metrics Insights の品質を高めるために使用される可能性があります。お客様の信頼、プライバシー、コンテンツのセキュリティが当社の最優先事項です。詳細については、「AWSサービス規約」と「AWSresponsible AI policy」を参照してください。

自然言語クエリの開発や品質改善に自分のコンテンツが使用されないようにオプトアウトするには、AI サービスオプトアウトポリシーを作成します。クエリ生成機能をはじめすべての CloudWatch AI 機能データ収集をオプトアウトするには、CloudWatch のオプトアウトポリシーを作成する必要があります。詳細については、「AWS Organizations ユーザーガイド」の「AI サービスオプトアウトポリシー」を参照してください。