データベースプレビュー環境の使用 - Amazon Aurora

データベースプレビュー環境の使用

PostgreSQL コミュニティは、PostgreSQL の新しいメジャーバージョンを毎年リリースしています。同様に、Amazon Aurora では特定の PostgreSQL メジャーバージョンをプレビューリリースとして提供するようにしています。これにより、プレビューバージョンを使用して DB クラスターを作成し、その機能をデータベースプレビュー環境でテストできます。

データベースプレビュー環境の Aurora PostgreSQL DB クラスターは、機能的には他の Aurora PostgreSQL DB クラスターと似ています。ただし、プレビューバージョンは本稼働に使用できません。

次の重要な制約事項に留意してください。

  • すべての DB インスタンスおよび DB クラスターは、作成から 60 日後にバックアップおよびスナップショットとともに削除されます。

  • DB インスタンスは、Amazon VPC サービスに基づく仮想プライベートクラウド (VPC) でのみ作成できます。

  • DB インスタンスのスナップショットを本稼働環境にコピーすることはできません。

プレビューでは、以下のオプションがサポートされています。

  • DB インスタンスは、r5、r6g、r6i、r7g、x2g、t3 および t4g インスタンスタイプのみで作成できます。インスタンスクラスの詳細については、「Amazon Aurora DB インスタンスクラス」を参照してください。

  • シングル AZ 配置とマルチ AZ 配置の両方を使用できます。

  • スタンダードの PostgreSQL ダンプおよびロード機能を使用して、データベースをデータベースプレビュー環境にエクスポートしたり、データベースプレビュー環境にインポートしたりできます。

サポートされている DB インスタンスクラスタイプ

Amazon Aurora PostgreSQL は、プレビューリージョンで次の DB インスタンスクラスをサポートしています。

メモリ最適化クラス
  • db.r5 – メモリ最適化インスタンスクラス

  • db.r6g – AWS Graviton2 プロセッサを搭載したメモリ最適化インスタンスクラス

  • db.r6i – メモリ最適化インスタンスクラス

  • db.x2g – AWS Graviton2 プロセッサを搭載したメモリ最適化インスタンスクラス

注記

インスタンスクラスのリストの詳細については、「DB インスタンスクラスタイプ」を参照してください。

バーストクラス
  • db.t3.medium

  • db.t3.large

  • db.t4g.medium

  • db.t4g.large

プレビュー環境でサポートされない機能

以下の機能は、プレビュー環境で使用できません。

  • Aurora Serverless v1 および v2

  • メジャーバージョンのアップグレード (MVU)

  • プレビューリージョンでは新しいマイナーバージョンはリリースされません

  • RDS for PostgreSQL から Aurora PostgreSQL へのインバウンドレプリケーション

  • Amazon RDS ブルー/グリーンデプロイ

  • クロスリージョンスナップショットのコピー

  • Aurora Global Database

  • データベースアクティビティストリーム (DAS)、RDS Proxy、および AWS DMS

  • リードレプリカの自動スケーリング

  • AWS Bedrock

  • RDS エクスポート

  • グローバル書き込み転送

  • Optimized Reads

  • Babelfish

  • カスタムエンドポイント

  • スナップショットコピー

プレビュー環境での新しい DB クラスターの作成

プレビュー環境で DB クラスターを作成するには、次の手順を使用します。

プレビュー環境で新しい DB クラスターを作成するには
  1. AWS Management Console にサインインし、Amazon RDS コンソール (https://console.aws.amazon.com/rds/) を開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[ダッシュボード] を選択します。

  3. [Dashboard] (ダッシュボード) ページで、次の図に示すように、[Dashboard] (ダッシュボード) ページの [Database Preview Environment] (データベースプレビュー環境) セクションを見つけます。

    RDS コンソール、ダッシュボードにリンクが表示されたプレビュー環境セクション

    また、[Database Preview Environment] (データベースプレビュー環境) に直接移動することもできます。先に進む前に、制限事項を確認して同意する必要があります。

    プレビュー環境制約事項ダイアログ
  4. Aurora PostgreSQL DB クラスターを作成するには、Aurora DB クラスターを作成する場合と同じプロセスに従います。詳細については、「Amazon Aurora DB クラスターの作成」を参照してください。

Aurora API または AWS CLI を使用してデータベースプレビュー環境でインスタンスを作成するには、次のエンドポイントを使用します。

rds-preview.us-east-2.amazonaws.com

データベースプレビュー環境の PostgreSQL バージョン 16

これは Aurora PostgreSQL バージョン 16 のプレビュードキュメントです。このドキュメントは変更される可能性があります。

PostgreSQL バージョン 16.0 が Amazon RDS データベースプレビュー環境で利用可能になりました。PostgreSQL バージョン 16 には、次の PostgreSQL ドキュメントに記載されているいくつかの改善点が含まれています。

データベースプレビュー環境の詳細については、「データベースプレビュー環境の使用」を参照してください。コンソールからプレビュー環境にアクセスするには、https://console.aws.amazon.com/rds-preview/ を選択します。

注記

Aurora PostgreSQL バージョン 16.1 が一般利用可能になったため、データベースプレビュー環境で PostgreSQL バージョン 16.0 を使用することはお勧めしません。詳細については、「Amazon Aurora PostgreSQL の更新」を参照してください。