mysql.rds_start_replication_until
Amazon RDS MySQL DB インスタンスからレプリケーションを開始し、指定したバイナリログファイルの場所でレプリケーションを停止します。
構文
CALL mysql.rds_start_replication_until ( replication_log_file , replication_stop_point );
パラメータ
- replication_log_file
-
レプリケーションマスター上のバイナリログの名前。レプリケーション情報が含まれます。
- replication_stop_point
-
replication_log_file
バイナリログ内でレプリケーションが停止する場所。
使用に関する注意事項
マスターユーザーが mysql.rds_start_replication_until
を実行する必要があります。
このプロシージャは、災害対策用の遅延レプリケーションで使用できます。遅延レプリケーションを設定している場合は、このプロシージャを使用して、遅延したリードレプリカへの変更を災害発生直前の時点までロールフォワードできます。このプロシージャでのレプリケーションが停止したら、「スタンドアロン DB インスタンスとなるようにリードレプリカを昇格」の手順に従ってリードレプリカを新しいマスター DB インスタンスに昇格させることができます。
次のストアドプロシージャを使用して遅延レプリケーションを設定できます。
replication_log_file
パラメータに指定するファイル名は、マスターバイナリログファイル名と一致する必要があります。
replication_stop_point
パラメータで指定した停止場所が過去の時点である場合、レプリケーションは即座に停止します。
mysql.rds_start_replication_until
プロシージャは、以下のバージョンの Amazon RDS MySQL で利用できます。
-
MySQL 5.6.40 以降の 5.6 バージョン
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MySQL 5.7.22 以降の 5.7 バージョン
例
次の例では、レプリケーションを開始し、120
バイナリログファイルの場所 mysql-bin-changelog.000777
に達するまで変更をレプリケートします。
call mysql.rds_start_replication_until( 'mysql-bin-changelog.000777', 120);