バケットへのアクセス方法
Amazon S3 コンソールを使用してバケットにアクセスできます。コンソール UI を使用して、コードを記述することなく、ほぼすべてのバケットオペレーションを実行できます。
プログラムでバケットにアクセスする場合、Amazon S3 は RESTful アーキテクチャをサポートします。このアーキテクチャでは、バケットやオブジェクトはリソースであり、それぞれリソースを一意に識別するリソース URI を持ちます。
Amazon S3 では、仮想ホスト形式の URL とパス形式の URL の両方でバケットにアクセスできます。バケットはパス形式の URL と仮想ホスト形式の URL を使用してアクセスできるため、DNS 準拠のバケット名を使用してバケットを作成することをお勧めします。詳細については、「バケットの制約と制限」を参照してください。
注記
仮想ホスティング形式とパス形式のリクエストでは、S3 ドットリージョンエンドポイント構造 (s3.Region
) を使用します (https://my-bucket.s3.us-west-2.amazonaws.com
など)。ただし、一部の古い Amazon S3 リージョンは S3 ダッシュリージョンエンドポイント (s3-Region
) もサポートしています (https://my-bucket.s3-us-west-2.amazonaws.com
など)。バケットがこれらのリージョンのいずれかにある場合、サーバーアクセスログまたは AWS CloudTrail ログに s3-Region
エンドポイントが表示されることがあります。このエンドポイント構造をリクエストで使用しないことをお勧めします。
AWS Management Consoleバケットアクセス
Amazon S3 コンソールを使用してバケットにアクセスできます。
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AWS Management Console にサインインし、Amazon S3 コンソール https://console.aws.amazon.com/s3/
を開きます。 -
[Buckets (バケット)] リストで、表示するバケットの名前を選択します。
仮想ホスティング形式のアクセス
仮想ホスティング形式のリクエストでは、バケット名は URL のドメイン名の一部です。
Amazon S3 仮想ホスト形式の URL は、次の形式を使用します。
https://
bucket-name
.s3.region-code
.amazonaws.com/key-name
この例では、DOC-EXAMPLE-BUCKET1
はバケット名、米国西部(オレゴン)はリージョン、puppy.png
はキー名です。
https://DOC-EXAMPLE-BUCKET1.s3.us-west-2.amazonaws.com/puppy.png
仮想ホスティング形式のリクエストのアクセスについては、「仮想ホスト形式のリクエスト」を参照してください。
パス形式のアクセス
Amazon S3 では、パス形式の URL は次の形式を使用します。
https://s3.
region-code
.amazonaws.com/bucket-name
/key-name
例えば、DOC-EXAMPLE-BUCKET1
という名前のバケットを 米国西部 (オレゴン) リージョンで作成し、そのバケットで puppy.jpg
オブジェクトにアクセスする場合、次のパス形式の URL を使用できます。
https://s3.us-west-2.amazonaws.com/DOC-EXAMPLE-BUCKET1/puppy.jpg
詳細については、「パス形式のリクエスト」を参照してください。
重要
更新 (2020 年 9 月 23 日) – お客様が仮想ホスティング形式の URL への移行に必要な時間を確保できるように、パス形式 URL の非推奨化を延期することが決定しました。詳細については、AWS ニュースブログ
IPv6 での S3 バケットへのアクセス
Amazon S3 には一連のデュアルスタックのエンドポイントがあり、Internet Protocol バージョン 6 (IPv6) と IPv4 両方での S3 バケットへのリクエストをサポートしています。詳細については、「IPv6 を使用したリクエストの実行」を参照してください。
S3 アクセスポイントを介したバケットへのアクセス
バケットには、直接アクセスするだけでなく、アクセスポイントを介してアクセスできます。Amazon S3 アクセスポイント機能の詳細については、Amazon S3 アクセスポイントを使用したデータアクセスの管理 を参照してください。
S3 アクセスポイントでは、仮想ホスト形式のアドレス指定のみがサポートされます。アクセスポイントを介してバケットをアドレス指定するには、次の形式を使用します。
https://
AccessPointName
-AccountId
.s3-accesspoint.region
.amazonaws.com
注記
-
アクセスポイント名にダッシュ (-) 文字が含まれている場合は、URL にダッシュを含めて、アカウント ID の前に別のダッシュを挿入します。例えば、リージョン
us-west-2
で アカウント123456789012
が所有するfinance-docs
という名前のアクセスポイントを使用する場合、適切な URL はhttps://finance-docs-123456789012.s3-accesspoint.us-west-2.amazonaws.com
になります。 -
S3 アクセスポイントは HTTP によるアクセスをサポートせず、HTTPS による安全なアクセスのみをサポートします。
S3:// を使用したバケットへのアクセス
一部の AWS のサービスでは、S3://bucket
を使用して Amazon S3 バケットを指定する必要があります。次の例は、正しい形式を示しています。この形式を使用する場合、バケット名には AWS リージョン が含まれないことに注意してください。
S3://
bucket-name
/key-name
例えば、次の例では、前のパス形式のセクションで説明したサンプルバケットを使用しています。
S3://
mybucket/puppy.jpg