レイテンシーに基づくルーティング - Amazon Route 53

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レイテンシーに基づくルーティング

複数の AWS リージョンでアプリケーションがホストされている場合、ネットワークレイテンシーが最も低い AWS リージョンに基づいてリクエストを処理することで、ユーザーのパフォーマンスを向上させることができます。

注記

ユーザーとリソース間のレイテンシーに関するデータは、ユーザーと AWS データセンター間のトラフィックに完全に基づいています。AWS リージョンのリソースを使用していない場合、ユーザーとリソース間の実際のレイテンシーは、AWS レイテンシーデータと大きく異なる可能性があります。これは、リソースが AWS リージョンと同じ都市にある場合でも当てはまります。

レイテンシーベースルーティングを使用するには、複数の AWS リージョンのリソース用にレイテンシーレコードを作成します。ドメインまたはサブドメイン (example.com または acme.example.com) の DNS クエリを受信した Route 53 は、レイテンシーレコードが作成された AWS リージョンを判定し、ユーザーに対するレイテンシーが最も小さいリージョンを判定し、そのリージョンのレイテンシーレコードを選択します。Route 53 は、ウェブサーバーの IP アドレスなど、選択したレコードの値で応答します。

例えば、米国西部 (オレゴン) リージョンとアジアパシフィック (シンガポール) リージョンに Elastic Load Balancing ロードバランサーがあるとします。各ロードバランサーのレイテンシーレコードを作成します。ロンドンのユーザーがブラウザにあなたのドメイン名を入力した場合は次のようになります。

  1. DNS がクエリを Route 53 ネームサーバーにルーティングします。

  2. Route 53 は、ロンドンとシンガポールリージョン間のレイテンシーおよびロンドンとオレゴンリージョン間のレイテンシーに基づいて、そのリクエストのデータを参照します。

  3. ロンドンとオレゴンリージョン間のレイテンシーのほうが低い場合、Route 53 はオレゴンのロードバランサーの IP アドレスをクエリに対して返します。ロンドンとシンガポールリージョン間のレイテンシーの方が低い場合、Route 53 はシンガポールのロードバランサーの IP アドレスをクエリに対して返します。

インターネット上のホスト間のレイテンシーは、ネットワーク接続やルーティングに変更があると、時間の経過と共に変化する場合があります。レイテンシーベースルーティングは一定期間中に実施されたレイテンシー測定の値に基づいており、これらの測定値はレイテンシーの変化を反映しています。この週にオレゴンリージョンにルーティングされたリクエストは、次の週にシンガポールリージョンにルーティングされる場合があります。

注記

ブラウザまたは他のビューワーが EDNS0 の edns-client-subnet 拡張をサポートする DNS リゾルバーを使用する場合、DNS リゾルバーはユーザーの IP アドレスを切り捨てたバージョンを Route 53 に送信します。レイテンシーベースルーティングを設定した場合、Route 53 はトラフィックをリソースにルーティングする際にこの値を考慮します。詳細については、「Amazon Route 53 が EDNS0 を使用してユーザーの場所を推定する方法」を参照してください

レイテンシールーティングポリシーは、プライベートホストゾーンのレコードに使用できます。

レイテンシールーティングポリシーを使用してレコードを作成するときに指定する値の詳細については、以下のトピックを参照してください。