AWS Schema Conversion Tool
ユーザーガイド (Version 1.0)

AWS Schema Conversion Tool を使用したアプリケーション SQL の変換

エンジン間でデータベーススキーマを変換するときは、古いデータベースエンジンの代わりに新しいデータベースエンジンとやり取りするように、アプリケーションの SQL コードを更新する必要があります。変換された SQL コードは表示、分析、編集、保存できます。

AWS Schema Conversion Tool (AWS SCT) を使用して、C++、C#、Java などのアプリケーションコードの SQL コードを変換できます。Oracle から PostgreSQL への変換では、AWS SCT を使用して SQL*Plus コードを PSQL に変換できます。

アプリケーション SQL の変換の概要

アプリケーションの SQL コードを変換するには、以下に概説している手順を実行します。

  • [Create an application conversion project (アプリケーション変換プロジェクトを作成する)] – アプリケーション変換プロジェクトはデータベーススキーマ変換プロジェクトの子になります。データベーススキーマ変換プロジェクトごとに、1 つ以上のアプリケーション変換プロジェクトをその子として作成できます。詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool でのアプリケーション変換プロジェクトの作成」を参照してください。

  • [Analyze and convert your SQL code (SQL コードを分析して変換する)] – AWS SCT で、アプリケーションを分析し、SQL コードを抽出して、変換された SQL のローカルバージョンを作成して、確認と編集に使用します。このツールでは、アプリケーションのコードは変換準備ができるまでは変更されません。詳細については、「AWS Schema Conversion Tool を使用した SQL コードの分析と変換」を参照してください。

  • [Create an application assessment report (アプリケーション評価レポートを作成する)] – アプリケーション評価レポートでは、ソースデータベーススキーマからターゲットデータベーススキーマへのアプリケーションの SQL コードの変換について重要な情報を得られます。詳細については、「評価レポートの作成および使用」を参照してください。

  • [Edit, apply changes to, and save your converted SQL code (変換された SQL コードを編集、変更適用、保存する)] – 評価レポートには、自動変換できない SQL コード項目のリストが含まれます。これらの項目の変換を実行するように、SQL コードを手動で編集できます。詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool による変換された SQL コードの編集と保存」を参照してください。

AWS Schema Conversion Tool でのアプリケーション変換プロジェクトの作成

AWS Schema Conversion Tool では、アプリケーション変換プロジェクトはデータベーススキーマ変換プロジェクトの子になります。データベーススキーマ変換プロジェクトごとに、1 つ以上のアプリケーション変換プロジェクトをその子として作成できます。以下の手順を使用して、アプリケーション変換プロジェクトを作成します。

アプリケーション変換プロジェクトを作成するには

  1. AWS Schema Conversion Tool で、[Applications (アプリケーション)] メニューから [New Application (新しいアプリケーション)] を選択します。

    
                        メインアプリケーションウィンドウの [Applications (アプリケーション)] メニュー

    [New application conversion project] ダイアログボックスが表示されます。

    
                        [New application conversion project (新しいアプリケーション変換プロジェクト)] ダイアログボックス
  2. 以下のプロジェクト情報を追加します。

    パラメーター 操作
    Application Project Name

    アプリケーション変換プロジェクトの名前を入力します。データベーススキーマ変換プロジェクトごとに 1 つ以上の子アプリケーション変換プロジェクトを作成できるため、後でプロジェクトを追加する場合を考慮した名前を選択します。

    場所

    アプリケーションのソースコードの場所を入力します。

    Project language

    次のいずれかを選択します。

    • JAVA

    • C++

    • C#

    • すべて

    SQL parameter style for target database

    次のいずれかを選択します。

    • Same as in source

    • Positional (?)

    • Indexed (:1)

    • Indexed ($1)

    • Named (@name)

    • Named (:name)

    Select source database schema

    ソースツリーで、アプリケーションコードによって使用されるスキーマを選択します。

  3. [OK] を選択して、アプリケーション変換プロジェクトを作成します。

    プロジェクトウィンドウが開きます。

    
                        プロジェクトウィンドウ
  4. アプリケーション変換プロジェクトを初めて作成するときは、プロジェクトウィンドウが自動的に開きます。既存のアプリケーション変換プロジェクトを開くには、ソースツリーでプロジェクトノードを選択し、コンテキスト(右クリック)メニューを開いて、[Manage application] を選択します。

    
                        ソースツリーでのアプリケーションとコンテキストメニュー
  5. [Applications] メニューから [New Application] を選択するか、ソースツリーで [Applications] ノードを選択するか、コンテキスト(右クリック)メニューを開いて [Add application] を選択することで、アプリケーション変換プロジェクトを追加できます。

AWS Schema Conversion Tool を使用した SQL コードの分析と変換

以下の手順で、AWS Schema Conversion Tool を使用して SQL コードを分析して変換します。

SQL コードを変換して分析するには

  1. アプリケーション変換プロジェクトで、[Analyze] を選択します。

    AWS SCT によってアプリケーションコードが分析され、SQL コードが抽出されます。抽出されたすべての SQL コードのリストは、ウィンドウの下部にある [Parsed SQL Scripts] ペインに表示されます。リストで選択した項目は、[Extracted SQL script] ペインにも表示されます。

  2. リスト内の各 SQL コード項目を分析し、準備ができたら、[Convert] を選択して、その SQL をターゲットデータベースの SQL に変換できます。

    注記

    変換された SQL コードは後の手順で編集できます。

    
                        分析する SQL コード

評価レポートの作成および使用

アプリケーション移行評価レポートでは、ソースデータベーススキーマからターゲットデータベーススキーマへのアプリケーションの SQL コードの変換について重要な情報を得られます。レポートでは、アプリケーションから抽出されたすべての SQL、変換されたすべての SQL、変換できない SQL に対するアクション項目が詳細に説明されます。また、自動変換できない SQL コードを手動変換するのにかかる推定労力も示されます。

アプリケーション評価レポートの作成

以下の手順を使用して、アプリケーション評価レポートを作成します。

アプリケーション評価レポートを作成するには

  1. アプリケーション変換プロジェクトウィンドウで、[Actions] メニューから [Create Report] を選択します。

    レポートが作成され、アプリケーション変換プロジェクトウィンドウで開きます。

  2. [Summary] タブを確認します。

    以下に示している [Summary] タブには、アプリケーション評価レポートの要約が表示されます。そのタブには、自動変換されなかった SQL コード項目と自動変換された SQL コード項目が示されます。

    
                            アプリケーション評価レポートの [Summary (概要)] タブ
  3. [SQL Conversion Actions] タブを選択し、情報を確認します。

    [SQL Conversion Actions] タブには、自動変換できない SQL コード項目のリストが表示されます。SQL コードの手動変換方法に関する推奨事項も表示されます。変換された SQL コードは後の手順で編集します。詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool による変換された SQL コードの編集と保存」を参照してください。

    
                            [SQL Conversion Actions (SQL 変換アクション)] タブ
  4. アプリケーション評価レポートのローカルコピーは PDF ファイルまたはカンマ区切り値(CSV)ファイルとして保存できます。PDF ファイルには、要約とアクション項目の情報の両方が含まれます。CSV ファイルには、アクション項目の情報のみが含まれます。

AWS Schema Conversion Tool による変換された SQL コードの編集と保存

評価レポートには、自動変換できない SQL コード項目のリストが含まれます。変換できない項目ごとに、[SQL Conversion Actions] タブにアクション項目があります。これらの項目の変換を実行するように、SQL コードを手動で編集できます。

以下の手順を使用して、変換された SQL コードを編集、変更適用、保存します。

変換された SQL コードを編集、変更適用、保存するには

  1. [Target SQL script] ペインで直接、変換された SQL コードを編集します。変換されたコードが表示されていない場合は、ペイン内をクリックすると、入力を開始できます。

  2. 変換された SQL コードの編集が終了したら、[Apply] を選択します。この時点で、変更はメモリに保存されますが、まだファイルには書き込まれていません。

  3. [Save] を選択すると、変更がファイルに保存されます。

    重要

    [Save] を選択すると、元のファイルが上書きされます。保存前に、元のアプリケーションコードの記録用に元のファイルのコピーを作成します。