CodeBuild に用意されている Docker イメージ
サポートされているイメージは、CodeBuild で利用できるイメージの最新のメジャーバージョンであり、マイナーバージョンとパッチバージョンのアップデートにより更新されます。CodeBuild は、サポートされているイメージをマシンの Amazon マシンイメージ (AMI) にキャッシュすることで、ビルドのプロビジョニング時間を最適化します。すべてのサポートされているイメージについて、最新の 2 つの minor.patch
バージョンがキャッシュされます。キャッシュを有効に活用し、ビルドのプロビジョニング時間を最小限に抑えたい場合は、aws/codebuild/amazonlinux2-x86_64-standard:4.0-1.0.0
のようなより詳細なバージョンではなく、CodeBuild コンソールの [イメージバージョン] セクションで、[常にこのランタイムバージョンの最新イメージを使用する] を選択します。
AWS CodeBuild は、CodeBuild で使用できる以下の Docker イメージをサポートしています。
プラットフォーム | イメージ識別子 | 定義 |
---|---|---|
Amazon Linux 2 | aws/codebuild/amazonlinux2-x86_64-standard:4.0 |
al2/standard/4.0 |
Amazon Linux 2023 | aws/codebuild/amazonlinux2-x86_64-standard:5.0 |
al2/standard/5.0 |
Amazon Linux 2 | aws/codebuild/amazonlinux2-x86_64-standard:corretto8 |
al2/standard/corretto8 |
Amazon Linux 2 | aws/codebuild/amazonlinux2-x86_64-standard:corretto11 |
al2/standard/corretto11 |
Amazon Linux 2 | aws/codebuild/amazonlinux2-aarch64-standard:2.0 |
al2/aarch64/standard/2.0 |
Amazon Linux 2023 | aws/codebuild/amazonlinux2-aarch64-standard:3.0 |
al2/aarch64/standard/3.0 |
Ubuntu 20.04 | aws/codebuild/standard:5.0 |
ubuntu/standard/5.0 |
Ubuntu 22.04 | aws/codebuild/standard:6.0 |
ubuntu/standard/6.0 |
Ubuntu 22.04 | aws/codebuild/standard:7.0 |
ubuntu/standard/7.0 |
Windows Server Core 2019 | aws/codebuild/windows-base:2019-1.0 |
該当なし |
Windows Server Core 2019 | aws/codebuild/windows-base:2019-2.0 |
該当なし |
Windows Server Core 2019 プラットフォームの基本イメージは、以下のリージョンでのみ利用可能です。
-
米国東部(バージニア北部)
-
米国東部 (オハイオ)
-
米国西部 (オレゴン)
-
欧州 (アイルランド)
CodeBuild は Docker イメージのリストを頻繁に更新して最新のイメージを追加し、古いイメージを廃止します。最新のリストを取得するには、次のいずれかを実行します。
-
CodeBuild コンソールの [Create build project] (ビルドプロジェクトの作成) ウィザードまたは [Edit Build Project] (ビルドプロジェクトの編集) ページで、環境イメージとして [Managed image] (マネージド型イメージ) を選択します。[オペレーティングシステム]、[ランタイム]、[ランタイムバージョン] の各ドロップダウンリストで適切な選択を行います。詳細については、「ビルドプロジェクトの作成 (コンソール)」または「ビルドプロジェクトの設定の変更 (コンソール)」を参照してください。
-
AWS CLI では、
list-curated-environment-images
コマンドを実行します。aws codebuild list-curated-environment-images
-
AWS SDK では、ターゲットのプログラミング言語の
ListCuratedEnvironmentImages
オペレーションを呼び出します。詳細については、「AWS SDK とツールのリファレンス」を参照してください。
廃止イメージ
廃止イメージとは、CodeBuild によってキャッシュまたは更新されなくなったイメージです。廃止イメージは、マイナーバージョンやパッチバージョンの更新の対象外となって、更新されなくなるため、使用すると安全ではない場合があります。CodeBuild プロジェクトが古いイメージバージョンを使用するように設定されている場合、プロビジョニングプロセスはこの Docker イメージをダウンロードし、それを使用してコンテナ化されたランタイム環境を作成します。これにより、プロビジョニング時間と全体的なビルド時間が長くなる可能性があります。
CodeBuild は、以下の Docker イメージを廃止しました。これらのイメージは引き続き使用できますが、ビルドホストにキャッシュされないため、プロビジョニング時間が長くなります。
プラットフォーム | イメージ識別子 | 定義 | 廃止日 |
---|---|---|---|
Amazon Linux 2 | aws/codebuild/amazonlinux2-x86_64-standard:3.0 |
al2/standard/3.0 | 2023 年 5 月 9 日 |
Ubuntu 18.04 | aws/codebuild/standard:4.0 |
ubuntu/standard/4.0 | 2023 年 3 月 31 日 |
Amazon Linux 2 | aws/codebuild/amazonlinux2-aarch64-standard:1.0 |
al2/aarch64/standard/1.0 | 2023 年 3 月 31 日 |
Ubuntu 18.04 | aws/codebuild/standard:3.0 |
ubuntu/standard/3.0 | 2022 年 6 月 30 日 |
Amazon Linux 2 | aws/codebuild/amazonlinux2-x86_64-standard:2.0 |
al2/standard/2.0 | 2022 年 6 月 30 日 |