AWS CodeCommit
ユーザーガイド (API バージョン 2015-04-13)

AWS Cloud9 と AWS CodeCommit を統合する

AWS Cloud9 を使用して、CodeCommit リポジトリでコード変更を行うことができます。AWS Cloud9 には、コード記述に加えて、ソフトウェアのビルド、実行、テスト、デバッグ、リリースに使用できるツールのコレクションが含まれています。既存のリポジトリのクローン、リポジトリの作成、コード変更のリポジトリへのコミットとプッシュなどを、すべて AWS Cloud9 EC2 開発環境からできます。AWS Cloud9 EC2 開発環境は、一般に AWS CLI、Amazon EC2 ロール、Git を使用して事前設定されているため、ほとんどの場合はいくつかの簡単なコマンドを実行するだけでリポジトリを操作し始めることができます。

CodeCommit で AWS Cloud9 を使用するには、以下が必要です。

ステップ 1: AWS Cloud9 開発環境を作成する

AWS Cloud9 は Amazon EC2 インスタンスで開発環境をホストします。AWS によって管理される一時的な認証情報を使用してインスタンスを CodeCommit リポジトリに接続できるため、これは最も簡単な統合方法です。代わりに独自のサーバーを使用する場合は、『AWS Cloud9 ユーザーガイド』を参照してください。

AWS Cloud9 環境を作成するには

  1. 設定した IAM ユーザーとして AWS にサインインし、AWS Cloud9 コンソールを開きます。

  2. AWS Cloud9 コンソールで、[環境の作成] を選択します。

  3. [Step 1: Name environment] で、環境の名前と説明 (オプション) を入力し、[次のステップ] を選択します。

  4. [Step 2: Configure Settings] で、次のように環境を設定します。

    • [Environment type] で、[Create a new instance for environment (EC2)] を選択します。

    • [Instance type] で、開発環境の適切なインスタンスタイプを選択します。たとえば、サービスについて調べるだけの場合は、デフォルトの t2.micro を選択できます。開発作業にこの環境を使用する予定の場合は、大きいインスタンスタイプを選択します。

    • デフォルト以外の設定を使用する理由がある場合 (組織で特定の VPC を使用している場合、または AWS アカウントで VPC が設定されていない場合など) を除き、他のデフォルト設定を受け入れて [次のステップ] を選択します。

  5. [Step 3: Review] で、設定を確認します。変更を加える場合は [Previous step] を選択します。加えない場合は [Create environment] を選択します。

    環境を作成して初めて接続するには、数分かかります。長くかかる場合は、AWS Cloud9 ユーザーガイドの「トラブルシューティング」を参照してください。

  6. 環境に接続した後、ターミナルウィンドウで git --version コマンドを実行して、サポートされているバージョンの Git がすでにインストールされているかどうかを確認します。

    
                         AWS Cloud9 開発環境でサポートされているバージョンの Git がインストールされていることを確認します。

    Git がインストールされていないか、サポートされているバージョンでない場合、サポートされているバージョンをインストールします。CodeCommit は Git バージョン 1.7.9 以降をサポートしています。Git をインストールするには、「Git のダウンロード」などのウェブサイトをお勧めします。

    ヒント

    環境のオペレーティングシステムによっては、sudo オプションを指定して yum コマンドを使用すると、Git を含む更新プログラムをインストールできる場合があります。たとえば、管理コマンドのシーケンスは次の 3 つのコマンドのようになります。

    sudo yum -y update sudo yum -y install git git --version
  7. git config コマンドを実行し、Git コミットと関連付けるユーザー名と E メールアドレスを設定します。例:

    git config --global user.name "Mary Major" git config --global user.email mary.major@example.com

ステップ 2: AWS Cloud9 EC2 開発環境で AWS CLI の認証情報ヘルパーを設定する

AWS Cloud9 環境を作成した後、AWS CLI の認証情報ヘルパーを設定し、CodeCommit リポジトリへの接続の認証情報を管理できます。AWS Cloud9 開発環境には、IAM ユーザーに関連付けられた AWS によって管理される一時的な認証情報が用意されています。これらの認証情報は AWS CLI の認証情報ヘルパーで使用します。

  1. ターミナルウィンドウを開き、次のコマンドを実行して AWS CLI がインストールされていることを確認します。

    aws --version

    成功した場合、このコマンドは現在インストールされている AWS CLI のバージョンを返します。以前のバージョンの AWS CLI を最新バージョンにアップグレードするには、「AWS Command Line Interface のインストール」を参照してください。

  2. ターミナルで、次のコマンドを実行し、HTTPS 接続用の AWS CLI の認証情報ヘルパーを設定します。

    git config --global credential.helper '!aws codecommit credential-helper $@' git config --global credential.UseHttpPath true

    ヒント

    認証情報ヘルパーは、開発環境のデフォルト Amazon EC2 インスタンスロールを使用します。開発環境を使用し、CodeCommit にホストされていないリポジトリに接続する予定の場合、それらのリポジトリへの SSH 接続を設定するか、他のリポジトリに接続するときに代替認証情報管理システムが使用されるようにローカル .gitconfig ファイルを設定します。詳細については、Git ウェブサイトの「Git Tools - Credential Storage」を参照してください。

ステップ 3: AWS Cloud9 EC2 開発環境に CodeCommit リポジトリのクローンを作成する

AWS CLI の認証情報ヘルパーを設定した後、そこに CodeCommit リポジトリのクローンを作成することができます。その後、コード作業を開始できます。

  1. ターミナルで、クローンを作成するリポジトリの HTTPS クローン URL を指定することにより、git clone コマンドを実行します。たとえば、米国東部 (オハイオ) リージョンに MyDemoRepo という名前のリポジトリのクローンを作成する場合は、次のように入力します。

    git clone https://git-codecommit.us-east-2.amazonaws.com/v1/repos/MyDemoRepo

    ヒント

    リポジトリのクローン URL は、CodeCommit コンソールの [リポジトリ] と、リポジトリの [コード] ページ の [クローン URL] 情報のどちらでも確認できます。

  2. クローンの作成が完了したら、リポジトリのフォルダをサイドナビゲーションで展開し、開いて編集するファイルを選択します。または、[ファイル] を選択し、[New File (新しいファイル)] を選択してファイルを作成します。

  3. ファイルの作成または編集が完了したら、ターミナルウィンドウで、クローンが作成されたリポジトリのディレクトリに移動し、変更をコミットおよびプッシュします。たとえば、MyFile.py という名前の新しいファイルを追加したとします。

    cd MyDemoRepo git commit -a MyFile.py git commit -m "Added a new file with some code improvements" git push

次のステップ

詳細については、AWS Cloud9 ユーザーガイドを参照してください。CodeCommit で Git を使用する方法については、「AWS CodeCommit での Git の使用に関するチュートリアル」を参照してください。