AWS CodeCommit
ユーザーガイド (API バージョン 2015-04-13)

このガイドの手順では、新しいコンソールデザインがサポートされています。古いバージョンのコンソールを選択すると、古い概念が反映され、本ガイドの基本的な手順がそのまま適用されます。新しいコンソールのヘルプにアクセスするには、情報アイコンを選択します。

AWS CodeCommit とは

AWS CodeCommit は、クラウド内のアセット (ドキュメント、ソースコード、バイナリファイルなど) を非公開で保存および管理するために使用できる Amazon Web Services によってホストされるバージョン管理サービスです。AWS CodeCommit の料金については、「料金表」を参照してください。

注記

これは HIPAA 対象サービスです。AWS、米国 Health Insurance Portability and Accountability Act of 1996 (HIPAA)、および AWS サービスを使用した保護されるべき医療情報 (PHI) の処理、保存、転送に関する詳細については、「HIPAA 概要」を参照してください。

このサービスについて、また、セキュリティ管理のベストプラクティスを規定したセキュリティ管理規格である ISO 27001 については、「ISO 27001 の概要」を参照してください。

このサービスの詳細、および機密情報を保護する暗号化モジュールのセキュリティ要件を指定する連邦情報処理規格 (FIPS) 出版物 140-2 の米国政府規格の詳細については、「連邦情報処理規格 (FIPS) 140-2 の概要」および「Git の接続エンドポイント」を参照してください。

AWS CodeCommit のご紹介

AWS CodeCommit は、セキュアでスケーラブル性が高いマネージド型ソースコントロールサービスで、プライベート Git リポジトリをホストします。AWS CodeCommit では、ソース管理システムを管理したり、そのインフラストラクチャをスケールしたりする必要がありません。AWS CodeCommit を使用してコードからバイナリまであらゆるものを保存します。Git の標準機能がサポートされているため、既存の Git ベースのツールをシームレスに使用できます。

AWS CodeCommit を使用すると、次のことが可能になります。

  • AWS によってホストされる完全マネージド型サービスのメリット AWS CodeCommit では、サービスの高可用性および高耐久性を実現しているため、独自のハードウェアおよびソフトウェアの管理オーバーヘッドは必要ありません。ハードウェアのプロビジョニングおよびスケーリングはもちろん、サーバーソフトウェアのインストール、設定、アップデートも不要です。

  • コードを安全に保存します。AWS CodeCommit リポジトリは、不使用時および転送中に暗号化されます。

  • 協力してコード作業を行います。 AWS CodeCommit リポジトリは、ブランチへマージする前に互いのコード変更を確認してそれにコメントできるプルリクエスト、プルリクエストやコメントについてユーザーに自動的に E メールを送る通知、その他多くをサポートしています。

  • バージョン管理プロジェクトを簡単にスケールします。AWS CodeCommit リポジトリは、スケールアップして開発のニーズを満たすことができます。このサービスでは、多数のファイルやブランチ、大容量のファイル、長期間のバージョン履歴に対応してリポジトリを管理できます。

  • あらゆるものをいつでも保存できる。AWS CodeCommit には、保存できるリポジトリのサイズやファイルのタイプに関する制限がありません。

  • 他の AWS およびサードパーティーサービスとの統合 AWS CodeCommit は、リポジトリを AWS クラウド内の他の製品リソースと密接に保っているため、開発ライフサイクルの速度や頻度を高めるのに役立ちます。IAM と統合されており、他の AWS のサービスで、また他のリポジトリと並行して使用できます。詳細については、「AWS CodeCommit による製品とサービスの統合」を参照してください。

  • 他のリモートリポジトリからファイルを簡単に移行可能Git ベースのリポジトリから AWS CodeCommit に移行できます。

  • 既知の Git ツールを使用可能。AWS CodeCommit では、Git コマンドと各 AWS CLI コマンド、および API をサポートしています。

AWS CodeCommit の仕組み

AWS CodeCommit は、Git ベースのリポジトリのユーザーには親しみやすいようですが、それ以外のユーザーでも AWS CodeCommit への移行は比較的簡単です。AWS CodeCommit のコンソールを使用すると、リポジトリの作成に加え、既存のリポジトリやブランチの一覧表示を簡単に行うことができます。ユーザーは、簡単な数ステップのみで、リポジトリに関する情報を表示し、そのクローンをコンピュータに作成できます。これにより、変更を加えることができるローカルリポジトリを作成して、AWS CodeCommit リポジトリにプッシュできるようになります。ユーザーは、ローカルマシンのコマンドラインから操作するか、GUI ベースのエディタを使用してこの作業を行うことができます。

次の図では、開発マシン、AWS CLI、AWS CodeCommit コンソールのいずれかと、AWS CodeCommit サービスを使用してリポジトリの作成と管理を行う方法を示しています。


        標準的な AWS CodeCommit ワークフロー
  1. AWS CLI または AWS CodeCommit コンソールを使用して、AWS CodeCommit リポジトリ を作成します。

  2. 開発マシンから Git を使用して、git clone を使用し、AWS CodeCommit リポジトリの名前を指定します。これにより、AWS CodeCommit リポジトリ に接続する ローカル repo が作成されます。

  3. 開発マシン上で ローカル repo を使用してファイルを変更 (追加、編集、削除) し、続いて、git add を実行し、変更したファイルをローカルでステージングします。git commit を実行してファイルをローカルにコミットしてから、git push を実行して、そのファイルを AWS CodeCommit リポジトリ に送信します。

  4. 他のユーザーの変更をダウンロードします。git pull を実行して、AWS CodeCommit リポジトリ のファイルを ローカル repo と同期します。これにより、最新バージョンのファイルを操作できます。

リポジトリを追跡および管理するには、AWS CLI または AWS CodeCommit コンソールを使用できます。

AWS CodeCommit と Amazon S3 のファイルバージョニングの違いは?

AWS CodeCommit は、チームによるソフトウェア開発を目的として設計されています。また、複数のファイルの変更のバッチを管理できるため、他の開発者が操作していても、同時に変更することができます。Amazon S3 のバージョニングでは、過去のバージョンのファイルを復元できますが、ソフトウェア開発チームが必要とする提携ファイルの追跡機能は搭載されていません。

AWS CodeCommit の使用を開始するには

AWS CodeCommit の使用を開始するには

  1. セットアップ 」の手順に従って、開発マシンを準備します。

  2. 開始方法」の 1 つ以上のチュートリアルの手順に従います。

  3. バージョン管理プロジェクトを AWS CodeCommit に「作成」するか、バージョン管理プロジェクトを AWS CodeCommit に「移行」します。

Git について

詳細をお知りになりたい場合は、「Git の詳細」を参照してください。次に便利なリソースをいくつか紹介します。

  • Pro Git: Pro Git の本のオンラインバージョン。執筆者は Scott Chacon です。発行元は Apress です。

  • Git Immersion: Git の基礎を紹介したガイド付きツアー。発行元は Neo Innovation, Inc. です。

  • Git リファレンス: オンラインのクイックリファレンス。詳細な Git チュートリアルとして使用することもできます。発行元は GitHub です。

  • Git チートシート: Git コマンドの基本構文。発行元は GitHub です。

  • Git ポケットガイド執筆者 Richard E. Silverman です。発行元は O'Reilly Media, Inc です。