問い合わせフローのインポート/エクスポート
このトピックで説明している手順を使用すると、1 つのインスタンスから別のインスタンスに、またはカスタマーサービス組織を拡大する際に 1 つのリージョンから別のリージョンに問い合わせフローをインポート/エクスポートできます。
数十または数百の問い合わせフローを移行するには、問い合わせフローを別のインスタンスに移行する で説明している API を使用します。
問い合わせフローのインポート/エクスポート機能は現在ベータ版です。更新と改善により、ベータ段階でエクスポートされた問い合わせフローをインポートする将来のリリースで問題が発生する可能性があります。
エクスポートの制限
問い合わせフローは、次の要件を満たしている場合にエクスポートできます。
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フローのブロック数が 100 未満である。
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フローの合計サイズが 1 MB 未満でである。
これらの要件を満たすために、大きなフローは小さいフローに分割することをお勧めします。
問い合わせフローは JSON ファイルにエクスポートされる
問い合わせフローは JSON ファイルにエクスポートされます。このファイルには以下の特徴があります。
JSON には、フロー内のブロックごとにセクションがあります。
問い合わせフローの特定のブロック、パラメータ、またはその他の要素に使用される名前は、ユーザーインターフェイス (UI) で使用されるラベルと異なる場合があります。
デフォルトでは、問い合わせフローのエクスポートファイルはファイル名拡張子なしで作成され、ブラウザのデフォルトの場所に保存されます。エクスポートされた問い合わせフローは、エクスポートされた問い合わせフローのみを含むフォルダに保存することをお勧めします。
問い合わせフローのインポート/エクスポート方法
問い合わせフローをエクスポートするには
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問い合わせフローを表示するアクセス許可を含むセキュリティプロファイルが割り当てられたアカウントを使用して、Amazon Connect インスタンスにログインします。
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[ルーティング]、[問い合わせフロー] の順に選択します。
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エクスポートする問い合わせフローを開きます。
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[保存]、[フローのエクスポート] の順に選択します。
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エクスポートしたファイルの名前を入力し、[次へ] を選択します。
問い合わせフローをインポートするには
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Amazon Connect インスタンスにログインします。アカウントには、問い合わせフローの編集権限を含むセキュリティプロファイルを割り当てる必要があります。
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ナビゲーションメニューで、[Routing (ルーティング)]、[Contact flows (問い合わせフロー)] の順に選択します。
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次のいずれかを行ってください。
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既存の問い合わせフローをインポートするものと置き換えるには、問い合わせフローを開いて置き換えます。
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インポートするのと同じタイプの新しい問い合わせフローを作成します。
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[保存]、[フローのインポート] の順に選択します。
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インポートするファイルを選択し、[インポート] を選択します。問い合わせフローが既存の問い合わせフローにインポートされると、既存の問い合わせフローの名前も更新されます。
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必要に応じて解決済みまたは未解決の参照を確認して更新します。
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インポートしたフローを保存するには、[保存] を選択します。発行するには、[保存して発行] を選択します。
インポートした問い合わせフローのリソースを解決する
問い合わせフローを作成すると、問い合わせフローに含まれるリソース (キューや音声プロンプトなど) は、リソースの名前と Amazon リソースネーム (ARN) を使用して問い合わせフロー内で参照されます。ARN は、リソースが作成されるサービスおよびリージョンに固有のリソースの一意の識別子です。問い合わせフローをエクスポートすると、問い合わせフローで参照される各リソースの名前と ARN が、エクスポートされた問い合わせフローに含まれます。
問い合わせフローをインポートすると、Amazon Connect は、リソースの ARN を使用して、キューなどの問い合わせフローで使用されている Amazon Connect リソースへの参照を解決しようとします。問い合わせフローをエクスポートした同じ Amazon Connect インスタンスにインポートすると、問い合わせフローで使用されるリソースはそのインスタンスの既存のリソースに解決されます。リソースを削除するか、リソースへのアクセス許可を変更すると、問い合わせフローをインポートしたときに Amazon Connect がリソースを解決できないことがあります。ARN を使用してリソースを見つけることができない場合、Amazon Connect は問い合わせフローで使用されているものと同じ名前のリソースを見つけることによってリソースの解決を試みます。同じ名前のリソースが見つからない場合は、未解決のリソースへの参照を含む警告がブロックに表示されます。
問い合わせフローをエクスポートしたものとは異なる Amazon Connect インスタンスにインポートすると、使用するリソースの ARN が異なります。問い合わせフローがエクスポートされたインスタンスのリソースと同じ名前のインスタンスにリソースを作成する場合、リソースは名前で解決できます。未解決のリソースを含むブロック、または名前で解決されたリソースを開き、リソースを、Amazon Connect インスタンス内の別のリソースに変更することもできます。未解決または不足しているリソースがある問い合わせフローを保存できますが、リソースが解決または削除されるまで発行できません。