AWS Database Migration Service
ユーザーガイド (Version API Version 2016-01-01)

Microsoft SQL Server データベースを AWS DMS のソースとして使用する

AWS DMS (AWS DMS) を使用して、1 つ以上の Microsoft SQL Server データベースからデータを移行できます。SQL Server データベースをソースとして使用すると、別の SQL Server データベースまたはサポートされている他のデータベースのいずれかにデータを移行できます。

AWS DMS では、ソースとして、Microsoft SQL Server バージョン 2005、2008、2008R2、2012、2014、2016、2017 のオンプレミスおよび Amazon EC2 インスタンスデータベースがサポートされます。Enterprise、Standard、Workgroup、および Developer エディションがサポートされます。Web および Express エディションはサポートされていません。

AWS DMS では、ソースとして、SQL Server バージョン 2008R2、2012、2014、2016、2017 の Amazon RDS DB インスタンスデータベースがサポートされます。Enterprise および Standard エディションがサポートされています。CDC は Enterprise Edition のすべてのバージョンでサポートされています。CDC は、Standard Edition バージョン 2016 SP1 以降でのみサポートされています。Web、Workgroup、Developer、Express エディションはサポートされません。

SQL Server データベースは、ネットワーク内のどのコンピュータにもインストールできます。また、そのデータベースを AWS DMS で使用するには、選択したタスクのタイプに応じてソースデータベースに対する適切なアクセス権限を持つ SQL Server アカウントが必要です。

AWS DMS は、SQL Server の名前付きインスタンスからのデータ移行をサポートしています。ソースエンドポイントを作成するとき、サーバー名では次の表記を使用できます。

IPAddress\InstanceName

たとえば、正しいソースエンドポイントサーバー名を以下に示します。ここでは、名前の最初の部分はサーバーの IP アドレス、2 番目の部分は SQL Server インスタンス名 (この例では SQLTest) です。

10.0.0.25\SQLTest

SSL を使用して、SQL Server エンドポイントとレプリケーションインスタンスとの接続を暗号化できます。SQL Server エンドポイントで SSL を使用する方法の詳細については、「AWS Database Migration Service で SSL を使用する」を参照してください。

ソースとして使用する SQL Server データベースから変更をキャプチャするには、データベースは完全バックアップ用に設定され、Enterprise、Developer、Standard のいずれかのエディションであることが必要です。

SQL Server ソースデータベースと AWS DMS を使用する方法の詳細については、以下を参照してください。

SQL Server を AWS DMS のソースとして使用する場合の制限

SQL Server データベースを AWS DMS のソースとして使用する場合は、以下の制限が適用されます。

  • 列のアイデンティティプロパティは、ターゲットデータベース列に移行されません。

  • バージョン 2.4.x より前の AWS DMS エンジンでは、情報が 8,000 バイトを超える (ヘッダーおよびマッピング情報を含む) 行への変更は適切に処理されません。この問題は、SQL Server TLOG バッファサイズの制限が原因で発生します。この問題を回避するには、最新の AWS DMS バージョンを使用します。

  • SQL Server エンドポイントでは、スパーステーブルの使用はサポートされていません。

  • Windows 認証はサポートされていません。

  • SQL Server の計算済みフィールドの変更はレプリケーションされていません。

  • 一時テーブルはサポートされていません。

  • SQL Server パーティション切り替えはサポートされていません。

  • ソースでクラスター化されたインデックスは、ターゲットでクラスター化されていないインデックスとして作成されます。

  • WRITETEXT ユーティリティと UPDATETEXT ユーティリティを使用している場合、AWS DMS ではソースデータベースに適用されたイベントがキャプチャされません。

  • 次のデータ操作言語 (DML) パターンはサポートされていません。

    SELECT <*> INTO <new_table> FROM <existing_table>
  • SQL Server をソースとして使用している場合、列レベルの暗号化はサポートされていません。

  • SQL Server 2008 と 2008 R2 の既知の問題のため、AWS DMS では、ソースとして使用している SQL Server 2008 あるいは SQL Server 2008 R2 でのサーバーレベルの監査はサポートされていません。たとえば、次のコマンドを実行すると AWS DMS でエラーが発生します。

    USE [master] GO ALTER SERVER AUDIT [my_audit_test-20140710] WITH (STATE=on) GO

SQL Server ソースから継続的なレプリケーション (CDC) を使用する

オンプレミスまたは Amazon EC2 上の自己管理型 SQL Server データベースや、Amazon RDS 上の Amazon が管理するデータベースに継続的なレプリケーション (変更データキャプチャ、つまり CDC) を使用できます。

AWS DMS では、これらの SQL Server 設定の継続的なレプリケーションがサポートされています。

  • オンプレミスまたは Amazon EC2 上のソース SQL Server インスタンスの場合、AWS DMS では SQL Server Enterprise、Standard、および Developer Edition の継続的なレプリケーションがサポートされます。

  • Amazon RDS で実行されているソース SQL Server インスタンスの場合、AWS DMS は SQL Server Enterprise から SQL Server 2016 SP1 で継続的なレプリケーションをサポートしています。このバージョン以降では、AWS DMS は SQL Server Enterprise Edition と Standard Edition の両方で CDC をサポートしています。

AWS DMS が継続的なレプリケーションを自動的にセットアップするようにする場合、ソースデータベースへの接続に使用する AWS DMS ユーザーアカウントに sysadmin 固定サーバーロールが必要です。使用するユーザーアカウントに sysadmin ロールを割り当てない場合でも、継続的なレプリケーションを使用できます。そのためには、以下に説明する一連の手順を手動で実行します。

AWS DMS のソースとして SQL Server データベースを使用して継続的なレプリケーションを使用する場合は、次の要件が特別に適用されます。

  • SQL Server を完全バックアップ用に設定し、データのレプリケートの開始前にバックアップを実行する必要があります。

  • 復旧モデルを [Bulk logged] または [Full] に設定する必要があります。

  • 複数のディスクへの SQL Server のバックアップはサポートされていません。データベースバックアップを異なるディスク上の複数のファイルに書き込むようにバックアップを定義している場合、AWS DMS ではそのデータを読み取ることができず、AWS DMS タスクは失敗します。

  • 自己管理型 SQL Server ソースの場合、DMS CDC タスクで使用されたソースデータベースの SQL Server Replication Publisher 定義は、そのタスクを削除しても削除されない点に注意してください。SQL Server システム管理者がそれらの定義を自己管理型ソースの SQL Server から削除する必要があります。

  • CDC 中に、AWS DMS は SQL Server トランザクションログのバックアップを検索して、変更を読み取る必要があります。AWS DMS​ では、サードパーティーのバックアップソフトウェアを使用して作成された SQL Server トランザクションログのバックアップの使用はサポートされていません。

  • 自己管理型 SQL Server ソースの場合、SQL Server は新しく作成されたテーブルの変更を、公開されるまでキャプチャしない点に注意してください。テーブルが SQL Server ソースに追加されると、AWS DMS は公開の作成を管理します。ただし、この処理には数分かかることがあります。この遅延中に新たに作成されたテーブルに行われたオペレーションは、ターゲットにキャプチャまたはレプリケーションされません。

  • AWS DMS 変更データキャプチャを行うには、SQL Server で FULLOGGING を有効にする必要があります。SQL Server で FULLLOGGING を有効にするには、MS-REPLICATION または CHANGE DATA CAPTURE (CDC) を有効にします。

  • SQL Server の tlog は、変更が処理されるまで再利用できません。

  • CDC オペレーションはメモリ最適化テーブルに対してはサポートされていません。この制限は、この機能が初めて導入された SQL Server 2014 とそれ以降のバージョンに適用されます。

SQL Server のデータ変更をキャプチャする

自己管理型 SQL Server ソースの場合、AWS DMS は以下を使用します。

  • MS-Replication: プライマリキーを持つテーブルの変更をキャプチャします。これは、ソース SQL Server インスタンスユーザーで AWS DMS エンドポイントユーザーに sysadmin 権限を付与することで自動的に設定できます。または、このセクションで説明されているステップに従ってソースを準備し、AWS DMS エンドポイントに sysadmin 以外のユーザーを使用することもできます。

  • MS-CDC: プライマリキーを持たないテーブルの変更をキャプチャします。MS-CDC は、すべてのテーブルのデータベースレベルで個別に有効になっている必要があります。

Amazon RDS で実行されている SQL Server ソースの場合、プライマリキーの有無にかかわらず、AWS DMS は MS-CDC を使用してテーブルの変更をキャプチャします。MS-CDC は、このセクションで説明されている Amazon RDS 固有のストアドプロシージャを使用して、すべてのテーブルのデータベースレベルで個別に有効になっている必要があります。

継続的なレプリケーション (CDC) に SQL Server データベースを使用できる方法はいくつかあります。

  • sysadmin ロールを使用する継続的なレプリケーションをセットアップします(これは、自己管理型 SQL Server ソースにのみ適用されます)。

  • sysadmin ロールを使用しない継続的なレプリケーションをセットアップします。(これは、自己管理型 SQL Server ソースにのみ適用されます)。

  • Amazon RDS for SQL Server DB インスタンスの継続的なレプリケーションをセットアップします。

sysadmin ロールを使用して継続的なレプリケーションをセットアップする

プライマリキーがあるテーブルの場合、AWS DMS はソースで必要なアーティファクトを設定できます。プライマリキーがないテーブルの場合、MS-CDC をセットアップする必要があります。

まず、次のコマンドを実行してデータベースで MS-CDC を有効にします。sysadmin ロールが割り当てられたアカウントを使用します。

use [DBname] EXEC sys.sp_cdc_enable_db

次に、以下のコマンドを実行して各ソーステーブルで MS-CDC を有効にします。

EXECUTE sys.sp_cdc_enable_table @source_schema = N'MySchema', @source_name = N'MyTable', @role_name = NULL;

特定のテーブルの MS-CDC をセットアップする方法の詳細については、 SQL Server のドキュメントを参照してください。

sysadmin ロールを割り当てずに継続的なレプリケーションをセットアップする

ユーザーアカウントが sysadmin 権限を持っている必要がない SQL Server データベースソースに継続的なレプリケーションをセットアップできます。

注記

DMS タスクの実行中にこの手順を実行できます。DMS タスクが停止している場合は、トランザクションログまたは実行中のデータベースバックアップがない場合にのみこの手順を実行できます。これは、SQL Server ではバックアップに LSN 位置を照会するために SYSADMIN 権限 が必要であるためです。

sysadmin ロールを使用せずに継続的なレプリケーションの SQL Server データベースソースをセットアップするには

  1. SQL Server Management Studio (SSMS) を使用してパスワード認証する新しい SQL Server アカウントを作成します。この例では、dmstest というアカウントを使用します。

  2. SSMS の [User Mappings] セクションで、MSDB および MASTER データベース (公開権限を付与します) を選択し、継続的なレプリケーションを使用するデータベースに DB_OWNER ロールを割り当てます。

  3. 新しいアカウントのコンテキストメニュー (右クリック) を開き、[Security] を選択して Connect SQL 権限を明示的に付与します。

  4. 以下の付与コマンドを実行します。

    GRANT SELECT ON FN_DBLOG TO dmstest; GRANT VIEW SERVER STATE TO dmstest; use msdb; GRANT EXECUTE ON MSDB.DBO.SP_STOP_JOB TO dmstest; GRANT EXECUTE ON MSDB.DBO.SP_START_JOB TO dmstest; GRANT SELECT ON MSDB.DBO.BACKUPSET TO dmstest; GRANT SELECT ON MSDB.DBO.BACKUPMEDIAFAMILY TO dmstest; GRANT SELECT ON MSDB.DBO.BACKUPFILE TO dmstest;
  5. SSMS で、[Replication] フォルダのコンテキスト (右クリック) メニューを開き、[Configure Distribution] を選択します。すべてのデフォルトステップに従って、ディストリビューションのこの SQL Server インスタンスを設定します。ディストリビューションデータベースがデータベースの下に作成されます。

  6. 以下の手順を使用してパブリケーションを作成します。

  7. 作成したユーザーアカウントを使用して、ソースエンドポイントとして SQL Server を持つ新しい AWS DMS タスクを作成します。

注記

この手順のステップは、プライマリキーを持つテーブルにのみ適用されます。プライマリキーがないテーブルの場合、引き続き MS-CDC を有効にする必要があります。

継続的なレプリケーション用の SQL Server パブリケーションの作成

SQL Server で CDC を使用するには、継続的なレプリケーションに参加しているテーブルごとにパブリケーションを作成する必要があります。

SQL Server の継続的なレプリケーション用にパブリケーションを作成するには

  1. SYSADMIN ユーザーアカウントを使用して、SSMS にログインします。

  2. [レプリケーション] を展開します。

  3. [Local Publications (ローカルパブリケーション)] のコンテキスト (右クリック) メニューを開きます。

  4. [New Publication Wizard (新規パブリケーションウィザード)] で、[次へ] を選択します。

  5. パブリケーションを作成するデータベースを選択します。

  6. [Transactional publication (トランザクションパブリケーション)] を選択したら、[次へ] を選択します。

  7. [テーブル] を展開し、PK (と発行するテーブル) を含むテーブルを選択します。[Next (次へ)] を選択します。

  8. フィルタあるいはスナップショットエージェントを作成する必要がないため、[]、[] と選択します。

  9. [セキュリティ設定]、[Run under the SQL Server Agent service account (SQL Server エージェントサービスアカウントで実行)] の順に選択します。公開者接続用に、[By impersonating the process account (プロセス用アカウントを偽装)] を選択します。[OK] を選択します。

  10. [Next (次へ)] を選択します。

  11. [Create the publication (パブリケーションの作成)] を選択します。

  12. パブリケーションの名前をこの形式 (AR_PUBLICATION_000<DBID>) で指定します。

    たとえば、パブリケーションに AR_PUBLICATION_00018 という名前を指定します。また、SQL Server で DB_ID 関数を使用することもできます。DB_ID 関数の詳細については、「SQL Server ドキュメント」を参照してください。

Amazon RDS for SQL Server DB インスタンスで継続的なレプリケーションをセットアップする

Amazon RDS for SQL Server では、SQL Server 2016 SP1 までのすべてのバージョンの Amazon RDS for SQL Server Enterprise エディションの MS-CDC がサポートされます。標準エディションの SQL Server 2016 SP1 およびそれ以降のバージョンでは、Amazon RDS for SQL Server の MS-CDC がサポートされます。

自己管理型の SQL Server ソースとは異なり、Amazon RDS for SQL Server では MS-Replication はサポートされません。したがって、AWS DMS はプライマリーキーの有無にかかわらずテーブルに MS-CDC を使用する必要があります。

Amazon RDS は、ソース SQL Server インスタンスの継続的な変更に AWS DMS が使用するレプリケーションアーティファクトを設定するために、sysadmin 権限を付与しません。以下の手順で、マスターユーザー権限を使用して Amazon RDS インスタンスで MS-CDC を有効にする必要があります。

RDS for SQL Server DB インスタンスで MS-CDC を有効にするには

  1. データベースレベルで次のクエリを実行します。

    exec msdb.dbo.rds_cdc_enable_db '<DB instance name>'
  2. プライマリキーがあるテーブルごとに、次のクエリを実行して MS-CDC を有効にします。

    exec sys.sp_cdc_enable_table @source_schema = N'db_name', @source_name = N'table_name', @role_name = NULL, @supports_net_changes = 1 GO

    一意キーはあるがプライマリキーがないテーブルごとに、次のクエリを実行して MS-CDC を有効にします。

    exec sys.sp_cdc_enable_table @source_schema = N'db_name', @source_name = N'table_name', @index_name = N'unique_index_name' @role_name = NULL, @supports_net_changes = 1 GO

    プライマリキーと一意キーの両方がないテーブルごとに、次のクエリを実行して MS-CDC を有効にします。

    exec sys.sp_cdc_enable_table @source_schema = N'db_name', @source_name = N'table_name', @role_name = NULL GO
  3. 次のコマンドを使用して、ソースで変更を使用できる保持期間を設定します。

    EXEC sys.sp_cdc_change_job @job_type = 'capture' ,@pollinginterval = 86400

    パラメータ @pollinginterval は秒単位で測定されます。上記のコマンドは、変更を 1 日保持します。AWS では、AWS DMS で MS-CDC を使用する場合、1 日の保持期間を推奨しています。

サポートされている圧縮方法

次の表は、SQL Server バージョンごとに AWS DMS によりサポートされている圧縮方法を示しています。

SQL Server Version

行/ページの圧縮 (パーティションレベル)

Vardecimal ストレージ形式

2005

いいえ

いいえ

2008

はい

いいえ

2012

はい

いいえ

2014

はい

いいえ

注記

スパース列とカラム構造圧縮はサポートされていません。

SQL Server AlwaysOn 可用性グループの使用

SQL Server AlwaysOn 可用性グループ機能は、データベースミラーリングにエンタープライズレベルの代替方法を提供する高可用性および災害復旧ソリューションです。

AlwaysOn 可用性グループを AWS DMS でソースとして使用するには、以下の操作を実行します。

  • 可用性レプリカ内のすべての SQL Server インスタンスでディストリビューションオプションを有効にします。

  • AWS DMS コンソールで、SQL Server ソースデータベース設定を開きます。[Server Name] で、可用性グループリスナーにせていされたドメインネームサービス (DNS) 名または IP アドレスを指定します。

初めて AWS DMS タスクを開始する場合、開始に通常より時間がかかることがあります。テーブル記事の作成が可用性グループサーバーにより複製されるため、この速度低下が生じます。

注記

AWS DMS バージョン 3.3.0 以降では、1 つの AlwaysOn レプリカの変更を移行できます。

SQL Server データベースの AWS DMS のレプリケーションソースとしての設定

SQL Server データベースを AWS DMS (AWS DMS) のレプリケーションソースとして設定できます。変更を完全にレプリケートするには、 SQL Server の Enterprise、Standard、Developer のいずれかのエディションの使用が推奨されます。以上のバージョンは、MS-Replication (EE、SE) と MS-CDC (EE、DEV) を含む唯一のバージョンであるために必要となります。ソース SQL Server を完全バックアップ用に設定する必要もあります。さらに、AWS DMS には、接続先の SQL Server データベースに対して sysadmin 固定サーバーロールのあるユーザー (SQL Server インスタンスログイン) で接続する必要があります。

以下に、SQL Server を AWS DMS のレプリケーションソースとして設定する方法に関する情報を示します。

AWS DMS のソースとして SQL Server を使用する場合の追加の接続属性

追加の接続属性を使用して SQL Server ソースを設定できます。これらの設定は、ソースエンドポイントを作成するときに指定します。接続属性の設定が複数ある場合は、空白を追加せずにそれぞれをセミコロンで区切ります。

次の表に、SQL Server でソースとして使用できる追加の接続属性を示します。

名前 説明

safeguardPolicy

パフォーマンスを最大限に高めるため、AWS DMS は未読み取りのすべての変更をアクティブなトランザクションログ (TLOG) からキャプチャしようとします。ただし、場合によっては切り捨てが行われるため、アクティブな TLOG に未読みトロイの変更すべてが含まれていないことがあります。この場合、AWS DMS はバックアップログにアクセスして、消失した変更をキャプチャします。バックアップログにアクセスする必要性を最小限に抑えるため、AWS DMS は次のいずれかの方法を使用して切り捨てを防止します。

1.Start transactions in the database: これがデフォルトの方法です。この方法を使用する場合、AWS DMS はデータベースでトランザクションを模倣することで、TLOG の切り捨てを防ぎます。そのようなトランザクションが開かれている限り、そのトランザクションが開始されてから生じる変更は切り捨てされません。データベースで Microsoft レプリケーションを有効にする場合、この方法を選択する必要があります。

2. Exclusively use sp_repldone within a single task: この方法を使用すると、AWS DMS が変更を読み取った後、sp_repldone を使用して TLOG トランザクションを切り捨て準備完了とマークします。この方法にはトランザクションアクティビティが伴いませんが、Microsoft レプリケーションが実行されていないときのみ使用できます。さらに、この方法を使用すると、一度に 1 つの AWS DMS タスクのみデータベースにアクセスできます。したがって、同じデータベースに対して並行 AWS DMS タスクを実行する必要がある場合は、デフォルトの方法を使用してください。

デフォルト値: RELY_ON_SQL_SERVER_REPLICATION_AGENT

有効な値: {EXCLUSIVE_AUTOMATIC_TRUNCATION, RELY_ON_SQL_SERVER_REPLICATION_AGENT}

例: safeguardPolicy=RELY_ON_SQL_SERVER_REPLICATION_AGENT;

readBackupOnly

このパラメータが Y に設定されている場合、AWS DMS は、トランザクションログのバックアップからの変更のみを読み取ります。継続的なレプリケーションのアクティブトランザクションログからは読み取られません。このパラメータを Y に設定すると、完全ロードおよび継続的なレプリケーションタスク中に、アクティブなトランザクションのログファイルの拡張を制御することができます。ただし、これによって継続的なレプリケーションに一部のソースレイテンシーが生じることがあります。

有効な値: N または Y.デフォルト: N

例: readBackupOnly=Y;

SQL Server のソースデータ型

SQL Server を AWS DMS のソースとして使用するデータ移行では、ほとんどの SQL Server データ型がサポートされます。次の表に、AWS DMS を使用する場合にサポートされる SQL Server のソースデータ型と、AWS DMS のデータ型からのデフォルトマッピングを示します。

ターゲットにマッピングされるデータ型を表示する方法については、使用しているターゲットエンドポイントのセクションを参照してください。

AWS DMS のデータ型の詳細については、「AWS Database Migration Service のデータ型」を参照してください。

SQL Server のデータ型

AWS DMS データ型

BIGINT

INT8

BIT

BOOLEAN

DECIMAL

NUMERIC

INT

INT4

MONEY

NUMERIC

NUMERIC (p,s)

NUMERIC

SMALLINT

INT2

SMALLMONEY

NUMERIC

TINYINT

UINT1

REAL

REAL4

FLOAT

REAL8

DATETIME

DATETIME

DATETIME2 (SQL Server 2008 以降)

DATETIME

SMALLDATETIME

DATETIME

DATE

DATE

TIME

TIME

DATETIMEOFFSET

WSTRING

CHAR

STRING

VARCHAR

STRING

VARCHAR(max)

CLOB

TEXT

AWS DMS でこのデータ型を使用する場合は、特定のタスク用に CLOB データ型の使用を有効にする必要があります。

SQL Server テーブルの場合、SQL Server で LOB 列の値を変更しない UPDATE ステートメントでも、AWS DMS はターゲットの LOB 列を更新します。

CDC 中、AWS DMS はプライマリキーを含むテーブルでのみ CLOB データ型をサポートします。

NCHAR

WSTRING

NVARCHAR (長さ)

WSTRING

NVARCHAR (最大)

NCLOB

NTEXT

AWS DMS でこのデータ型を使用する場合は、特定のタスク用に NCLOB データ型の使用を有効にする必要があります。

SQL Server テーブルの場合、SQL Server で LOB 列の値を変更しない UPDATE ステートメントでも、AWS DMS はターゲットの LOB 列を更新します。

CDC 中、AWS DMS はプライマリキーを含むテーブルでのみ CLOB データ型をサポートします。

BINARY

BYTES

VARBINARY

BYTES

VARBINARY (最大)

BLOB

IMAGE

SQL Server テーブルの場合、SQL Server で LOB 列の値を変更しない UPDATE ステートメントでも、AWS DMS はターゲットの LOB 列を更新します。

AWS DMS でこのデータ型を使用するには、特定のタスク用に BLOB データ型の使用を有効にする必要があります。

AWS DMS は、プライマリキーを含むテーブルでのみ BLOB データ型をサポートします。

TIMESTAMP

BYTES

UNIQUEIDENTIFIER

STRING

HIERARCHYID

SQL Server ターゲットエンドポイントにレプリケートする場合は、HIERARCHYID を使用します。

他のすべてのターゲットエンドポイントにレプリケートする場合は、WSTRING (250) を使用します。

XML

NCLOB

SQL Server テーブルの場合、SQL Server で LOB 列の値を変更しない UPDATE ステートメントでも、AWS DMS はターゲットの LOB 列を更新します。

AWS DMS でこのデータ型を使用する場合は、特定のタスク用に NCLOB データ型の使用を有効にする必要があります。

CDC の実行中、AWS DMS ではプライマリキーを含むテーブルでのみ NCLOB データ型がサポートされます。

GEOMETRY

このデータ型をサポートするターゲットエンドポイントにレプリケートする場合は、GEOMETRY を使用します。

このデータ型をサポートしないターゲットエンドポイントにレプリケートする場合は、CLOB を使用します。

GEOGRAPHY

このデータ型をサポートするターゲットエンドポイントにレプリケートする場合は、GEOGRAPHY を使用します。

このデータ型をサポートしないターゲットエンドポイントにレプリケートする場合は、CLOB を使用します。

AWS DMS は、以下のデータ型のフィールドを含むテーブルをサポートしません。

  • CURSOR

  • SQL_VARIANT

  • TABLE

注記

ユーザー定義のデータ型は、基本型に従ってサポートされます。たとえば、DATETIME をベースとするユーザー定義のデータ型は DATETIME データ型として扱われます。