Amazon Lex
開発者ガイド

Amazon CloudWatch を使用した Amazon Lex のモニタリング

Amazon Lex ボットの正常性を追跡するには、Amazon CloudWatch を使用します。CloudWatch では、アカウントの個別の Amazon Lex オペレーションまたはグローバルな Amazon Lex オペレーションのメトリクスを取得できます。定義したしきい値を 1 つ以上のメトリクスが超えたときに通知するよう CloudWatch アラームを設定することもできます。たとえば、指定期間中にボットに送信されたリクエスト数をモニタリングして、成功したリクエストのレイテンシーを確認し、エラー数がしきい値を超えた場合はアラームを生成できます。

Amazon Lex の CloudWatch メトリクス

Amazon Lex オペレーションのメトリクスを取得するには、以下の情報を指定する必要があります。

  • メトリクスディメンション。ディメンションは、メトリクスを識別するための名前と値のペアのセットです。Amazon Lex には 3 つのディメンションがあります。

    • BotAlias, BotName, Operation

    • BotAlias, BotName, InputMode, Operation

    • BotName, BotVersion, InputMode, Operation

  • メトリクス名 (MissedUtteranceCountRuntimeRequestCount など)。

Amazon Lex のメトリクスは、AWS マネジメントコンソール、AWS CLI、CloudWatch API のいずれかを使用して取得できます。CloudWatch API は、いずれかの Amazon AWS Software Development Kit (SDK) または CloudWatch API ツールで使用できます。Amazon Lex コンソールには、CloudWatch API の未加工データに基づいてグラフが表示されます。

CloudWatch で Amazon Lex をモニタリングするには、CloudWatch への適切なアクセス許可が必要です。詳細については、『Amazon CloudWatch ユーザーガイド』の「Amazon CloudWatch に対する認証とアクセスコントロール」を参照してください。

Amazon Lex メトリクスの表示

Amazon Lex コンソールと CloudWatch コンソールを使用して Amazon Lex メトリクスを表示します。

メトリクスを表示するには (Amazon Lex コンソール)

  1. AWS マネジメントコンソールにサインインして、https://console.aws.amazon.com/lex/ にある Amazon Lex コンソールを開きます。

  2. ボットのリストから、メトリクスを表示する対象のボットを選択します。

  3. [Monitoring] を選択します。メトリクスがグラフに表示されます。

メトリクスを表示するには (CloudWatch コンソール)

  1. AWS マネジメントコンソール にサインインした後、 https://console.aws.amazon.com/cloudwatch/にある CloudWatch コンソールを開きます。

  2. [Metrics] で、[All Metrics]、[AWS/Lex] の順に選択します。

  3. ディメンションを選択し、メトリクス名を選択します。[Add to graph] を選択します。

  4. 日付範囲の値を選択します。選択した日付範囲のメトリクスカウントがグラフに表示されます。

アラームを作成する

CloudWatch アラームは、指定期間中に単一のメトリクスを監視し、1 つ以上のアクションを実行して、Amazon SNS トピックまたは Auto Scaling ポリシーに通知を送信します。1 つあるいは複数のアクションは、指定する期間にわたる一定のしきい値とメトリクスの値の関係性に基づきます。また、CloudWatch は、アラームの状態が変わったときに、Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) メッセージを送信することもできます。

CloudWatch アラームがアクションを呼び出すのは、状態が変わってから指定期間が経過するまで、その新しい状態が続いた場合に限ります。

アラームを設定するには

  1. AWS マネジメントコンソール にサインインした後、 https://console.aws.amazon.com/cloudwatch/にある CloudWatch コンソールを開きます。

  2. [Alarms]、[Create Alarm] の順に選択します。

  3. [AWS/Lex Metrics] を選択し、メトリクスを選択します。

  4. [Time Range] で、モニタリングする期間を選択し、[Next] を選択します。

  5. [Name] と [Description] に入力します。

  6. [Whenever] で [>=] を選択し、最大値を入力します。

  7. アラーム状態に達したときに CloudWatch から E メールを送信する場合は、[Actions (アクション)] セクションの [Whenever this alarm (アラームが次の時)] で、[State is ALARM (状態: 警告)] を選択します。[通知の送信先] でメーリングリストを選択するか、[新しいリスト] を選択して新しいメーリングリストを作成します。

  8. [Alarm Preview] セクションでアラームをプレビューします。アラームに問題がなければ、[Create Alarm] を選択します。

Amazon Lex ランタイムの CloudWatch メトリクス

次の表は、Amazon Lex のランタイムメトリクスを示しています。

メトリクス 説明
RuntimeInvalidLambdaResponses

指定期間中の無効な Lambda レスポンスの数。

Text または Speech InputMode での PostContent オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotAlias, Operation, InputMode

PostText オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotAlias, Operation

RuntimeLambdaErrors

指定期間中の AWS Lambda ランタイムエラーの数。

Text または Speech InputMode での PostContent オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotAlias, Operation, InputMode

PostText オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotAlias, Operation

MissedUtteranceCount

指定期間中に認識されなかった発話の数。

Text または Speech InputMode での PostContent オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotVersion, Operation, InputMode

  • BotName, BotAlias, Operation, InputMode

PostText オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotVersion, Operation

  • BotName, BotAlias, Operation

RuntimePollyErrors

指定期間中の無効な Amazon Polly レスポンスの数。

Text または Speech InputMode での PostContent オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotAlias, Operation, InputMode

PostText オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotAlias, Operation

RuntimeRequestCount

指定期間中のランタイムリクエストの数。

Text または Speech InputMode での PostContent オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotVersion, Operation, InputMode

  • BotName, BotAlias, Operation, InputMode

PostText オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotVersion, Operation

  • BotName, BotAlias, Operation

単位: 個

RuntimeSucessfulRequestLatency

リクエストが送信された時間からレスポンスが返された時間までに成功したリクエストのレイテンシー。

Text または Speech InputMode での PostContent オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotVersion, Operation, InputMode

  • BotName, BotAlias, Operation, InputMode

PostText オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotVersion, Operation

  • BotName, BotAlias, Operation

単位: ミリ秒

RuntimeSystemErrors

指定期間中のシステムエラーの数。システムエラーのレスポンスコード範囲は 500〜599 です。

Text または Speech InputMode での PostContent オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotAlias, Operation, InputMode

PostText オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotAlias, Operation

単位: 個

RuntimeThrottledEvents

スロットルリクエストの数。Amazon Lex は、1 秒あたりに受け取るトランザクションの数がアカウントに設定された制限数を超えると、リクエストをスロットルします。アカウントに設定された制限を頻繁に超える場合は、制限の引き上げをリクエストできます。引き上げをリクエストするには、「AWS サービス制限」を参照してください。

Text または Speech InputMode での PostContent オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName、BotAlias、Operation、InputMode

PostText オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotAlias, Operation

単位: 個

RuntimeUserErrors

指定期間中のユーザーエラーの数。ユーザーエラーのレスポンスコード範囲は 400〜499 です。

Text または Speech InputMode での PostContent オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotAlias, Operation, InputMode

PostText オペレーションの有効なディメンション:

  • BotName, BotAlias, Operation

単位: 個

Amazon Lex ランタイムメトリクスは AWS/Lex 名前空間を使用して、以下のディメンションのメトリクスを提供します。メトリクスは、 コンソールのディメンション別にグループ化できます。

ディメンション 説明
BotName, BotAlias, Operation, InputMode ボットのエイリアス、ボットの名前、オペレーション (PostContent)、および入力がテキストまたは音声であるかに基づいて、メトリクスをグループ化します。
BotName, BotVersion, Operation, InputMode ボットの名前、ボットのバージョン、オペレーション (PostContent)、および入力がテキストまたは音声であるかに基づいて、メトリクスをグループ化します。
BotName, BotVersion, Operation ボットの名前、ボットのバージョン、およびオペレーション PostText に基づいて、メトリクスをグループ化します。
BotName, BotAlias, Operation ボットの名前、ボットのエイリアス、およびオペレーション PostText に基づいて、メトリクスをグループ化します。

Amazon Lex のチャネル関連付けの CloudWatch メトリクス

チャネル関連付けは、Amazon Lex とメッセージングチャネル (Facebook など) との関連付けです。次の表は、 のチャネル関連付けの説明です。

メトリクス 説明
BotChannelAuthErrors

指定期間中にメッセージングチャネルから返された認証エラーの数。認証エラーは、チャネルの作成時に提供されたシークレットトークンが無効であるか、期限切れになっていることを示します。

BotChannelConfigurationErrors

指定期間中の設定エラーの数。設定エラーは、チャネルの 1 つ以上の設定エントリが無効であることを示します。

BotChannelInboundThrottledEvents

メッセージングチャネルから送信されたメッセージが、指定期間中に Amazon Lex でスロットルされた回数。

BotChannelOutboundThrottledEvents

Amazon Lex からメッセージングチャネルへのアウトバウンドイベントが指定期間中にスロットルされた回数。

BotChannelRequestCount

指定期間中にチャネルで送信されたリクエストの数。

BotChannelResponseCardErrors

指定期間中に Amazon Lex がレスポンスカードを投稿できなかった回数。

BotChannelSystemErrors

指定期間中にチャネルに対して Amazon Lex で発生した内部エラーの数。

Amazon Lex のチャネル関連付けメトリクスでは AWS/Lex 名前空間を使用し、以下のディメンションのメトリクスを提供します。メトリクスは、 コンソールのディメンション別にグループ化できます。

ディメンション 説明
BotAlias, BotChannelName, BotName, Source ボットのエイリアス、チャネル名、ボットの名前、トラフィックのソースに基づいてメトリクスをグループ化します。