AWS Elemental MediaPackage
ユーザーガイド

入力冗長の AWS Elemental MediaPackage の処理の流れ

AWS Elemental MediaPackage​ で入力冗長を実現するには、MediaPackage​ のチャネルの個別の入力 URL に 2 つのストリームを送信します。2 つのストリームの片方がそのエンドポイントのコンテンツのプライマリでアクティブなソースになり、もう片方はパッシブにコンテンツの受信を継続します。​アクティブなストリームからのコンテンツの受信が停止した場合、MediaPackage はもうひとつのストリームに切り替えてコンテンツの再生が途切れないようにします。

AWS Elemental MediaLive​ (例) とともに AWS Elemental MediaPackage​ を使用している場合、入力冗長のフローは次のようになります。

  1. チャネルの作成」で説明されているように AWS Elemental MediaPackage​ にチャネルを作成します。MediaPackage​ がチャネルをプロビジョンすると、チャネルに 2 つの入力 URL が作成されます。入力冗長を使用していない場合は、いずれかの入力 URL にストリームを送信できます。必ずしも両方の URL にコンテンツを送信する必要はありません。

    注記

    入力冗長が利用可能になった際に、AWS Elemental MediaPackage​ は既存のチャネルに 2 つ目の入力 URL を追加し、既存の URL を新しい形式に更新しています。コンテンツ入力には新旧の URL のいずれかを使用できます。

  2. エンドポイントの作成」での説明に従って、AWS Elemental MediaPackage にエンドポイントを作成します。

    重要

    使用している出力セグメントが短い場合、再生デバイスによっては、AWS Elemental MediaPackage​ が入力を切り替えた際にバッファリングが表示される場合があります。バッファリングはエンドポイントの時間遅延機能を使用して軽減できます。時間遅延を使用すると、コンテンツのエンドツーエンド配信にレイテンシーが発生することに注意してください。時間遅延を有効にする方法については、「エンドポイントの作成」を参照してください。

  3. AWS Elemental MediaLive に入力とチャンネルを作成し、MediaLive のチャンネルに MediaPackage 出力グループを追加します。ヘルプについては、『AWS Elemental MediaLive ユーザーガイド』の「ゼロからのチャネルの作成」を参照してください。

    AWS Elemental MediaLive で HLS グループを使用している場合は、HLS グループの設定で、サービスで入力が受け取られない場合の入力損失時のアクションを、出力の一時停止に設定する必要があります。入力が失われたときに MediaLive がブラックフレームまたは他のフィラーフレームを送信すると、AWS Elemental MediaPackage はセグメントが失われたときを判断できず、したがってフェイルオーバーを実行できません。​MediaLive​ の入力損失時のアクションの設定の詳細については、AWS Elemental MediaLive​ ユーザーガイドの「HLS グループのフィールド」を参照してください。

    重要

    (AWS Elemental MediaLive ではない) 別のエンコーダを使用し、2 つの異なるストリームを AWS Elemental MediaPackage の同じチャネルに送信する場合、ストリームには同一のエンコーダー設定が必要です。それ以外の場合は、入力冗長が正常に機能せず、入力が切り替わったときに再生が中断される可能性があります。

  4. AWS Elemental MediaLive​ のチャネルで AWS Elemental MediaPackage​ へのストリーム送信を開始します。

  5. AWS Elemental MediaPackage​ は両方の入力 URL でコンテンツを受信しますが、一度にソースコンテンツとして使用されるのはいずれか一方のストリームのみです。アクティブなストリームでセグメントが欠落すると、MediaPackage​ は自動的にもうひとつのストリームにフェイルオーバーします。MediaPackage​ は再度フェイルオーバーが必要になるまで、このストリームを使用し続けます。

    入力でセグメントが欠落しているかを判断するために使用される計算式は、入力とエンドポイントのセグメントの長さに基づきます。入力でセグメントが欠落したがすぐに回復した場合、それより長いセグメント長を使用するエンドポイントでは入力を切り替えません。これにより、チャネルの異なるエンドポイントで異なる入力を使用する (1 つのエンドポイントでは切り替え、もうひとつでは切り替えない場合) ことがあります。これは正常な動作であり、コンテンツのワークフローには影響しません。