レートベースのルールステートメント - AWS WAF、AWS Firewall Manager、および AWS Shield Advanced

レートベースのルールステートメント

レートベースのルールでは、受信リクエストをカウントし、レートが速すぎる場合にはリクエストを制限します。このルールは、条件に従ってリクエストを集約し、ルールの制限とアクション設定に基づいて集約されたグループをカウントおよびレート制限します。

Bot Control AWS マネージドルールのルールグループのターゲットを絞った保護レベルを使用して、ウェブリクエストのレート制限を設定することもできます。マネージドルールグループの使用には追加料金が発生します。詳細については、「レートベースのルールとターゲットを絞った Bot Control ルールにおけるレート制限のオプション」を参照してください。

AWS WAF は、使用するレートベースのルールのインスタンスごとに、ウェブリクエストを個別に追跡および管理します。例えば、2 つのウェブ ACL で同じレートベースのルール設定を指定する場合、2 つのルールステートメントのそれぞれがレートベースのルールの個別のインスタンスを表し、AWS WAF によって独自の追跡と管理がなされます。ルールグループ内でレートベースのルールを定義し、そのルールグループを複数の場所で使用する場合、使用するたびに、AWS WAF によって独自の追跡と管理がなされるレートベースのルールの個別のインスタンスが作成されます。

ネスト不可 - このステートメントタイプを他のステートメント内にネストすることはできません。このタイプは、ウェブ ACL およびルールグループに直接含めることができます。

スコープダウンステートメント - このルールタイプはスコープダウンステートメントを使用します。

WCU - 2 個の WCU (基本コストとして)。指定するカスタム集約キーごとに、30 個の WCU を追加します。ルールでスコープダウンステートメントを使用する場合は、その分の WCU を計算して追加します。

このルールステートメントの場所
  • ウェブ ACL のコンソールのルールビルダー[Rule] (ルール) の [Type] (タイプ) で、[Rate-based rule] (レートベースのルール) を選択します。

  • API – 「RateBasedStatement