SUS03-BP05 データアクセスとストレージパターンのサポートが最も優れたソフトウェアパターンとアーキテクチャを使用する - 持続可能性の柱

SUS03-BP05 データアクセスとストレージパターンのサポートが最も優れたソフトウェアパターンとアーキテクチャを使用する

データがどのようにワークロード内で使用されているか、ユーザーに消費されているか、転送されているか、保存されているかを理解します。データへのアクセスと保存を最適にサポートするソフトウェアパターンとアーキテクチャを使用して、ワークロードのサポートに必要なコンピューティング、ネットワーク、ストレージのリソースを最小化します。

一般的なアンチパターン:

  • すべてのワークロードのデータの保存とアクセスのパターンが類似していると考えている。

  • ストレージ階層を 1 つだけ使用し、すべてのワークロードがその階層に適していると考えている。

  • 時間が経過してもデータアクセスパターンが変わらないと考えている。

  • アーキテクチャはデータアクセスの高バーストの可能性をサポートしているが、その結果リソースがほとんどの時間でアイドルのままになる。

このベストプラクティスを活用するメリット: データのアクセスパターンおよびストレージパターンにもとづいてアーキテクチャを選択し最適化すると、開発の複雑性が下がり、全体の使用率が増加します。グローバルテーブル、データのパーティショニング、キャッシュをいつ使用するべきかを理解することで、運用上の諸経費を減らし、ワークロードのニーズに応じてスケーリングできるようになります。

このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル: ミディアム

実装のガイダンス

データの特性やアクセスパターンに最も合うソフトウェアやアーキテクチャのパターンを使用します。例えば、お客様独自の分析ユースケースに合わせて最適化された目的別サービスを使用できる、AWS のモダンデータアーキテクチャを使用します。このようなアーキテクチャパターンを使用すると、データ処理が効率的になり、リソースの使用量を削減できます。

実装手順

  • データの特性やアクセスパターンを分析して、クラウドリソースに最適な構成を特定します。考慮する主な特徴には次のものがあります。

    • データタイプ: 構造、半構造、非構造

    • データ成長: 制限あり、制限なし

    • データ保存期間: 永続、一時的、一過性

    • アクセスパターン: 読み取りまたは書き取り、更新頻度、急増、または安定

  • データアクセスとストレージパターンのサポートが最も優れたアーキテクチャパターンを使用します。

  • 圧縮データをネイティブに操作するテクノロジーを使用します。

  • アーキテクチャ内のデータ処理に、目的別の分析サービスを使用します。

  • 主要なクエリパターンに対して最も優れたサポートをするデータベースエンジンを使用します。データベースインデックスを管理して、効率的なクエリ実行を確実にします。詳細については、AWS のデータベースを参照してください。

  • アーキテクチャで消費されるネットワーク容量が削減できるネットワークプロトコルを選択します。

リソース

関連するドキュメント:

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