メニュー
Amazon Elastic Compute Cloud
Linux インスタンス用ユーザーガイド

メモリ最適化インスタンス

メモリ最適化インスタンスは、メモリ内の大きいデータセットを処理するワークロードに対して高速なパフォーマンスを実現するように設計されています。

R4 インスタンス

R4 インスタンスは、次の用途に適しています。

  • ハイパフォーマンスリレーショナル (MySQL) および NoSQL (MongoDB、Cassandra) データベース。

  • キー値タイプのデータ (Memcached および Redis) のインメモリキャッシュを提供する分散型ウェブスケールキャッシュストア。

  • ビジネスインテリジェンス用に最適化されたデータストレージ形式と分析機能 (SAP HANA など) を使用するインメモリデータベース。

  • 巨大な非構造化データ (金融サービス、Hadoop/Spark クラスター) のリアルタイム処理を実行するアプリケーション。

  • ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) および電子設計オートメーション (EDA) アプリケーション。

X1 インスタンス

X1 インスタンスは、次の用途に適しています。

  • SAP HANA などのメモリ内データベース (Business Suite S/4HANA の SAP 認定サポート、Business Suite on HANA (SoH)、Business Warehouse on HANA (BW)、および Data Mart Solutions on HANA を含む)。詳細については、「AWS クラウドの SAP HANA」を参照してください。

  • Apache Spark や Presto などのビッグデータ処理エンジン。

  • ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) アプリケーション。

R3 インスタンス

R3 インスタンスは、次の用途に適しています。

  • ハイパフォーマンスリレーショナル (MySQL) および NoSQL (MongoDB、Cassandra) データベース。

  • インメモリ分析.

  • ゲノムアセンブリおよびゲノム分析。

  • エンタープライズアプリケーション (Microsoft SharePoint など)。

ハードウェア仕様

各 Amazon EC2 インスタンスタイプのハードウェア仕様については、「Amazon EC2 インスタンス」を参照してください。

メモリ性能

R4 インスタンスでは最大 488 GiB の RAM を使用できます。

X1 インスタンスには、300 GiB/秒の持続可能なメモリ読み取り帯域幅と、140 GiB/秒の持続可能なメモリ書き込み帯域幅を提供する、Intel Scalable Memory Buffer が含まれます。

R3 インスタンスでは最大 244 GiB の RAM を使用できます。

メモリ最適化インスタンスにはハイメモリがあり、その処理能力を活用するためには 64 ビットの HVM AMI が必要です。HVM AMI は、ハイメモリインスタンスタイプの準仮想化 (PV) AMI よりも優れたパフォーマンスを提供します。詳細については、「」を参照してください。Linux AMI 仮想化タイプ

コンピューティングパフォーマンス

R4 インスタンスは、最大 64 個の vCPU に対応し、E5-2686v4 ベースの 2 個の AWS-customized Intel XEON プロセッサを使用します。このプロセッサはハイメモリ帯域幅と、より大きい L3 キャッシュにより、インメモリアプリケーションのパフォーマンスを向上させます。

X1 インスタンスは、最大 128 個の vCPU に対応し、4 個の Intel Xeon E7-8880 v3 プロセッサを使用します。このプロセッサは高メモリ帯域幅と、より大きい L3 キャッシュにより、メモリ内アプリケーションのパフォーマンスを向上させます。

メモリ最適化インスタンスは、最新の Intel AES-NI 機能を通じてより高い暗号化のパフォーマンスを実現し、Intel Transactional Synchronization Extensions (TSX) のサポートによりインメモリトランザクションデータ処理のパフォーマンスを高めます。また、Advanced Vector Extensions 2 (Intel AVX2) プロセッサ命令のサポートにより、ほとんどの整数コマンドを 256 ビットに拡大します。

一部のメモリ最適化インスタンスでは、Linux のプロセッサの C ステートと P ステートを制御できます。C ステートは非アクティブ時のコアのスリープレベルを制御し、P ステートは希望するコアからのパフォーマンス (CPU 周波数で測定) を制御します。詳細については、「EC2 インスタンスタイプのプロセッサのステート制御」を参照してください。

ネットワークパフォーマンス

メモリ最適化インスタンスのネットワークパフォーマンスを向上させるには、拡張ネットワーキングを有効にします。詳細については、「Linux の拡張ネットワーキング」を参照してください。

R4 インスタンスでは、Elastic Network Adapter (ENA) を使用して、高いパケット/秒パフォーマンスと一貫して低いレイテンシーを同時に実現します。ほとんどのアプリケーションでは、高いレベルのネットワークパフォーマンスが一貫して必要なわけではありませんが、データの送受信時にアクセスする帯域幅を増やすことでメリットを得られます。R4 インスタンスサイズをより小さくすると、最大スループットは 10 Gbps になります。これらのインスタンスでは、ネットワーク I/O クレジットメカニズムを使用して、平均帯域幅使用率に基づいてインスタンスにネットワーク帯域幅を割り当てます。これらのインスタンスでは、ネットワークスループットがベースライン制限を下回るとクレジットを獲得し、ネットワークデータ転送を実行するときにこれらのクレジットを使用できます。継続的に 10 Gbps 以上の帯域幅にアクセスする必要があるロークロードの場合は、r4.8xlarge および r4.16xlarge インスタンスを使用することをお勧めします。これらのインスタンスはそれぞれ、最大 10 Gbps および 20 Gbps のネットワーク帯域幅を使用できます。

インスタンスの機能

メモリ最適化インスタンスの機能の概要を以下に示します。

VPC のみ EBS のみ SSD ボリューム 配置グループ 拡張ネットワーキング

R3

はい

はい

Intel 82599 VF

R4

はい

はい

はい

ENA

X1 はい はい はい ENA

詳細については、以下を参照してください。

個の vCPU のサポート

メモリ最適化インスタンスは多数の vCPU を提供するため、vCPU の制限が低いオペレーティングシステムで起動の問題が発生することがあります。メモリ最適化インスタンスを起動する場合は、最新の AMI を使用することをお勧めします。

以下の AMI では、メモリ最適化インスタンスの起動がサポートされています。

  • Amazon Linux AMI 2016.03 (HVM) 以降

  • Ubuntu Server 14.04 LTS (HVM)

  • Red Hat Enterprise Linux 7.1 (HVM)

  • SUSE Linux Enterprise Server 12 SP1 (HVM)

  • Windows Server 2016

  • Windows Server 2012 R2

  • Windows Server 2012

  • Windows Server 2008 R2 64 ビット

  • Windows Server 2008 SP2 64 ビット

  • Windows Server 2003 R2 64 ビット

インスタンスの制限

  • Windows Server 2008 R2 64 ビット AMI を使用して、r4.large および r4.4xlarge インスタンスを起動することはできません。

  • Windows Server 2008 SP2 64 ビット AMI または Windows Server 2003 R2 64 ビット AMI を使用して、X1 インスタンス (x1.16xlarge インスタンスは除く) を起動することはできません。

  • リージョンで起動できるインスタンスの合計数には制限があります。また、一部のインスタンスタイプにはその他の制限もあります。詳細については、「Amazon EC2 で実行できるインスタンスの数はいくつですか?」を参照してください。。制限の引き上げをリクエストするには、Amazon EC2 インスタンス申請フォームを使用します。