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Amazon Elastic Compute Cloud
Linux インスタンス用ユーザーガイド

インスタンスタイプ

インスタンスを起動するときは、指定したインスタンスタイプによって、インスタンスに使用するホストコンピュータのハードウェアが決まります。インスタンスタイプごとに、コンピューティング、メモリ、およびストレージの機能は異なり、これらの機能に基づいてインスタンスファミリーにグループ分けされます。インスタンスタイプは、インスタンス上で実行するアプリケーションやソフトウェアの要件に基づいて選択します。

Amazon EC2 は、基になっているハードウェアに関係なく、各インスタンスに、一貫した予測可能な CPU 能力を提供します。

Amazon EC2 は、CPU、メモリ、インスタンスストレージなどのホストコンピュータの一部のリソースを、特定のインスタンス専用に割り当てます。ネットワークやディスクサブシステムなどの他のホストコンピュータリソースは、インスタンス間で共有されます。ホストコンピュータの各インスタンスが、これらの共有リソースの 1 つを可能な限り利用しようとする場合、それぞれのインスタンスは、そのリソースの共有分を等しく受け取ります。ただし、リソースの使用率が低い場合は、1 つのインスタンスがそのリソースを多く使用できます。

各インスタンスタイプは、共有リソースからからより高い、またはより低い最小性能を提供します。たとえば、高速の I/O パフォーマンスを実行するインスタンスタイプは、共有リソースに対してより大きな割り当てを取得します。共有リソースをより大きく配分することによって、I/O 性能のばらつきを抑えることもできます。ほとんどのアプリケーションでは、中程度の I/O 性能があれば十分です。ただし、より高い、またはより一貫した I/O パフォーマンスを必要とするアプリケーションの場合は、より I/O パフォーマンスの高いインスタンスタイプを使用することを検討してください。

利用可能なインスタンスタイプ

Amazon EC2 では、次の表で示すインスタンスタイプが提供されます。

現行世代のインスタンス

最適なパフォーマンスを得るために、新しいインスタンスを起動するときには、現行世代のインスタンスタイプを使用することをお勧めします。

現行世代のインスタンスタイプの詳細については、「Amazon EC2 インスタンス」を参照してください。

インスタンスファミリー 現行世代のインスタンスタイプ

汎用

t2.nano | t2.micro | t2.small | t2.medium | t2.large | t2.xlarge | t2.2xlarge | m4.large | m4.xlarge | m4.2xlarge | m4.4xlarge | m4.10xlarge | m4.16xlarge | m3.medium | m3.large | m3.xlarge | m3.2xlarge

コンピューティングの最適化

c4.large | c4.xlarge | c4.2xlarge | c4.4xlarge | c4.8xlarge | c3.large | c3.xlarge | c3.2xlarge | c3.4xlarge | c3.8xlarge

メモリ最適化

r3.large | r3.xlarge | r3.2xlarge | r3.4xlarge | r3.8xlarge | r4.large | r4.xlarge | r4.2xlarge | r4.4xlarge | r4.8xlarge | r4.16xlarge | x1.16xlarge | x1.32xlarge

ストレージの最適化

d2.xlarge | d2.2xlarge | d2.4xlarge | d2.8xlarge | i2.xlarge | i2.2xlarge | i2.4xlarge | i2.8xlarge | i3.large | i3.xlarge | i3.2xlarge | i3.4xlarge | i3.8xlarge | i3.16xlarge

高速コンピューティング

f1.2xlarge | f1.16xlarge | p2.xlarge | p2.8xlarge | p2.16xlarge | g2.2xlarge | g2.8xlarge | g3.4xlarge | g3.8xlarge | g3.16xlarge

旧世代のインスタンス

お客様のアプリケーションが旧世代のインスタンス用に最適化されており、アップグレードはまだこれからという場合でも、Amazon Web Services では、それらの旧世代のインスタンスを提供しています。最高のパフォーマンスを得るために最新世代のインスタンスのご利用をお勧めしていますが、これらの旧世代のインスタンスのサポートは継続します。現在、旧世代のインスタンスを使用している場合は、適切なアップグレードとなる最新世代のインスタンスを確認できます。詳細については、「旧世代のインスタンス」を参照してください。

インスタンスファミリー 旧世代のインスタンスタイプ

汎用

m1.small | m1.medium | m1.large | m1.xlarge

コンピューティングの最適化

c1.medium | c1.xlarge | cc2.8xlarge

メモリ最適化

m2.xlarge | m2.2xlarge | m2.4xlarge | cr1.8xlarge

ストレージの最適化

hi1.4xlarge | hs1.8xlarge

高速コンピューティング

cg1.4xlarge

マイクロインスタンス

t1.micro

ハードウェア仕様

各 Amazon EC2 インスタンスタイプのハードウェア仕様については、「Amazon EC2 インスタンス」を参照してください。

お客様のニーズに最適なインスタンスタイプを決定するには、インスタンスを起動し、独自のベンチマークアプリケーションを使用することをお勧めします。支払いはインスタンス時間単位なので、決定する前に複数のインスタンスタイプをテストすると、便利なうえ、コストを抑えることができます。

決定を行った後でも、ニーズが変化したときは、インスタンスのサイズを変更できます。詳細については、「インスタンスのサイズ変更」を参照してください。

注記

Amazon EC2 インスタンスは、インスタンスタイプ製品ページで指定されているとおり、64 ビット仮想 Intel プロセッサで実行されます。各 Amazon EC2 インスタンスタイプのハードウェア仕様については、「Amazon EC2 インスタンス」を参照してください。 ただし、64 ビット CPU に関する業界の命名規則が原因でわかりにくくなっています。チップ製造元の Advanced Micro Devices (AMD) は、Intel x86 命令セットをベースとして商業的に初めて成功した 64 ビットアーキテクチャを導入しました。その結果、このアーキテクチャーはチップ製造元にかかわらず AMD64 と幅広く呼ばれています。Windows および複数の Linux ディストリビューションがこの慣習に従っています。インスタンスが Intel ハードウェアで実行されているにもかかわらず、Ubuntu または Windows EC2 インスタンスの内部システム情報に CPU アーキテクチャが AMD64 と表示されるのはこのためです。

仮想化タイプ

各インスタンスタイプは、準仮想化 (PV) またはハードウェア仮想マシン (HVM) のいずれかの仮想化タイプをサポートします。インスタンスの仮想化タイプは、インスタンスの起動に使用する AMI によって決まります。

最適なパフォーマンスを得るために、HVM AMI を使用することをお勧めします。さらに、拡張ネットワーキングのメリットを活用するには、HVM AMI が必要です。HVM 仮想化は、AWS プラットフォームによって提供されるハードウェアアシストテクノロジーを使用します。HVM 仮想化を使用すると、ゲスト VM はネイティブハードウェアプラットフォーム上で動作しているかのように動作します。ただし、パフォーマンスの向上のために PV ネットワークとストレージドライバーは使用します。詳細については、「Linux AMI 仮想化タイプ」を参照してください。

ネットワーキング機能とストレージ機能

インスタンスタイプを選択すると、使用できるネットワーキング機能とストレージ機能が決まります。

ネットワーキング機能

  • インスタンスタイプの中には、EC2-Classic で使用できないものがあるので、VPC で起動する必要があります。VPC でインスタンスを起動することにより、拡張ネットワーキング、複数のプライベート IPv4 アドレスのインスタンスへの割り当て、IPv6 アドレスのインスタンスへの割り当て、インスタンスに割り当てられたセキュリティグループの変更など、EC2-Classic で使用できない機能を活用することができます。詳細については、「VPC でのみ利用可能なインスタンスタイプ」を参照してください。

  • インスタンスタイプのネットワーキングと帯域幅のパフォーマンスを最大化するには、次のことを実行できます。

    • サポートされるインスタンスタイプをプレイスメントグループで起動し、高パフォーマンスコンピューティング (HPC) アプリケーション用にインスタンスを最適化します。共通のプレイスメントグループのインスタンスは、高帯域幅 (10 Gbps)、低レイテンシーのネットワーキングから利点を得られます。詳細については、「プレイスメントグループ」を参照してください。10 Gbps ネットワーク速度をサポートするインスタンスタイプは、プレイスメントグループ内で起動するネットワーク速度のみを利用できます。

    • サポートされる現行世代のインスタンスタイプ用の拡張ネットワーキングを有効にして、パケット毎秒 (PPS) のパフォーマンスを大幅に高め、ネットワークのストレスとレイテンシーを低減することができます。詳細については、「Linux の拡張ネットワーキング」を参照してください。

  • サポートされている最大 MTU は、インスタンスタイプによって異なります。すべての Amazon EC2 インスタンスタイプは、標準イーサネット V2 1500 MTU フレームをサポートします。すべての現行世代のインスタンスは 9001 MTU、またはジャンボ フレームをサポートし、一部の旧世代のインスタンスも同様にそれらをサポートします。詳細については、「EC2 インスタンスの最大ネットワーク送信単位 (MTU)」を参照してください。

ストレージ機能

  • インスタンスタイプの中には、EBS ボリュームとインスタンスストアボリュームをサポートするものや、EBS ボリュームのみをサポートするものがあります。インスタンスストアボリュームをサポートする一部のインスタンスは、ソリッドステートドライブ (SSD) を使用して非常に高いランダム I/O パフォーマンスを提供します。詳細については、「ストレージ」を参照してください。

  • Amazon EBS I/O 専用の容量をさらに多く取得するには、一部のインスタンスタイプを EBS 最適化インスタンスとして起動してください。インスタンスタイプの中には、デフォルトで EBS 最適化されるものがあります。詳細については、「Amazon EBS 最適化インスタンス」を参照してください。

次の表に、現行世代のインスタンスタイプでサポートされるネットワーキング機能とストレージ機能をまとめています。

VPC のみ EBS のみ インスタンスストア 配置グループ HVM のみ 拡張ネットワーキング IPv6 サポート (VPC のみ)

C3

SSD

はい

Intel 82599 VF

はい

C4

はい

はい

はい

はい

Intel 82599 VF

はい

D2

HDD

はい

はい

Intel 82599 VF

はい

F1

はい

NVMe *

はい

はい

ENA

はい

G2

SSD

はい

はい

G3

はい はい

はい

はい

ENA はい

I2

SSD

はい

はい

Intel 82599 VF

はい

I3

はい

NVMe *

はい

はい

ENA

はい

M3

SSD

M4

はい

はい

はい

はい

m4.16xlarge: ENA

他のすべてのサイズ: インテル 82599 VF

はい

P2

はい

はい

はい

はい

ENA

はい

R3

SSD

はい

はい

Intel 82599 VF

はい

R4

はい

はい

はい

はい

ENA

はい

T2

はい

はい

はい

はい
X1 はい SSD はい はい ENA はい

* ルートデバイスボリュームは、Amazon EBS ボリュームである必要があります。

インスタンスの制限

リージョンで起動できるインスタンスの合計数には制限があります。また、一部のインスタンスタイプにはその他の制限もあります。

デフォルトの制限の詳細については、「Amazon EC2 で実行できるインスタンスの数はいくつですか?」を参照してください。

現在の制限の表示、または現在の制限の引き上げリクエストについての詳細については、「Amazon EC2 サービスの制限」を参照してください。