メニュー
Amazon Relational Database Service
ユーザーガイド (API Version 2014-10-31)

Amazon RDS の MariaDB

Amazon RDS では、MariaDB の複数のバージョンを実行する DB インスタンスがサポートされています。以下のメジャーバージョンを使用できます。

  • MariaDB 10.1

  • MariaDB 10.0

マイナーバージョンのサポートの詳細については、「Amazon RDS バージョンの MariaDB」を参照してください。

まず、Amazon RDS の管理ツールまたはインターフェイスを使用して Amazon RDS MariaDB DB インスタンスを作成します。その後、Amazon RDS のツールを使用して、DB インスタンスの再設定やサイズ変更、DB インスタンスへの接続の許可、バックアップやスナップショットの作成やそれらからの復元、マルチ AZ セカンダリの作成、リードレプリカの作成、DB インスタンスのパフォーマンスのモニタリングなど、管理アクションを実行できます。標準的な MariaDB のユーティリティとアプリケーションを使用して、DB インスタンスに対してデータを保存したりデータにアクセスしたりします。

MariaDB がすべての AWS リージョンで利用可能になりました。AWS リージョンの詳細については、「リージョンとアベイラビリティーゾーン」を参照してください。

MariaDB データベース用の Amazon RDS を使用して、HIPAA 準拠アプリケーションを構築できるようになりました。AWS との履行済みの事業提携契約 (BAA) に基づいて、保護されるべき医療情報 (PHI) を含め、医療関連の情報を保存できます。詳細については、HIPAA への準拠を参照してください。AWS 対象範囲内のサービスは第三者の監査人によって十分に評価され、認証、コンプライアンスの証明、または Authority to Operate (ATO) が発行されます。詳細については、「コンプライアンスプログラムによる AWS 対象範囲内のサービス」を参照してください。

Amazon RDS での MariaDB の一般的な管理タスク

以下に示しているのは、Amazon RDS MariaDB DB インスタンスで実行する一般的な管理タスクと、各タスクについての情報へのリンクです。

さらに、Amazon RDS MariaDB DB インスタンスの使用に役立つ情報を以下の付録で提供しています。

Amazon RDS バージョンの MariaDB

MariaDB のバージョン番号は X.Y.Z. の順に整理されています。また、Amazon RDS の用語において X.Y はメジャーバージョン、Z はマイナーバージョンを意味します。Amazon RDS 実装では、メジャーバージョン番号が変更された場合 (10.0 から 10.1 へなど)、そのバージョン変更はメジャーと考えます。マイナーバージョン番号のみが変更された場合 (10.0.17 から 10.0.24 へなど)、そのバージョン変更はマイナーと考えます。

Amazon RDS は、現在 MariaDB メジャーバージョン 10.0 と 10.1 をサポートしています。MariaDB マイナーバージョンのサポートは AWS リージョンにより異なります。各 AWS リージョンでサポートされている MariaDB マイナーバージョンについては、次の表を参照してください。

AWS リージョン MariaDB 10.0 MariaDB 10.1

米国西部 (オレゴン)

us-west-2

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.0.17

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

米国西部 (北カリフォルニア)

us-west-1

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.0.17

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

米国東部 (オハイオ)

us-east-2

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.1.23

  • 10.1.19

米国東部(バージニア北部)

us-east-1

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.0.17

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

アジアパシフィック (ムンバイ)

ap-south-1

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.0.17

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

アジアパシフィック (ソウル)

ap-northeast-2

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.0.17

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

アジアパシフィック (シンガポール)

ap-southeast-1

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.0.17

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

アジアパシフィック (シドニー)

ap-southeast-2

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.0.17

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

アジアパシフィック (東京)

ap-northeast-1

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.0.17

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

カナダ (中部)

ca-central-1

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

欧州 (フランクフルト)

eu-central-1

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.0.17

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

欧州 (アイルランド)

eu-west-1

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.0.17

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

欧州 (ロンドン)

eu-west-2

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

南米 (サンパウロ)

sa-east-1

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.0.17

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

AWS GovCloud (US)

us-gov-west-1

  • 10.0.31

  • 10.0.28

  • 10.0.24

  • 10.0.17

  • 10.1.23

  • 10.1.19

  • 10.1.14

今後、Amazon RDS の MariaDB の追加バージョンのサポートも予定しています。毎年サポートされる新しいバージョンリリースの数は、MariaDB バージョンリリースの頻度とコンテンツ、および当社のデータベース技術チームのリリース診断結果により異なります。ただし、一般的なガイダンスとして、当社では、一般公開リリースの 3 ~ 5 ヵ月以内に新しい MariaDB バージョンをサポートできるよう取り組んでいます。

新しい DB インスタンスを作成するときは、現在サポートされているいずれかの MariaDB バージョンを指定できます。バージョンを指定しない場合、Amazon RDS では、サポートされているいずれかのバージョン、通常はデフォルトで最新のバージョンに設定されます。マイナーバージョンではなく、メジャーバージョン (MariaDB 10.0 など) を指定した場合は、Amazon RDS は、お客様が指定したメジャーバージョンの最新リリースをデフォルトに設定します。サポートされているバージョンのリストと新しく作成される DB インスタンスのデフォルトを表示するには、DescribeDBEngineVersions API を使用します。

Amazon RDS では、Amazon RDS でサポートされている新しいバージョンに MariaDB インスタンスをアップグレードするタイミングを制御します。特定の MariaDB バージョンとの互換性を維持しながら、新しいバージョンを本稼働環境へのデプロイ前にアプリケーションに対してテストし、自分のスケジュールに最適なタイミングでバージョンアップグレードを実行できます。

お客様が指定しない限り、お客様の DB インスタンスは、新しい MariaDB マイナーバージョン (Amazon RDS がサポートするバージョン) に自動的にアップグレードされます。このパッチの適用は、スケジュールされたメンテナンス時間中に行われ、事前に Amazon RDS コミュニティフォーラムで告知されます。自動バージョンアップグレードをオフにするには、DB インスタンスの [Auto Minor Version Upgrade] パラメータを [No] に変更します。DB インスタンスの変更については、「MariaDB データベースエンジンを実行する DB インスタンスを変更する」を参照してください。

スケジュールされたマイナーバージョンの自動アップグレードを解除している場合は、サポートされているマイナーバージョンリリースに手動でアップグレードできます。その手順はメジャーバージョンの更新の場合と同じです。詳細については、DB インスタンスと DB クラスターのメンテナンスとアップグレード を参照してください。

互換性のリスクがあるため、メジャーバージョンの自動アップグレードを設定することはできません。代わりに、別のメジャーバージョンに DB インスタンスをアップグレードする申請が必要になります。本稼働インスタンスをアップグレードする前に、新しいターゲットバージョンでデータベースおよびアプリケーションをテストする必要があります。DB インスタンスのアップグレードについては、「DB インスタンスと DB クラスターのメンテナンスとアップグレード」を参照してください。

DB インスタンスを新しいバージョンに対してテストできます。そのためには、既存の DB インスタンスの DB スナップショットを作成し、DB スナップショットから復元して新しい DB インスタンスを作成した後、その新しい DB インスタンスのバージョンアップグレードを開始します。その後で、オリジナルの DB インスタンスをアップグレードするかどうかを決める前に、コピーした DB インスタンスで安全性を確かめることができます。

以下に、Amazon RDS MariaDB の廃止についてのポリシーを示します。

  • 当社ではメジャー MariaDB バージョンリリース (MariaDB 10.0.17 から始まる) に対して、Amazon RDS によるサポートが開始されてから 3 年間のサポートを予定しています。

  • マイナー MariaDB バージョンリリースに対しては、Amazon RDS によるサポートが開始されてから、少なくとも 1 年間のサポートを予定しています。

  • MariaDB メジャー/マイナーバージョンが「廃止」となった後は、予定メンテナンスで自動アップグレードされる前に、ユーザーがサポート対象バージョンにアップグレードするための猶予期間を 3 ヵ月間設けます。

MariaDB、MySQL、および Amazon Aurora 機能の比較

以下の表を使用して MariaDB、MySQL、Aurora 機能を比較して、使用する DB インスタンスに最適な DB エンジンを判断します。

機能 MariaDB MySQL Amazon Aurora

ストレージエンジン

XtraDB を完全にサポート、Aria を制限付きでサポート。

MyISAM と InnoDB の両方をサポート。

InnoDB のみサポート。他のストレージエンジンのテーブルは自動的に InnoDB に変換されます。

Amazon Aurora は InnoDB エンジンのみをサポートするため、SQL_MODE データベースパラメータの NO_ENGINE_SUBSTITUTION オプションが有効になります。このオプションを有効にすることで、そのテーブルが TEMPORARY と指定されていない場合、メモリ内テーブルを作成する機能が無効になります。

プラグイン

プラグインをサポートします。詳細については、「付録: MariaDB データベースエンジンのオプション」を参照してください。

プラグインをサポートします。詳細については、「MySQL DB インスタンスのオプション」を参照してください。

プラグインはサポートされません。

結合とサブクエリのパフォーマンス

クエリオプティマイザが改良され、結合とサブクエリが MySQL 5.5 および 5.6 よりも高速化されました。詳細については、MariaDB のドキュメントの「クエリオプティマイザ機能の比較マトリックス」を参照してください。

MySQL 5.5、5.6、または 5.7 でのクエリオプティマイザのパフォーマンスは、選択した Amazon RDS MySQL DB インスタンスのバージョンに依存します。

MySQL 5.6 でのクエリオプティマイザのパフォーマンス。

グループコミット

グループコミットサポート。詳細については、MariaDB のドキュメントの「クエリオプティマイザ機能の比較マトリックス」を参照してください。

binlog_commit_wait_count パラメータを設定してグループコミットを実行する前に完了する必要のあるトランザクションの数を決定し、binlog_commit_wait_usec パラメータを設定して指定したミリ秒間グループコミットを遅延させることで、グループコミットの追加チューニングをサポートしています。これらのパラメータの詳細については、MariaDB のドキュメントの「binlog_commit_wait_count」または「binlog_commit_wait_usec」を参照してください。

DB インスタンスの設定パラメータの詳細については、「DB パラメータグループを使用する」を参照してください。

グループコミットをサポート。

グループコミットをサポート。

進行状況レポート

長時間実行されるコマンドの進行状況レポートをサポート。詳細については、MariaDB のドキュメントの「進行状況レポート」を参照してください。

進行状況レポートをサポートしていません。

進行状況レポートをサポートしていません。

ロール

簡単にユーザーのグループに権限の割り当てを可能にする、カスタムロールの作成をサポートしています。詳細については、MariaDB のドキュメントの「ロール」を参照してください。

ロールはサポートされていません。

ロールはサポートされていません。

SHOW EXPLAIN

SHOW EXPLAIN コマンドをサポート。指定したスレッドで実行されているクエリのクエリ計画の説明を取得できます。詳細については、MariaDB のドキュメントの「SHOW EXPLAIN」を参照してください。

SHOW EXPLAIN はサポートされていません。

SHOW EXPLAIN はサポートされていません。

Table elimination

Table Elimination をサポート。クエリが参照するテーブルの一部にアクセスすることなくクエリを解決することで、DB インスタンスのパフォーマンスを向上させることができます。詳細については、MariaDB のドキュメントの「Table Elimination」を参照してください。

Table Elimination はサポートされていません。

Table Elimination はサポートされていません。

スレッドプール

スレッドプールをサポート。DB インスタンスでパフォーマンスを低下させることなくより多くの接続を処理できるようにします。詳細については、MariaDB のドキュメントの「MariaDB のスレッドプール」を参照してください。

スレッドプールはサポートしていません。

スレッドプールはサポートしていません。

仮想列

仮想列をサポート。これらのテーブル列には、決定式を使用して自動的に計算された値があります。それらは、通常テーブルの他の列の値に基づいて計算されます。詳細については、MariaDB のドキュメントの「仮想 (計算された) 列」を参照してください。

仮想列はサポートしていません。

仮想列はサポートしていません。

グローバルトランザクション ID

グローバルトランザクション ID (GTID) の MariaDB への実装をサポート。詳細については、MariaDB ドキュメントの「グローバルトランザクション ID」を参照してください。

注記

Amazon RDS では、MariaDB GTID のドメイン ID 部分を変更することはできません。

グローバルトランザクション ID の MySQL への実装はサポートしていません。

グローバルトランザクション ID の MySQL への実装はサポートしていません。

並列レプリケーション

並列レプリケーションをサポート。レプリカでクエリの並列処理を可能にすることで、レプリケーションのパフォーマンスを高めます。詳細については、MariaDB ドキュメントの「並列レプリケーション」を参照してください。

並列レプリケーションは、MySQL 5.6 のマルチスレッドレプリケーションに類似しており、スキーマ全体でのパーティションを必要とせず、グループコミットによる並列レプリケーションを可能にするなどの拡張機能があります。

MySQL 5.6 および 5.7 はマルチスレッドレプリケーションをサポートしています。詳細については、MySQL のドキュメントの「レプリケーションスレーブオプションと変数」を参照してください。

MySQL 5.5 はマルチスレッドレプリケーションをサポートしていません。

マルチスレッドレプリケーションの MySQL 5.6 への実装をサポート。

データベースエンジンのパラメータ

パラメータは、個々の DB インスタンスまたはリードレプリカに適用され、DB パラメータグループ単位で管理されます。

パラメータは、個々の DB インスタンスまたはリードレプリカに適用され、DB パラメータグループ単位で管理されます。

一部のパラメータは Aurora DB クラスター全体に適用され、DB クラスターパラメータグループ単位で管理されます。DB クラスターの個々の DB インスタンスに適用され、DB パラメータグループ単位で管理されるパラメータもあります。

マスターインスタンスとは異なるストレージエンジンでのリードレプリカ

リードレプリカは XtraDB を使用できます。

リードレプリカは MyISAM と InnoDB の両方を使用できます。

Aurora DB クラスターでレプリケートする MySQL (非 RDS) のリードレプリカのみが InnoDB を使用できます。

読み取りのスケーリング

最大 5 個のリードレプリカをサポート。書き込みオペレーションのパフォーマンスに対する影響は顕著。

最大 5 個のリードレプリカをサポート。書き込みオペレーションのパフォーマンスに対する影響は顕著。

最大 15 個の Aurora レプリカをサポート。書き込みオペレーションのパフォーマンスに対する影響は最小限。

フェイルオーバーターゲット

データ損失の可能性がある場合、リードレプリカをマスター DB インスタンスに手動で昇格させることができます。

データ損失の可能性がある場合、リードレプリカをマスター DB インスタンスに手動で昇格させることができます。

Aurora レプリカが自動フェイルオーバーターゲット。データ損失なし。

AWS リージョン

すべての AWS リージョンで使用できます。

すべての AWS リージョンで使用できます。

Aurora DB クラスターは、一部のリージョンでは利用できません。詳細については、「現在利用できるリージョン 」を参照してください。

バージョン 10.1 でサポートされる MariaDB 機能

Amazon RDS は、MariaDB バージョン 10.1 以降を実行する MariaDB DB インスタンスで次の機能をサポートします。

Amazon RDS でサポートされていない MariaDB の機能

Amazon RDS では、現在、MariaDB の以下の機能はサポートされていません。

  • Data at Rest Encryption

  • MariaDB Galera クラスター

  • HandlerSocket

  • JSON テーブルタイプ

  • マルチソースレプリケーション

  • パスワード検証プラグイン、simple_password_check、および cracklib_password_check

  • レプリケーションフィルタ

  • エンジン定義の新しいテーブル/フィールド/インデックス属性」で説明されている、ストレージのエンジン固有のオブジェクト属性。

  • テーブルとテーブル領域の暗号化

マネージド型サービスの操作性を実現するために、Amazon RDS では DB インスタンスへのシェルアクセスはできません。また、上位の権限を必要とする特定のシステムプロシージャやシステムテーブルへのアクセスが制限されます。Amazon RDS では、標準的な SQL クライアントアプリケーションを使用した、DB インスタンス上のデータベースへのアクセスがサポートされています。Amazon RDS では、Telnet、Secure Shell (SSH)、または Windows のリモートデスクトップ接続を使用した、DB インスタンスへのダイレクトホストアクセスは許可されません。

Amazon RDS で MariaDB に対してサポートされているストレージエンジン

MariaDB ではさまざまな機能を備えた複数のストレージエンジンがサポートされていますが、それらのすべてのエンジンが回復性やデータ耐久性のために最適化されているわけではありません。Amazon RDS では、MariaDB DB インスタンス用に XtraDB ストレージエンジンが完全にサポートされています。Amazon RDS のポイントインタイム復元やスナップショット復元などの機能では、回復可能なストレージエンジンが必要であるため、XtraDB ストレージエンジンのみがサポートされています。Aria はインスタンス障害の際の復旧に悪影響を与える場合がありますが、Amazon RDS は Aria もサポートしています。ただし、空間インデックスを使用して地理データを扱う必要がある場合は、空間インデックスが XtraDB でサポートされていないため、Aria を使用する必要があります。

他のストレージエンジンは、現在 MariaDB 用の Amazon RDS ではサポートされていません。

Amazon RDS での MariaDB のセキュリティ

Amazon RDS MariaDB DB インスタンスのセキュリティは以下の 3 つのレベルで管理されます。

  • AWS Identity and Access Management では、どのユーザーが DB インスタンスに対して Amazon RDS の管理アクションを実行できるかを制御します。IAM 認証情報を使用して AWS に接続するとき、IAM アカウントには、Amazon RDS の管理オペレーションを実行するためのアクセス許可を付与する IAM ポリシーが必要です。詳細については、「Amazon RDS に対する認証とアクセスコントロール」を参照してください。

  • DB インスタンスを作成するときは、VPC セキュリティグループまたは DB セキュリティグループのいずれかを使用して、どのデバイスまたは Amazon EC2 インスタンスが DB インスタンスのエンドポイントとポートへの接続を開くことができるかを制御します。これらの接続は、Secure Sockets Layer (SSL) を使用して作成できます。さらに、会社のファイアウォールルールでも、社内のどのデバイスが DB インスタンスへの接続を開くことができるかを制御できます。

  • MariaDB DB インスタンスへの接続が開かれたら、ログイン認証とアクセス許可は MariaDB のスタンドアロンインスタンスの場合と同じ方法で適用されます。CREATE USERRENAME USERGRANTREVOKESET PASSWORD などのコマンドは、スタンドアロンデータベースの場合と同じ方法で、データベーススキーマテーブルを直接変更します。

Amazon RDS DB インスタンスを作成すると、マスターユーザーには以下のデフォルト権限が付与されます。

  • alter

  • alter routine

  • create

  • create routine

  • create temporary tables

  • create user

  • create view

  • delete

  • drop

  • event

  • execute

  • grant option

  • index

  • insert

  • lock tables

  • process

  • references

  • reload

    この権限は Amazon RDS MariaDB DB インスタンスに限定されます。また、FLUSH LOGS または FLUSH TABLES WITH READ LOCK 操作へのアクセスは許可されません。

  • replication client

  • replication slave

  • select

  • show databases

  • show view

  • trigger

  • update

これらの権限については、MariaDB のドキュメントの「User Account Management」を参照してください。

注記

DB インスタンスのマスターユーザーを削除することはできますが、お勧めはしません。マスターユーザーを再作成するには、ModifyDBInstance API または modify-db-instance AWS コマンドラインツールを使用して、新しいマスターユーザーのパスワードを該当するパラメータで指定します。インスタンスに既存のマスターユーザーがない場合、指定したパスワードを使用してマスターユーザーが作成されます。

各 DB インスタンスに管理サービスを提供するために、DB インスタンスの作成時に rdsadmin ユーザーが作成されます。rdsadmin アカウントの権限をドロップ、名前変更、パスワード変更、または変更しようとするとエラーになります。

DB インスタンスの管理を可能にするために、標準的なコマンド killkill_query の使用は制限されています。Amazon RDS コマンド mysql.rds_killmysql.rds_kill_querymysql.rds_kill_query_id が MariaDB と MySQL 用に用意されており、DB インスタンスのユーザーセッションやクエリを終了できます。

MariaDB DB インスタンスに対する SSL サポート

Amazon RDS では、MariaDB データベースエンジンを実行する DB インスタンスとの SSL 接続がサポートされています。

Amazon RDS によって、Amazon RDS インスタンスのプロビジョニング時、SSL 証明書が作成され、DB インスタンスにインストールされます。これらの証明書は認証局によって署名されます。SSL 証明書には、なりすまし攻撃から保護するために、SSL 証明書の共通名 (CN) として DB インスタンスのエンドポイントが含まれています。パブリックキーは https://s3.amazonaws.com/rds-downloads/rds-combined-ca-bundle.pem に保存されています。

デフォルトの mysql クライアントを使用して接続を暗号化するには、以下の例のように、--ssl-ca parameter でパブリックキーを参照して mysql クライアントを起動します。

mysql -h mymariadbinstance.abcd1234.rds-us-east-1.amazonaws.com --ssl-ca=[full path]rds-combined-ca-bundle.pem --ssl-verify-server-cert

GRANT ステートメントを使用して、特定のユーザーアカウントに SSL 接続を求めることができます。たとえば、以下のステートメントを使用して、ユーザーアカウント encrypted_user に SSL 接続を求めることができます。

GRANT USAGE ON *.* TO 'encrypted_user'@'%' REQUIRE SSL

注記

MariaDB による SSL 接続の詳細については、MariaDB のドキュメントの「SSL の概要」を参照してください。

XtraDB キャッシュウォームアップ

XtraDB キャッシュウォームアップでは、DB インスタンスがシャットダウンされたときのバッファープールの最新の状態を保存し、DB インスタンスが起動されたときに保存された情報からバッファープールを再ロードすることによって、MariaDB DB インスタンスのパフォーマンスを向上させることができます。このアプローチにより、通常のデータベースの使用からバッファープールを「ウォームアップする」必要がなくなり、既知の一般的なクエリのページを使用してバッファープールを事前にロードします。 XtraDB キャッシュウォームアップの詳細については、MariaDB のドキュメントの「バッファプールのダンプと復元」を参照してください。

XtraDB キャッシュウォームアップを有効にするには、DB インスタンスのパラメータグループで innodb_buffer_pool_dump_at_shutdown および innodb_buffer_pool_restore_at_startup パラメータを選択します。パラメータグループのこれらのパラメータ値を変更すると、パラメータグループを使用するすべての MariaDB DB インスタンスに影響します。特定の MariaDB DB インスタンスの XtraDB キャッシュウォームアップを有効にするには、それらのインスタンスの新しいパラメータグループを作成することが必要になる場合があります。パラメータグループについては、「DB パラメータグループを使用する」を参照してください。

XtraDB キャッシュウォームアップは、主に、標準ストレージを使用している DB インスタンスにパフォーマンス上のメリットをもたらします。PIOPS ストレージを使用する場合、一般的に大きなパフォーマンス上のメリットは見られません。

重要

フェイルオーバー時など、MariaDB DB インスタンスが正常にシャットダウンしなかった場合、バッファープールの状態はディスクに保存されません。この場合、DB インスタンスが再開されるときに、MariaDB は利用可能な任意のバッファープールファイルをロードします。特に害はありませんが、復元されたバッファープールは、再開前のバッファープールの最新の状態を反映していない可能性があります。スタートアップ時に XtraDB キャッシュをウォームアップするために、バッファープールの最新の状態を利用できるように、定期的に「オンデマンド」でバッファープールをダンプすることをお勧めします。バッファプールをオンデマンドでダンプまたはロードできます。

自動で定期的にバッファープールをダンプするイベントを作成できます。たとえば、次のステートメントは、1 時間ごとにバッファープールをダンプする periodic_buffer_pool_dump という名前のイベントを作成します。

Copy
CREATE EVENT periodic_buffer_pool_dump ON SCHEDULE EVERY 1 HOUR DO CALL mysql.rds_innodb_buffer_pool_dump_now();

詳細については、MariaDB のドキュメントの「イベント」を参照してください。

オンデマンドでのバッファプールのダンプとロード

次のストアドプロシージャを使用して、XtraDB キャッシュをオンデマンドで格納しロードできます。

MariaDB のデータベースパラメータ

デフォルトでは、MariaDB DB インスタンスは MariaDB データベースに固有の DB パラメータグループを使用します。このパラメータグループには、MySQL データベースエンジンの Amazon RDS DB パラメータグループに含まれるいくつかのパラメータがありますが、すべてのパラメータがあるわけではありません。また、いくつかの新しい MariaDB 固有のパラメータも含まれます。Amazon RDS MariaDB DB エンジンで使用できるパラメータの詳細については、「付録: MariaDB のパラメータ」を参照してください。

MariaDB の一般的な DBA タスク

セッションやクエリの終了、レプリケーションエラーのスキップ、XtraDB テーブルスペースを使用したクラッシュ回復時間の短縮、グルーバルなステータス履歴の管理は、MariaDB DB インスタンスで実行する一般的な DBA タスクです。「MySQL DB インスタンスの一般的な DBA タスク」で説明されているように、これらのタスクは、Amazon RDS MySQL DB インスタンスの場合と同様に処理できます。クラッシュ回復手順は MySQL InnoDB エンジンを参照しますが、XtraDB を実行する MariaDB インスタンスにも適用されます。

MariaDB DB インスタンスのローカルタイムゾーン

デフォルトでは、RDS MariaDB DB インスタンスのタイムゾーンは協定世界時 (UTC) です。代わりに、DB インスタンスのタイムゾーンをアプリケーションのローカルタイムゾーンに設定できます。

DB インスタンスのローカルタイムゾーンを設定するには、DB インスタンスのパラメータグループの time_zone パラメータを、このセクションで後述するサポートされている値のいずれかに設定します。パラメータグループの time_zone パラメータを設定すると、そのパラメータグループを使用しているすべての DB インスタンスとリードレプリカは、新しいローカルタイムゾーンを使用するように変更されます。パラメータグループのパラメータの設定については、「DB パラメータグループを使用する」を参照してください。

ローカルタイムゾーンを設定した後、データベースへのすべての新しい接続にその変更が反映されます。ローカルタイムゾーンを変更するときにデータベースへの接続を開いている場合、その接続を閉じて新しい接続を開くまで、ローカルタイムゾーンは更新されません。

DB インスタンスとそのリードレプリカには異なるローカルタイムゾーンを設定できます。そのためには、DB インスタンスとレプリカに異なるパラメータグループを使用し、各パラメータグループの time_zone パラメータを異なるローカルタイムゾーンに設定します。

リージョン間のレプリケーションを実行する場合は、レプリケーションマスター DB インスタンスとリードレプリカに異なるパラメータグループ (パラメータグループはリージョンに固有のもの) を使用します。各インスタンスに同じローカルタイムゾーンを使用するには、インスタンスとリードレプリカのパラメータグループの time_zone パラメータを設定する必要があります。

DB スナップショットから DB インスタンスを復元すると、ローカルタイムゾーンが UTC に設定されます。復元が完了したら、タイムゾーンをローカルタイムゾーンに更新できます。DB インスタンスをある時点まで復元する場合、復元された DB インスタンスのローカルタイムゾーンは、復元された DB インスタンスのパラメータグループに設定されているタイムゾーンです。

ローカルタイムゾーンは以下のいずれかの値に設定できます。

Africa/Cairo

Asia/Bangkok

Australia/Darwin

Africa/Casablanca

Asia/Beirut

Australia/Hobart

Africa/Harare

Asia/Calcutta

Australia/Perth

Africa/Monrovia

Asia/Damascus

Australia/Sydney

Africa/Nairobi

Asia/Dhaka

Brazil/East

Africa/Tripoli

Asia/Irkutsk

Canada/Newfoundland

Africa/Windhoek

Asia/Jerusalem

Canada/Saskatchewan

America/Araguaina

Asia/Kabul

Europe/Amsterdam

America/Asuncion

Asia/Karachi

Europe/Athens

America/Bogota

Asia/Kathmandu

Europe/Dublin

America/Caracas

Asia/Krasnoyarsk

Europe/Helsinki

America/Chihuahua

Asia/Magadan

Europe/Istanbul

America/Cuiaba

Asia/Muscat

Europe/Kaliningrad

America/Denver

Asia/Novosibirsk

Europe/Moscow

America/Fortaleza

Asia/Riyadh

Europe/Paris

America/Guatemala

Asia/Seoul

Europe/Prague

America/Halifax

Asia/Shanghai

Europe/Sarajevo

America/Manaus

Asia/Singapore

Pacific/Auckland

America/Matamoros

Asia/Taipei

Pacific/Fiji

America/Monterrey

Asia/Tehran

Pacific/Guam

America/Montevideo

Asia/Tokyo

Pacific/Honolulu

America/Phoenix

Asia/Ulaanbaatar

Pacific/Samoa

America/Santiago

Asia/Vladivostok

US/Alaska

America/Tijuana

Asia/Yakutsk

US/Central

Asia/Amman

Asia/Yerevan

US/Eastern

Asia/Ashgabat

Atlantic/Azores

US/East-Indiana

Asia/Baghdad

Australia/Adelaide

US/Pacific

Asia/Baku

Australia/Brisbane

UTC