CloudWatch API を使用したメトリクスの取得 - Amazon CloudFront

CloudWatch API を使用したメトリクスの取得

Amazon CloudWatch API または CLI を使用して、構築したプログラムやアプリケーションで CloudFront メトリクスを取得できます。raw データを使用して、独自のカスタムダッシュボードや独自のアラームツールなどを構築できます。

CloudWatch API から CloudFront メトリクスを取得するには、米国東部 (バージニア北部) リージョン (us-east-1) を使用する必要があります。また、各メトリクスの特定の値とタイプも知っておく必要があります。

すべての CloudFront メトリクスの値

以下の値は、すべての CloudFront メトリクスに適用されます。

Namespace

Namespace の値は常に AWS/CloudFront です。

ディメンション

各 CloudFront メトリクスには、次の 2 つのディメンションがあります。

DistributionId

メトリクスを取得する対象の CloudFront ディストリビューションの ID。

FunctionName

メトリクスを取得する対象の (CloudFront Functions の) 関数の名前。

このディメンジョンは、関数にのみ適用されます。

Region

Region の値は常に Global です。CloudFront はグローバルサービスであるためです。

注記

CloudWatch API から CloudFront メトリクスを取得するには、米国東部 (バージニア北部) リージョン (us-east-1) を使用する必要があります。

CloudFront ディストリビューションメトリクスの値

次のリストの情報を使用して、CloudWatch API から特定の CloudFront ディストリビューションメトリクスに関する詳細を取得します。これらのメトリクスの一部は、ディストリビューションで追加のメトリクスを有効にしている場合にのみ使用できます。

注記

各メトリクスには 1 つの統計 (Average または Sum) のみを適用できます。次のリストは、各メトリクスに適用できる統計を示しています。

4xx エラー率

レスポンスの HTTP ステータスコードが 4xx であるすべてのビューワーリクエストの割合 (%)。

  • メトリクス名: 4xxErrorRate

  • 有効な統計: Average

  • 単位: Percent

401 エラー率

レスポンスの HTTP ステータスコードが 401 であるすべてのビューワーリクエストの割合 (%)。このメトリクスを取得するには、まず追加のメトリクスを有効にする必要があります。

  • メトリクス名: 401ErrorRate

  • 有効な統計: Average

  • 単位: Percent

403 エラー率

レスポンスの HTTP ステータスコードが 403 であるすべてのビューワーリクエストの割合 (%)。このメトリクスを取得するには、まず追加のメトリクスを有効にする必要があります。

  • メトリクス名: 403ErrorRate

  • 有効な統計: Average

  • 単位: Percent

404 エラー率

レスポンスの HTTP ステータスコードが 404 であるすべてのビューワーリクエストの割合 (%)。このメトリクスを取得するには、まず追加のメトリクスを有効にする必要があります。

  • メトリクス名: 404ErrorRate

  • 有効な統計: Average

  • 単位: Percent

5xx エラー率

レスポンスの HTTP ステータスコードが 5xx であるすべてのビューワーリクエストの割合 (%)。

  • メトリクス名: 5xxErrorRate

  • 有効な統計: Average

  • 単位: Percent

502 エラー率

レスポンスの HTTP ステータスコードが 502 であるすべてのビューワーリクエストの割合 (%)。このメトリクスを取得するには、まず追加のメトリクスを有効にする必要があります。

  • メトリクス名: 502ErrorRate

  • 有効な統計: Average

  • 単位: Percent

503 エラー率

レスポンスの HTTP ステータスコードが 503 であるすべてのビューワーリクエストの割合 (%)。このメトリクスを取得するには、まず追加のメトリクスを有効にする必要があります。

  • メトリクス名: 503ErrorRate

  • 有効な統計: Average

  • 単位: Percent

504 エラー率

レスポンスの HTTP ステータスコードが 504 であるすべてのビューワーリクエストの割合 (%)。このメトリクスを取得するには、まず追加のメトリクスを有効にする必要があります。

  • メトリクス名: 504ErrorRate

  • 有効な統計: Average

  • 単位: Percent

ダウンロードされたバイト数

GET リクエスト、HEAD リクエスト、および OPTIONS リクエストに対してビューワーがダウンロードしたバイト総数。

  • メトリクス名: BytesDownloaded

  • 有効な統計: Sum

  • 単位: None

アップロードされたバイト数

POST リクエストと PUT リクエストを使用して CloudFront でビューワーがオリジンにアップロードしたバイト総数。

  • メトリクス名: BytesUploaded

  • 有効な統計: Sum

  • 単位: None

キャッシュヒットレート

CloudFront がそのキャッシュからコンテンツを送信した対象のすべてのキャッシュ可能なリクエストの割合 (%)。HTTP POST/PUT リクエストおよびエラーは、キャッシュ可能なリクエストとは見なされません。このメトリクスを取得するには、まず追加のメトリクスを有効にする必要があります。

  • メトリクス名: CacheHitRate

  • 有効な統計: Average

  • 単位: Percent

オリジンのレイテンシー

CloudFront キャッシュではなくオリジンから送信されたリクエストについて、CloudFront がリクエストを受信してからネットワーク (ビューワーではなく) にレスポンスを提供し始めるまでに費やした合計時間 (ミリ秒単位)。これは、最初のバイトのレイテンシーまたは最初のバイトまでの時間と呼ばれます。このメトリクスを取得するには、まず追加のメトリクスを有効にする必要があります。

  • メトリクス名: OriginLatency

  • 有効な統計: Percentile

  • 単位: Milliseconds

注記

CloudWatch API から Percentile 統計情報を取得するには、ExtendedStatistics ではなく Statistics パラメータを使用します。詳細については、Amazon CloudWatch API リファレンスの「GetMetricStatistics」、または AWS SDK のリファレンスドキュメントを参照してください。

リクエスト

すべての HTTP メソッド、および HTTP リクエストと HTTPS リクエストの両方について CloudFront が受信したビューワーリクエストの総数。

  • メトリクス名: Requests

  • 有効な統計: Sum

  • 単位: None

合計エラー率

レスポンスの HTTP ステータスコードが 4xx または 5xx であるすべてのビューワーリクエストの割合 (%)。

  • メトリクス名: TotalErrorRate

  • 有効な統計: Average

  • 単位: Percent

CloudFront 関数メトリクスの値

次のリストの情報を使用して、CloudWatch API から特定の CloudFront 関数メトリクスに関する詳細を取得します。

注記

各メトリクスには 1 つの統計 (Average または Sum) のみを適用できます。次のリストは、各メトリクスに適用できる統計を示しています。

呼び出し

指定された期間に関数が起動 (呼び出し) された回数。

  • メトリクス名: FunctionInvocations

  • 有効な統計: Sum

  • 単位: None

検証エラー

指定された期間に関数によって生成された検証エラーの数。検証エラーは、関数は正常に実行されたが、無効なデータ (無効なイベントオブジェクト) を返した場合に発生します。

  • メトリクス名: FunctionValidationErrors

  • 有効な統計: Sum

  • 単位: None

実行エラー

特定の期間に発生した実行エラーの数。実行エラーは、関数が正常に完了しなかった場合に発生します。

  • メトリクス名: FunctionExecutionErrors

  • 有効な統計: Sum

  • 単位: None

コンピューティング使用率

関数の実行にかかった時間の長さ (0-100) を、最大許容時間に対するパーセンテージで示します。たとえば、値 35 は、関数が最大許容時間の 35% で完了したことを意味します。

  • メトリクス名: FunctionComputeUtilization

  • 有効な統計: Average

  • 単位: Percent

Throttles

指定された期間に関数がスロットリングされた回数。

  • メトリクス名: FunctionThrottles

  • 有効な統計: Sum

  • 単位: None