Babelfish for Aurora PostgreSQL の使用
Babelfish for Aurora PostgreSQL は、SQL Server クライアントからデータベース接続を受け入れる機能を使用して Aurora PostgreSQL DB クラスターを拡張します。Babelfish より、従来の移行に比べて少ないコード変更で、またデータベースドライバを変更せずに、元々 SQL Server 用に構築されているアプリケーションを直接 Aurora PostgreSQL で利用できるようになります。行に関する詳細については、SQL Server データベースを Babelfish for Aurora PostgreSQL に移行する を参照してください。
Babelfish は、Aurora PostgreSQL データベースクラスターに追加のエンドポイントを提供します。これにより Aurora PostgreSQL データベースクラスターは SQL Server ワイヤレベルプロトコルと一般的に使用される SQL Server ステートメントを理解することができます。テーブル式データストリーミング (TDS) ワイヤプロトコルを使用するクライアントアプリケーションは Aurora PostgreSQL の TDS リスナーポートにネイティブ接続できます。TDS の詳細については、Microsoft ウェブサイトの「[MS-TDS]: 表形式データストリームプロトコル
注記
Babelfish for Aurora PostgreSQL は TDS バージョン 7.1 から 7.4 をサポートしています。
Babelfish は、PostgreSQL 接続を使用してデータへのアクセスも提供します。デフォルトでは、Babelfish でサポートされている両方の SQL 言語は、次のポートでネイティブのワイヤプロトコルを通じて使用できます。
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SQL Server 言語 (T-SQL)、クライアントはポート 1433 に接続します。
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PostgreSQLg 言語 (PL/pgSQL) ダイアレクト、クライアントはポート 5432 に接続します。
Babelfish は Transact-SQL (T-SQL) 言語をいくつかの違いで実行します。詳しくは、「Babelfish for Aurora PostgreSQL と SQL Server の違い」を参照してください。
以下のセクションでは、Babelfish for Aurora PostgreSQL DB クラスターの設定と使用に関する情報を示します。
トピック
- Babelfish の制限事項
- Babelfish のアーキテクチャと構成を理解する
- Babelfish for Aurora PostgreSQL DB クラスターの作成
- SQL Server データベースを Babelfish for Aurora PostgreSQL に移行する
- Babelfish for Aurora PostgreSQL を使用したデータベース認証
- Babelfish DB クラスターへの接続
- Babelfish での作業
- Babelfish のトラブルシューティング
- Babelfish をオフにする
- Babelfish for Aurora PostgreSQL バージョン更新の管理
- Babelfish for Aurora PostgreSQL リファレンス