RDS for MySQL に対するパスワードの検証
MySQL では、セキュリティを高めるための validate_password
プラグインが提供されています。このプラグインでは、MySQL DB インスタンスの DB パラメータグループでパラメータを使用してパスワードポリシーを適用します。プラグインは、MySQL バージョン 5.7、8.0、および 8.4 を実行している DB インスタンスでサポートされています。validate_password
プラグインの詳細については、MySQL ドキュメントの「パスワード検証プラグイン
MySQL DB インスタンスの validate_password
プラグインを有効にするには
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MySQL DB インスタンスに接続し、次のコマンドを実行します。
INSTALL PLUGIN validate_password SONAME 'validate_password.so';
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DB インスタンスで使用される DB パラメータグループでプラグインのパラメータを設定します。
パラメータに関する詳細については、MySQL ドキュメントの「パスワード検証プラグインオプションおよび変数
」を参照してください。 DB インスタンスのパラメータの変更の詳細については、「Amazon RDS の DB パラメータグループのパラメータの変更」を参照してください。
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DB インスタンスを再起動します。
validate_password
プラグインを有効にしたら、新しい検証ポリシーに準拠するように、既存のパスワードをリセットします。
Amazon RDS では、パスワードは検証されません。MySQL DB インスタンスでは、パスワード検証が実行されます。AWS Management Console、modify-db-instance
AWS CLI コマンド、または ModifyDBInstance
RDS API オペレーションでユーザーパスワードを設定する場合は、パスワードがパスワードポリシーに準拠していなくても、変更することができます。ただし、新しいパスワードは、パスワードポリシーに準拠している場合にのみ、MySQL DB インスタンスに設定されます。この場合、Amazon RDS は、次のイベントを記録します。
"RDS-EVENT-0067" - An attempt to reset the master password for the DB instance has failed.
Amazon RDS イベントの詳細については、「Amazon RDS イベント通知の操作」を参照してください。