AWS Budgets を用いてコストを管理する - AWS Billing and Cost Management

AWS Budgets を用いてコストを管理する

AWS コストと使用量を追跡してアクションを取るために AWS Budgets を使用できます。AWS Budgets を使用して、リザーブドインスタンス (RI) または Savings Plans の集計使用率とカバレッジメトリクスをモニタリングできます。AWS Budgets を初めて使用する場合は、「AWS Budgets のベストプラクティス」を参照してください。

AWS Budgets を使用して、単順なものから複雑なものまでのコストと使用量の追跡を可能にできます。それらの例を以下に示します。

  • アカウントに関連付けられているすべてのコストを追跡するために、固定目標金額で月別コスト予算を設定します。実際 (発生後) の支出と予測 (発生前) の支出の両方についてアラートを表示するように選択できます。

  • 変動目標金額で月別コスト予算を設定し、それ以降の月ごとに予算目標が毎月 5 パーセント増加します。その後、予算額の 80% の通知を構成し、アクションを適用できます。たとえば、アカウント内で追加のリソースをプロビジョニングする機能を拒否するカスタム IAM ポリシーを自動的に適用できます。

  • 特定のサービスのサービスクォータ内に収まるように、固定使用量および予測された通知を用いて月別使用予算を設定します。また、特定の AWS 無料利用枠の提供を利用していることも確認できます。

  • RI または Savings Plans を追跡するために、日別使用率またはカバレッジの予算を設定します。特定の日の使用率が 80% を下回ったときに、E メールと Amazon SNS トピックを通じて通知を受けるように選択できます。

AWS Budgets の情報は、1 日に最大 3 回更新されます。通常、更新は前回の更新から 8~12 時間後に発生します。Budgets では、非ブレンドコスト、償却コスト、およびブレンドコストを追跡できます。Budgets では、記述、返金、サポート手数料、税金などの料金を含めたり、除外したりできます。

以下のタイプの予算を作成できます。

  • コスト予算 – サービスに使用する金額を計画します。

  • 使用量予算 – 1 つ以上のサービスの使用量を計画します。

  • RI 使用率予算 – 使用率のしきい値を定義し、RI 使用量がそのしきい値を下回っている場合はアラートを受信します。これにより、使用されていない、または十分に活用されていない RI を確認できます。

  • RI カバレッジ予算 – カバレッジのしきい値を定義し、RI の対象となるインスタンス時間数が、そのしきい値を下回っている場合はアラートを受信します。これにより、予約の対象になっているインスタンス使用量を確認できます。

  • Savings Plans 使用率予算 – 使用率のしきい値を定義し、Savings Plans の使用量がそのしきい値を下回ったときにアラートを受信します。これにより、Savings Plans が使用されていない場合や十分に活用されていない場合を確認できます。

  • Savings Plans カバレッジ予算 – カバレッジのしきい値を定義し、Savings Plans の対象となる使用量のうち、Savings Plans でカバーしている割合が、そのしきい値を下回ったときにアラートを受信します。これにより、インスタンスの使用量のうち、Savings Plans でカバーしている割合を確認できます。

コストまたは使用量の予算額を超えたか超えることが予想された場合、または RI または Savings Plans 予算のターゲット使用率およびカバレッジを下回ることが予測される場合に、警告を受け取るようにオプションの通知を設定できます。通知は Amazon SNS トピック、E メールアドレス、またはその両方に送信できます。詳細については、「予算の通知に関する Amazon SNS トピックを作成する」を参照してください。

組織で一括請求を使用している場合、管理アカウントは IAM ポリシーを使用して、メンバーアカウントの予算へのアクセスを管理できます。デフォルト設定上、メンバーアカウントの所有者は自分の予算を作成することができますが、他アカウントの予算を作成または更新することはできません。IAM ユーザーを作成し、これらのユーザーに対して特定アカウントの予算の作成、編集、削除、または読み取りの許可を付与できます。ただし、クロスアカウントの使用はサポートしていません。

予算は、予算を作成したアカウントへのアクセスが許可され、予算自体へのアクセスが許可されているユーザーに対してのみ表示されます。たとえば、管理アカウントは特定のメンバーアカウントのコストを追跡する予算を作成できますが、メンバーアカウントはマスターアカウントへのアクセス権を付与された場合にのみ当該予算を表示できます。詳細については、「アクセス許可の管理の概要」を参照してください。AWS Organizations の詳細については、『AWS Organizations ユーザーガイド』を参照してください。

注記

料金の発生から AWS Budgets の請求通知を受け取るまでの間に遅延が生じることがあります。この遅延は、AWS リソースが使用されてからリソースの使用に課金されるまでの時間差が原因です。AWS Budgets から通知を受ける前に、追加のコストや使用量が発生して予算通知のしきい値を超える場合があります。