Amazon EMR
管理ガイド

Amazon EMR 用のデフォルトの Amazon Linux AMI を使用する

カスタム AMI を指定しない限り、各 Amazon EMR リリースバージョンでは Amazon EMR 用のデフォルトの Amazon Linux AMI が使用されます。デフォルトの AMI は、Amazon EMR のリリース時に提供されている最新の Amazon Linux AMI に基づいています。AMI とビッグデータアプリケーション、およびリリースバージョンに含まれている Amazon EMR の機能の互換性はテストされています。

各 Amazon EMR リリースバージョンは、互換性を保つために Amazon Linux AMI バージョンに「ロック」されています。つまり、より新しい Amazon Linux AMI が使用できるようになっても Amazon EMR リリースバージョンで同じ Amazon Linux AMI バージョンが使用されます。そのため、互換性を確保するために以前のバージョンが必要で移行できない場合を除いて、最新の Amazon EMR リリースバージョン (現在は 5.27.0) を使用することをお勧めします。

互換性を確保するために以前の Amazon EMR リリースバージョンを使用する必要がある場合は、そのシリーズの最新のリリースを使用することをお勧めします。たとえば、5.12 シリーズを使用する必要がある場合は、5.12.0 や 5.12.1 ではなく 5.12.2 を使用します。シリーズで新しいリリースが使用可能になった場合は、新しいリリースへのアプリケーションの移行を検討してください。

ソフトウェアアップデートの管理方法

Amazon EMR 用のデフォルトの Amazon Linux AMI に基づくクラスターの Amazon EC2 インスタンスを初めて起動すると、Amazon Linux と Amazon EMR で使用できる、その AMI バージョンに適用されるソフトウェアアップデート用のパッケージリポジトリがチェックされます。他の Amazon EC2 インスタンスと同じように、これらのリポジトリから緊急および重要なセキュリティ更新プログラムが自動的にインストールされます。詳細については、Linux インスタンス用 Amazon EC2 ユーザーガイドの「パッケージリポジトリ」を参照してください。その他のソフトウェアパッケージとカーネルの更新は、互換性のエラーが起きる可能性があるためインストールされません。

SSH を使用してクラスターインスタンスに接続すると、画面出力の最初の数行にインスタンスが使用する Amazon Linux AMI のリリースノートのリンク、最新の Amazon Linux AMI バージョンに関する通知、アップデートに使用できる使用可能なリポジトリのパッケージの数に関する通知、および sudo yum update の実行指示が示されます。

重要

SSH またはブートストラップアクションを使用して接続しているときは、クラスターインスタンスで sudo yum update を実行しないことを強くお勧めします。実行するとすべてのパッケージが無差別にインストールされ、互換性がなくなる可能性があります。

ソフトウェアアップデートの管理に関するベストプラクティス

  • 以前の Amazon EMR リリースバージョンを使用している場合は、ソフトウェアパッケージを更新する前に最新のリリースへの移行を検討してテストします。

  • 新しいリリースバージョンに移行するかソフトウェアパッケージをアップグレードする場合は、最初に本番稼働環境以外で実装をテストします。そのときには、Amazon EMR 管理コンソールを使用してクラスターのクローンを作成するオプションが役に立ちます。

  • アプリケーションと使用する Amazon Linux AMI バージョンのソフトウェアアップデートを個別に評価します。本番稼働環境では、セキュリティ体制、アプリケーション機能、またはパフォーマンスの向上のために絶対に必要であると判断したパッケージだけをテストしてインストールします。

  • Amazon Linux Security Center でアップデートを確認します。

  • SSH を使用して各クラスターインスタンスに接続することでパッケージのインストールを回避します。その代わりにブートストラップアクションを使用し、必要に応じてすべてのクラスターインスタンスでパッケージのインストールと更新を行います。そのためには、クラスターを終了して再起動する必要があります。詳細については、「追加のソフトウェアをインストールするためのブートストラップアクションの作成」を参照してください。

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