Amazon Redshift でのクォータと制限
Amazon Redshift には、AWS リージョンごとに AWS アカウント内の複数のリソースの使用を制限するクォータがあります。各クォータにはデフォルト値があり、一部のクォータは調整可能です。調整可能なクォータについては、Amazon Redshift 上限緩和申請
Amazon Redshift オブジェクトのクォータ
Amazon Redshift には、複数のオブジェクトタイプの使用を制限するクォータがあります。それぞれにデフォルト値があります。
クォータ名 | AWS デフォルト値 | 引き上げ可能 | 説明 |
---|---|---|---|
スナップショットごとにスナップショットの復元を許可できる AWS アカウント |
20 |
いいえ |
スナップショットごとにスナップショットの復元を許可できる AWS アカウントの最大数。 |
AWS KMS key ごとにスナップショットの復元を許可できる AWS アカウント |
100 |
不可 |
KMS キーごとにスナップショットの復元を許可できる AWS アカウントの最大数。つまり、1 つの KMS キーで暗号化された 10 個のスナップショットがある場合、10 個の AWS アカウントに各スナップショットを復元することを許可できます。または、最大 100 個のアカウントのその他の組み合わせや、スナップショットごとに 20 個のアカウントを超えないその他の組み合わせを許可できます。 |
他の AWS サービスにアクセスするための Amazon Redshift のクラスター IAM ロール |
501 |
不可 |
クラスターと IAM ロールを所有するユーザーの他の AWS サービスへのアクセスを Amazon Redshift に許可するために、クラスターに関連付けることができる IAM ロールの最大数。 1次の AWS リージョン では、クォータは 10 です。us-iso-east-1、us-iso-west-1、us-isob-east-1。 |
すべてのユーザー定義の手動 WLM キューの同時実行レベル (クエリスロット) |
50 |
いいえ |
手動ワークロード管理によって定義されるすべてのユーザー定義キューの最大クエリスロット。 |
同時実行スケーリングクラスター |
10 |
[Yes (はい)] |
同時実行スケーリングクラスターの最大数。 |
クラスター内の DC2 ノード |
128 |
はい |
クラスターに割り当てることができる DC2 ノードの最大数。各ノードタイプのノード制限の詳細については、「Amazon Redshift のクラスターとノード」を参照してください。 |
イベントサブスクリプション |
20 |
はい |
現在の AWS リージョンにおけるこのアカウントのイベントサブスクリプションの最大数。 |
ノード |
200 |
はい |
現在の AWS リージョンにある、このアカウントのすべてのデータベースインスタンスにおけるノードの最大数。 |
パラメータグループ |
20 |
いいえ |
現在の AWS リージョンにおけるこのアカウントのパラメータグループの最大数。 |
クラスター内の RA3 ノード |
128 |
はい |
クラスターに割り当てることができる RA3 ノードの最大数。各ノードタイプのノード制限の詳細については、「Amazon Redshift のクラスターとノード」を参照してください。 |
クラスターに接続された RedShift マネージド VPC エンドポイント |
30 |
はい |
クラスターに接続できる RedShift マネージド VPC エンドポイントの最大数。RedShift マネージド VPC エンドポイントの詳細については、「RedShift が管理する VPC エンドポイント」を参照してください。 |
RedShift マネージド VPC エンドポイントを介してアクセスされるクラスターに対する被付与者 |
5 |
はい |
クラスターの所有者がクラスターの RedShift マネージド VPC エンドポイントを作成するよう許可できる被付与者の最大数。RedShift マネージド VPC エンドポイントの詳細については、「RedShift が管理する VPC エンドポイント」を参照してください。 |
認可ごとの RedShift マネージド VPC エンドポイント |
5 |
はい |
認可ごとに作成できる RedShift マネージド VPC エンドポイントの最大数。RedShift マネージド VPC エンドポイントの詳細については、「RedShift が管理する VPC エンドポイント」を参照してください。 |
リザーブドノード |
200 |
はい |
現在の AWS リージョンにおけるこのアカウントのリザーブドノードの最大数。 |
クラスターごとの各データベースのスキーマ |
9,900 |
いいえ |
クラスターごとに各データベースで作成できるスキーマの最大数。ただし、 |
セキュリティグループ |
20 |
はい |
現在の AWS リージョンにおけるこのアカウントのセキュリティグループの最大数。 |
COPY によりロードするときの単一行のサイズ |
4 |
いいえ |
COPY コマンドを使用してロードするときの単一行の最大サイズ (MB 単位)。 |
スナップショット |
700 |
可能 |
現在の AWS リージョンにおけるこのアカウントのユーザースナップショットの最大数。 |
サブネットグループ |
20 |
はい |
現在の AWS リージョンにおけるこのアカウントのサブネットグループの最大数。 |
サブネットグループ内のサブネット |
20 |
はい |
サブネットグループのサブネットの最大数。 |
|
9,900 |
いいえ |
大規模クラスターノードタイプのテーブルの最大数。この制限には、永続テーブル、一時テーブル、データシェアテーブル、マテリアライズドビューが含まれています。外部テーブルは、一時テーブルとしてカウントされます。一時テーブルには、ユーザー定義の一時テーブルや、クエリの処理またはシステムメンテナンス中に Amazon Redshift によって作成された一時テーブルが含まれます。ビューおよびシステムテーブルはこの制限には含まれません。 |
|
9,900 |
いいえ |
|
単一ノードクラスターを持つ |
9,900 |
不可 |
単一ノードクラスターを持つ |
マルチノードクラスターを持つ |
20,000 |
不可 |
マルチノードクラスターを持つ |
|
200,000 |
不可 |
|
|
200,000 |
不可 |
|
|
200,000 |
不可 |
|
データベースの数 |
60 |
不可 |
Amazon Redshift クラスターで許可されるデータベースの最大数です。これにはデータ共有から作成されたデータベースは含まれません。 |
アイドル状態または非アクティブなセッションのタイムアウト |
4 時間 |
いいえ |
この設定は、クラスターにのみ適用されます。ユーザーのアイドルセッションのタイムアウト値の設定については、Amazon Redshift データベースデベロッパーガイドの「ALTER USER」を参照してください。ユーザー設定は、クラスター設定よりも優先されます。 |
アイドル状態のトランザクションのタイムアウト |
6 時間 |
不可 |
Amazon Redshift がトランザクションに関連付けられたセッションを終了するまでの、オープントランザクションのアイドル状態の最大期間。この設定は、ユーザー定義のアイドル状態のタイムアウト設定よりも優先されます。クラスターに適用されます。 |
データベースのストアドプロシージャ |
10,000 |
いいえ |
ストアドプロシージャの最大数です。制限の詳細については「ストアドプロシージャサポートの制限と違い」を参照してください。 |
RA3 ノードの最大接続数 |
2,000 |
不可 |
RA3 クラスターへの最大接続数。許可される最大接続数はノードタイプによって異なります。 |
DS2 ノードの最大接続数 |
可変 |
不可 |
ds2.large クラスターへの最大接続数は 500 です。dc2.8xlarge クラスターへの最大コレクション数は 2,000 です。 |
クラスター内の Amazon Redshift ロールの数 |
1,000 |
可能 |
クラスターごとに作成できる Amazon Redshift ロールの最大数。ロールベースのアクセスコントロール (RBAC) ロールの詳細については、「Amazon Redshift データベース開発者ガイド」の「ロールベースのアクセスコントロール (RBAC)」を参照してください。 |
Amazon Redshift Serverless オブジェクトのクォータ
Amazon Redshift には、mazon Redshift Serverless インスタンスで複数のオブジェクトタイプの使用を制限するクォータがあります。それぞれにデフォルト値があります。
クォータ名 | AWS デフォルト値 | 引き上げ可能 | 説明 |
---|---|---|---|
データベースの数 |
100 |
不可 |
Amazon Redshift Serverless 名前空間で許可されるデータベースの最大数です。これにはデータ共有から作成されたデータベースは含まれません。 |
スキーマの数 |
9,900 |
不可 |
Amazon Redshift Serverless インスタンスで許可されるスキーマの最大数です。 |
テーブルの数 |
200,000 |
不可 |
Amazon Redshift Serverless インスタンスで許可されるテーブルの最大数です。 |
アイドル状態または非アクティブなセッションのタイムアウト |
1 時間 |
不可 |
ユーザーのアイドルセッションのタイムアウト値の設定については、Amazon Redshift データベースデベロッパーガイドの「ALTER USER」を参照してください。ユーザー設定が優先されます。 |
実行中のクエリのタイムアウト |
86,399 秒 (24 時間) |
不可 |
Amazon Redshift がクエリを終了するまでの実行中のクエリの最大時間。 |
アイドル状態のトランザクションのタイムアウト |
6 時間 |
不可 |
Amazon Redshift Serverless がトランザクションに関連付けられたセッションを終了するまでの、オープントランザクションのアイドル状態の最大期間。この設定は、ユーザー定義のアイドル状態のタイムアウト設定よりも優先されます。 |
最大接続数 |
2000 |
不可 |
ワークグループに接続できる接続の最大数。 |
ワークグループの数 |
25 |
可能 |
サポートされるワークグループの数。 |
名前空間の数 |
25 |
可能 |
サポートされる名前空間の数。 |
ワークグループ内の Amazon Redshift ロールの数 |
1,000 |
可能 |
ワークグループごとに作成できる Amazon Redshift ロールの最大数。ロールベースのアクセスコントロール (RBAC) ロールの詳細については、「Amazon Redshift データベース開発者ガイド」の「ロールベースのアクセスコントロール (RBAC)」を参照してください。 |
Amazon Redshift Serverless 請求がタイムアウト設定によってどのように影響を受けるかについては、「Amazon Redshift Serverless での請求」を参照してください。
Amazon Redshift Data API のクォータ
Amazon Redshift には Redshift Data API の使用を制限するクォータがあります。それぞれにデフォルト値があります。Amazon Redshift Data API の詳細については、「Amazon Redshift Data API の使用」を参照してください。
クォータ名 | AWS デフォルト値 | 引き上げ可能 | 説明 |
---|---|---|---|
|
20 |
不可 |
スロットリングなしで 1 秒あたりに実行できるオペレーションリクエストの最大数。 |
|
3 |
不可 |
スロットリングなしで 1 秒あたりに実行できるオペレーションリクエストの最大数。 |
|
100 |
不可 |
スロットリングなしで 1 秒あたりに実行できるオペレーションリクエストの最大数。 |
|
3 |
不可 |
スロットリングなしで 1 秒あたりに実行できるオペレーションリクエストの最大数。 |
|
30 |
不可 |
スロットリングなしで 1 秒あたりに実行できるオペレーションリクエストの最大数。 |
|
20 |
不可 |
スロットリングなしで 1 秒あたりに実行できるオペレーションリクエストの最大数。 |
|
3 |
不可 |
スロットリングなしで 1 秒あたりに実行できるオペレーションリクエストの最大数。 |
|
3 |
不可 |
スロットリングなしで 1 秒あたりに実行できるオペレーションリクエストの最大数。 |
|
3 |
不可 |
スロットリングなしで 1 秒あたりに実行できるオペレーションリクエストの最大数。 |
|
3 |
不可 |
スロットリングなしで 1 秒あたりに実行できるオペレーションリクエストの最大数。 |
クエリエディタ v2 オブジェクトのクォータ
Amazon Redshift には、Amazon Redshift クエリエディタ v2 で複数のオブジェクトタイプの使用を制限するクォータがあります。それぞれにデフォルト値があります。
クォータ名 | AWS デフォルト値 | 引き上げ可能 | 説明 |
---|---|---|---|
接続 |
500 |
可能 |
現在のリージョンにおいて、このアカウントでクエリエディタ v2 を使用して作成できる最大の接続数。 |
アカウントあたりのアクティブなプリンシパル数 |
50 |
可能 |
現在のリージョンにおいて、このアカウントでクエリエディタ v2 を使用できる同時プリンシパルの最大数。 |
保存されたクエリ |
2,500 |
可能 |
現在のリージョンで、このアカウントでクエリエディタ v2 を使用して作成できる保存済みクエリの最大数。 |
クエリのバージョン |
20 |
可能 |
現在のリージョンでこのアカウントのクエリエディタ v2 を使用して作成できる、クエリごとの最大バージョン数。 |
保存済みのチャート |
500 |
可能 |
現在のリージョンで、このアカウントのクエリエディタ v2 を使用して作成できる保存済みのチャートの最大数。 |
クエリごとにフェッチされた行 |
100,000 |
不可 |
現在のリージョンのこのアカウントでクエリエディタ v2 によってクエリごとにフェッチされる行の最大数。 |
クエリごとにフェッチされるデータのサイズ |
5 |
不可 |
現在のリージョンのこのアカウントのクエリエディタ v2 によってクエリごとにフェッチされるデータの最大サイズ(MB 単位)。 |
同時接続の最大数 |
3 |
不可 |
ユーザーあたりの最大データベース接続数 (分離セッションを含む)。この値は、クエリエディタ v2 管理者が [Account settings] (アカウント設定) で 1~10 の範囲で設定することができます。管理者が設定した制限に達した場合は、SQL の実行時に分離セッションではなく共有セッションを使用することを検討してください。接続の詳細については、「クエリエディタ v2 を開く」を参照してください。制限の設定に関する詳細については、「アカウント設定」を参照してください。 |
Amazon Redshift Spectrum のクォータと制限
Amazon Redshift Spectrum には、次のクォータと制限があります。
-
AWS Glue Data Catalog を使用する場合の AWS アカウントあたりのデータベースの最大数。この値については、Amazon Web Services 全般のリファレンス の「AWS Glue Service Quotas」を参照してください。
-
AWS Glue Data Catalog を使用する場合のデータベースあたりのテーブルの最大数。この値については、Amazon Web Services 全般のリファレンス の「AWS Glue Service Quotas」を参照してください。
-
AWS Glue Data Catalog を使用する場合のテーブルあたりのパーティションの最大数。この値については、Amazon Web Services 全般のリファレンス の「AWS Glue Service Quotas」を参照してください。
-
AWS Glue Data Catalog を使用する場合の AWS アカウントあたりのパーティションの最大数。この値については、Amazon Web Services 全般のリファレンス の「AWS Glue Service Quotas」を参照してください。
-
AWS Glue Data Catalog を使用する場合の外部テーブルの列の最大数。疑似列が有効な場合は 1,597、疑似列が有効でないときは 1,600 です。
-
AWS Glue Data Catalog を使用する場合の ION ファイルまたは JSON ファイルの文字列値の最大サイズは 16 KB です。この制限に達すると、文字列は切り捨てられます。
-
単一の ALTER TABLE ステートメントを使用して、最大 100 のパーティションを追加することができます。
-
すべての S3 データは、Amazon Redshift クラスターと同じ AWS リージョンにある必要があります。
-
ION および JSON 形式のタイムスタンプには、ISO8601
形式を使用する必要があります。 -
ORC ファイルの外部圧縮はサポートされていません。
-
テキスト、OpenCSV、Regex SERDE では、'\177' より大きい 8 進数の区切り記号はサポートされていません。
-
すべてのパーティションからの読み取りを回避するには、パーティション列に述語を指定する必要があります。
たとえば、次の術語は
ship_dtm
列でフィルタリングしますが、パーティション列ship_yyyymm
にはフィルタリングを適用しません。WHERE ship_dtm > '2018-04-01'
.不要なパーティションをスキップするには、術後
WHERE ship_yyyymm = '201804'
を追加する必要があります。この述語はパーティション\ship_yyyymm=201804\
への読み込みオペレーションを制限します。
これらの制限は Apache Hive メタストアに適用されません。
命名に関する制約
以下の表に、Amazon Redshift での命名に関する制約を示します。
クラスター識別子 |
|
データベース名 |
|
RedShift マネージド VPC エンドポイントのエンドポイント名 |
|
管理者ユーザー名 |
|
管理者パスワード |
|
パラメーターグループ名 |
|
クラスターセキュリティグループ名 |
|
サブネットグループ名 |
|
クラスタースナップショット識別子 |
|