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Amazon Simple Email Service
開発者ガイド

カスタムドメインを設定してオープンとクリックの追跡を処理する

イベント発行を使用して、オープンおよびクリックイベントをキャプチャすると、Amazon SES は送信するメールに小さな変更を加えます。オープンイベントをキャプチャするために、Amazon SES は 1 ピクセル × 1 ピクセルの透明イメージを各 E メールの最後に追加します。このイメージには、E メールごとに一意のファイル名があり、Amazon SES が運営するサーバー上でホストされています。リンククリックイベントをキャプチャするために、Amazon SES は E メールのリンクを Amazon SES が運営するサーバーへのリンクで置き換えます。これにより、受信者はただちに目的の宛先にリダイレクトされます。一部の Amazon SES の顧客は、Amazon SES が所有および運営するドメインではなく、自分のドメインを使用して、受信者のためのより一貫性のあるエクスペリエンスを作成することができます。

複数のカスタムドメインを設定して、オープンとクリックの追跡イベントを処理できます。これらのカスタムドメインは設定セットと関連付けられています。設定セットを使用して E メールを送信すると、その設定セットがカスタムドメインを使用するように設定されている場合、その E メール内のオープンとクリックのリンクは、その設定セットで指定されたカスタムドメインを自動的に使用します。

このセクションには、Amazon SES によって運営されているオープンとクリックの追跡サーバーにユーザーを自動的にリダイレクトするために、所有するサーバー上にサブドメインを設定する手順が含まれています。これらのドメインの設定には 2 つのステップがあります。まず、サブドメイン自体を設定し、次にカスタムドメインを使用するよう設定セットを設定します。このトピックには、これらのステップの両方を完了する手順が含まれています。

パート 1: オープンとクリックのリンクのリダイレクトを処理するためのドメインの設定

リダイレクトドメインを設定する固有の手順は、ウェブホスティングプロバイダ (および HTTPS サーバを使用する場合は Content Delivery Network) によって異なります。次のセクションの手順では、特定のステップではなく一般的なガイダンスを示します。

オプション 1: HTTP ドメインの設定

HTTP ドメインを使用してオープンとリンクのリンクを処理する予定の場合 (HTTPS ドメインではなく)、サブドメインを設定するプロセスには、数ステップのみが含まれます。

注記

HTTP プロトコルを使用するカスタムドメインを設定し、HTTPS プロトコルを使用するリンクを含む E メールを送信する場合、E メールのリンクをクリックすると警告メッセージが表示されることがあります。HTTPS プロトコルを使用するリンクが含まれる E メールを送信する場合は、HTTPS ドメインを使用して、オープンとクリックの追跡イベントを処理する必要があります。

HTTPS のサブドメインを使用する予定がある場合は、「オプション 2: HTTPS ドメインの設定」の手順に従います。

オープンとクリックのリンクの処理のために、HTTP のサブドメインを設定するには

  1. まだそうしていない場合は、オープンとクリックの追跡リンクに使用するサブドメインを作成します。これらのリンクの処理専用のサブドメインを作成することをお勧めします。

  2. Amazon SES で使用するサブドメインを検証します。詳細については、「Amazon SES でのドメインの検証」を参照してください。

  3. サブドメインの DNS レコードを変更します。DNS レコードで、リクエストを Amazon SES 追跡ドメインにリダイレクトする新しい CNAME レコードを追加します。リダイレクトするアドレスは、Amazon SES を使用する AWS リージョンにによって異なります。次の表には、Amazon SES が利用可能な AWS リージョンの追跡ドメインの一覧が含まれます。

    AWS リージョン AWS 追跡ドメイン
    米国西部 (オレゴン) r.us-west-2.awstrack.me
    米国東部(バージニア北部) r.us-east-1.awstrack.me
    欧州 (アイルランド) r.eu-west-1.awstrack.me

    注記

    ウェブホスティングプロバイダによっては、サブドメインの DNS レコードの変更が有効になるまでに数分かかることがあります。ウェブホスティングプロバイダや IT 組織はこれらの遅延に関する追加情報を提供できます。

オプション 2: HTTPS ドメインの設定

オープンとクリックのリンクを処理するために HTTPS ドメインを使用する予定の場合は、HTTP ドメインの設定に必要な手順を超えて、いくつかの追加ステップを実行する必要があります。

オープンとクリックのリンクの処理のために、HTTPS のサブドメインを設定するには

  1. オープンとクリックの追跡リンクのために使用するサブドメインを作成します。これらのリンクの処理専用のサブドメインを作成することをお勧めします。

  2. Amazon SES で使用するサブドメインを検証します。詳細については、「Amazon SES でのドメインの検証」を参照してください。

  3. Amazon CloudFront などのコンテンツ配信ネットワーク (CDN) を使用して新しいアカウントを作成します。

  4. リクエストを Amazon SES 追跡ドメインにリダイレクトするように CDN を設定します。リダイレクトするアドレスは、Amazon SES を使用する AWS リージョンにによって異なります。次の表には、Amazon SES が利用可能な AWS リージョンの追跡ドメインの一覧が含まれます。

    AWS リージョン AWS 追跡ドメイン
    米国西部 (オレゴン) r.us-west-2.awstrack.me
    米国東部(バージニア北部) r.us-east-1.awstrack.me
    欧州 (アイルランド) r.eu-west-1.awstrack.me
  5. Amazon CloudFront を CDN として使用している場合、次の手順を実行してください。

    1. [CloudFront Distributions] ページで、CDN に対応するディストリビューションを選択します。

    2. [Behaviors] タブでデフォルトの動作を選択してから、[Edit] を選択します。

    3. [Cache Based on Selected Request Headers] で、[All] を選択します。

    4. [Query String Forwarding and Caching] で、[Forward all, cache based on all] を選択します。

    5. (オプション) CloudFront ディストリビューションに、CloudFront によって割り当てられたドメインではなくカスタムドメインを使用する場合、ディストリビューションに代替ドメイン名を追加できます。このサブドメインは、Amazon SES でも検証されている必要があります。詳細については、『Amazon CloudFront 開発者ガイド』の「代替ドメイン名の追加と移動」を参照してください。

    CloudFront 以外の CDN を使用する場合は、同様のステップを実行する必要があります。詳細については、CDN のドキュメントを参照してください。

  6. Route 53 を使用して、ドメインの DNS 設定を管理し、CDN として CloudFront を管理する場合、Route 53 で CloudFront ディストリビューションを参照するエイリアスレコードを作成します (d111111abcdef8.cloudfront.net など)。詳細については、『Amazon Route 53 開発者ガイド』の「Amazon Route 53 コンソールを使用したレコードの作成」を参照してください。

    それ以外の場合、サブドメインの DNS 設定で、CDN のアドレスを参照する CNAME レコードを追加します。

  7. 信頼できる認証機関から SSL 証明書を取得します。証明書は、ステップ 1 で作成したサブドメインと、ステップ 3 ~ 5 で設定した CDN の両方をカバーする必要があります。証明書を CDN にアップロードします。

パート 2: オープンとクリックのカスタム追跡ドメインを参照するための設定セットのセットアップ

オープンとクリックの追跡リダイレクトを処理するようにドメインを設定した後、カスタムドメインを参照するように設定セットでイベント発行先を設定する必要があります。このステップは Amazon SES コンソール、または CreateConfigurationSetTrackingOptions API オペレーションを使用して完了できます。このセクションには、Amazon SES コンソールを使用してこれらのタスクを完了する手順を含まれます。API の使用に関する詳細については、『Amazon Simple Email Service API Reference』の「CreateConfigurationSetTrackingOptions」を参照してください。

カスタム追跡ドメインを参照する新しい設定セットイベント発行先を作成するには

  1. AWS マネジメントコンソールにサインインして、Amazon SES コンソール (https://console.aws.amazon.com/ses/) を開きます。

  2. 画面左側のナビゲーションバーで、[Configuration Sets] を選択します。

  3. [Create Configuration Set] を選択します。

  4. [Configuration Set Name] に、設定セットの名前を入力し、[Create Configuration Set] を選択します。

  5. 設定セットのリストで、前のステップで作成した設定セットの横にあるボックスを選択します。[Actions] メニューで、[Edit] を選択します。

  6. [Event Destinations] の [Add Destination] で、イベント発行先タイプを選択します。このメニューのオプションの詳細については、「イベント送信先を追加する」を参照してください。

  7. [Event types] で、追跡するイベントのタイプに応じて、[Click]、[Open]、またはその両方を選択します。

  8. [Domain] で、[Use your own subdomain] を選択します。

  9. [Select a verified domain] で、オープンとクリックのイベント追跡に使用するドメインを選択します。メニューの左側のテキストフィールドには、親ドメインのサブドメインを指定することもできます。

  10. 通常どおり、残りのオプションを設定します。イベント発行先のセットアップの詳細については、「イベント送信先を追加する」を参照してください。

  11. [Save] を選択します。