Amazon Simple Email Service
開発者ガイド

Amazon SES の送信制限の管理

送信できる E メールメッセージの数と送信レートを規制するために、お客様の Amazon Simple Email Service(Amazon SES)アカウントには一連の送信制限が割り当てられます。Amazon SES とインターネットサービスプロバイダー (ISP) 間の信頼関係を保つという意味で、送信制限は、Amazon SES を利用するすべてのお客様に利益をもたらします。E メール送信のボリュームやレートが不意に急増すると、ISP によって E メールがブロックされますが、送信制限があることで、送信アクティビティを徐々に増やすことができ、その可能性を低く抑えることができます。

Amazon SES には次の送信制限があります。

  • 送信クォータ — 24 時間当たりに送信できる E メールの最大数。送信クォータには、期間の推移が反映されます。E メールを送信しようとすると、その都度 Amazon SES が、直近 24 時間内に送信された E メールの件数をチェックします。送信済みのメールの合計数がクォータ未満であれば、送信リクエストは受理され、E メールが送信されます。既にクォータの上限に達した場合、スロットリング例外で送信リクエストは拒否されます。たとえば、送信クォータが 50,000 で、直近 24 時間の送信済みの E メール件数が 15,000 通である場合、その時点でさらに 35,000 通の E メールを送信することができます。直近 24 時間に送信したメールの件数が既に 50,000 通に達している場合、直近送信分の一部が、その 24 時間枠から推移するまで、E メールを送信することはできません。

  • 最大送信レート — Amazon SES が 1 秒あたりにアカウントから受け付ける E メールの最大数。この制限を瞬間的に超えることはできますが、制限を超えた状態が長時間続くことは許可されません。

    注記

    Amazon SES のメッセージ受信レートはこの最大送信レートよりも少ない場合があります。

各 AWS リージョンの Amazon SES の送信制限は独立しています。複数の AWS リージョンでの Amazon SES の使用については、「リージョンと Amazon SES」を参照してください。

Amazon SES サンドボックス環境の場合、送信クォータは 24 時間あたり 200 メッセージで、最大送信レートは 1 秒あたり 1 メッセージです。送信制限を引き上げるには、SES Sending Limits Increase ケースを提出する必要があります。詳細については、「Amazon SES サンドボックスの外への移動」を参照してください。アカウントをサンドボックスの外に移動し、E メールの送信を開始した後、「Amazon SES の送信制限の引き上げ」で説明しているように、また別の SES Sending Limits Increase ケースを提出することで、さらに送信制限を引き上げることができます。

注記

メッセージ数ではなく、受信者数に基づいた送信制限があります。たとえば、受取人数が 10 人である E メールは、クォータに対しては 10 通とカウントされます。ただし、SendEmail の 1 回の呼び出しで複数の受取人にメールを送信することはお勧めできません。リクエストの不適切な形式などにより Amazon SES の呼び出しが失敗した場合、E メール全体が拒否され、いずれの受取人にも、意図したメールが届かないためです。SendEmail は、受取人ごとに 1 回呼び出すようお勧めします。

Amazon SES に関するさまざまなトピックについての情報やディスカッションについては、AWS メッセージングおよびターゲティングブログ を参照してください。お問い合わせを参照あるいは発信するには「Amazon SES フォーラム」をご覧ください。