ElastiCache へのオンライン移行

オンライン移行を使用して、Amazon EC2 のセルフホスト型オープンソース Redis から Amazon ElastiCache にデータを移行できます。

注記

オンライン移行は、r6gd ノードタイプで動作する ElastiCache サーバーレスキャッシュまたはクラスターではサポートされていません。

概要

Amazon EC2 で実行されているオープンソース Redis から Amazon ElastiCache にデータを移行するには、既存または新規作成の Amazon ElastiCache デプロイが必要です。このデプロイの設定は、移行可能な設定になっている必要があります。また、インスタンスのタイプ、シャードの数、レプリカの数などの属性を含め、目的の設定と一致している必要があります。

オンライン移行は、Amazon EC2 上のセルフホスト型オープンソース Redis から Redis for ElastiCache へのデータ移行のために設計されており、Redis for ElastiCache クラスター間でのものではありません。

重要

オンラインの移行プロセスを開始する前に、以下のセクションをすべて参照することを強くお勧めします。

StartMigration API オペレーションまたは AWS CLI コマンドを呼び出すと、移行が開始されます。Redis クラスターモードが無効になっている場合、移行プロセスでは、ElastiCache for Redis クラスターのプライマリノードがソース Redis プライマリのレプリカになります。Redis クラスターモードが有効になっている場合、移行プロセスにより、各 ElastiCache シャードのプライマリノードが、同じスロットを所有するソースクラスターの対応するシャードのレプリカになります。

クライアント側の変更の準備ができたら、CompleteMigration API オペレーションを呼び出します。この API オペレーションにより、ElastiCache デプロイが、プライマリノードおよびレプリカノードとともに (該当する場合)、プライマリ Redis デプロイに昇格されます。この時点で、クライアントアプリケーションをリダイレクトし、ElastiCache へのデータの書き込みを開始できます。移行全体を通して、レプリケーションのステータスを確認するには、Redis ノードと ElastiCache プライマリノードで redis-cli INFO コマンドを実行します。

移行手順

以下のトピックでは、データの移行プロセスの概要を示します。

• ソースおよびターゲット Redis ノードの移行の準備

• データ移行のテスト

• 移行の開始

• データ移行の進行状況の確認

• データ移行の完了