Amazon Relational Database Service
ユーザーガイド (API バージョン 2014-10-31)

Amazon RDS Performance Insightsの使用

Amazon RDS Performance Insightsでは、Amazon RDS DB インスタンスの負荷をモニタリングし、データベースパフォーマンスの分析とトラブルシューティングを行うことができます。Amazon RDS Performance Insights は、現在、以下の DB エンジンを使用する場合のみ利用可能です。

  • Amazon Aurora MySQL バージョン 1.17.3 以上の 1.x バージョン

  • Amazon RDS MySQL バージョン 5.7.22 以上の 5.7 バージョン

  • Amazon RDS MySQL バージョン 5.6.41 以上の 5.6 バージョン

  • Amazon Aurora PostgreSQL

  • Amazon RDS PostgreSQL バージョン 10

  • Amazon RDS Oracle (すべてのバージョン)

Amazon RDS Performance Insights は MySQL 5.5 および MySQL 8.0 ではサポートされていません。

Amazon Aurora の使用については、Amazon Aurora ユーザーガイドを参照してください。

注記

Performance Insights は、db.t2 DB インスタンスクラスではサポートされていません。

Performance Insights は、既存の Amazon RDS モニタリング機能を拡張し、データベースのパフォーマンスを示し、影響を与えるあらゆる問題を分析します。Performance Insights ダッシュボードを使用してデータベースロードを視覚化したり、ロードを待機、SQL ステートメント、ホスト、ユーザー別にフィルタリングしたりできます。Performance Insights は、Amazon Aurora MySQL、Amazon RDS MySQL、Amazon Aurora PostgreSQL、および Amazon RDS PostgreSQL DB エンジン用のコンソールの作成ウィザードではデフォルトでオンになっています。DB インスタンスで複数のデータベースがある場合、データベースのすべてのパフォーマンスデータは DB インスタンスで集計されます。

Performance Insightsの主要なメトリクスは DB Load で、これは DB エンジンの平均のアクティブセッション数を表します。アクティブセッションとは、DB エンジンに作業を送信し、レスポンスを待っている接続です。たとえば、DB エンジンに SQL クエリを送信すると、このクエリを DB エンジンで処理中は、データベースセッションがアクティブになります。

DB Load と待機イベントのデータを組み合わせることで、アクティブセッションの状態を詳しく把握できます。待機イベントは、DB エンジンごとに異なります。

注記

Oracle では、関連付けられた SQL ステートメントがなくてもバックグラウンドプロセスが実行されることがあります。このような場合、Performance Insights はバックグラウンドプロセスのタイプ (たとえば、LGWR、ARC0、PMON など) とそのバックグラウンドプロセスに関連付けられた待機クラスをコロンで連結してレポートします。たとえば、アーカイブ処理で I/O を実行しているとき、Performance Insights によるレポートは ARC1:System I/O のようになります。なお、バックグラウンドプロセスタイプがない場合もあり、Performance Insights は :System I/O のように待機クラスだけをレポートします。

セッション情報が収集、集計され、Average Active Sessions グラフとしてダッシュボードに表示されます。[Average Active Sessions] グラフは最大 CPU 値をラインで表示しますので、アクティブなセッションがそこを超えているかどうかを確認できます。The 最大 CPU 値は、DB インスタンスの vCPU (仮想 CPU) のコア数によって決まります。

Average Active Sessions グラフの負荷が Max CPU ラインを超えることが良くあり、プライマリ待機状態が CPU の場合、システム CPU が過負荷になっています。この場合、インスタンスへの接続を抑制したり、CPU 負荷の高い SQL クエリを調整したり、より大きなインスタンスクラスを検討することができます。待機状態が高止まりしている場合は、負荷が最大 CPU のラインを超えていなくても、解決すべきボトルネックまたはリソースの競合問題の可能性があることを示します。

Performance Insights の概要は次の動画で確認できます。