Amazon Redshift を使用したデータウェアハウススキーマの AWS Schema Conversion Tool への変換 - AWS Schema Conversion Tool

Amazon Redshift を使用したデータウェアハウススキーマの AWS Schema Conversion Tool への変換

AWS Schema Conversion Tool はデータウェアハウススキーマを Amazon Redshift データベーススキーマに変換する多くのプロセスを自動化します。ソースおよびターゲットデータベースエンジンは様々な特徴と機能を備えている可能性があるため、AWS SCT はターゲットデータベースインスタンスにおいて可能な限り同等のスキーマを作成するよう試みます。直接変換ができない場合、AWS SCT はユーザーに対して可能なアクションの一覧を含む評価レポートを提供します。AWS SCT を使用して、キーの管理、データ型とオブジェクトのマッピング、手動変換の作成を行うことができます。

AWS SCT は次のデータウェアハウススキーマを Amazon Redshift に変換できます。

  • Greenplum データベース (バージョン 4.3 以降)

  • Microsoft SQL Server (バージョン 2008 以降)

  • Netezza (バージョン 7.0.3 以降)

  • Oracle (バージョン 10 以降)

  • Teradata (バージョン 13 以降)

  • Vertica (バージョン 7.2.2 以降)

オンライントランザクション処理 (OLTP) データベーススキーマを変換する場合は、「AWS Schema Conversion Tool を使用したデータベーススキーマの変換」を参照してください。

データウェアハウススキーマを変換するには、次のステップを実行します。

  1. 最適化戦略とルールを指定し、AWS SCT で使用するマッピングを指定します。列のデータ型の変更、あるスキーマから別のスキーマへのオブジェクトの移動、オブジェクトの名前の変更を行うルールを設定できます。

    最適化とマッピングは、[設定] で指定できます。最適化戦略の詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool を使用する最適化戦略とルールの選択」を参照してください。マッピングに関する詳細は、「 AWS Schema Conversion Tool でマッピングルールを作成する」を参照してください。

  2. ソースデータウェアハウスの統計を提供し、AWS SCT がデータウェアハウスの変換方法を最適化できるようにします。データベースから統計を直接収集するか、既存の統計ファイルをアップロードできます。データウェアハウスの統計の提供については、「 AWS Schema Conversion Tool の統計の収集またはアップロード」を参照してください。

  3. 自動的に変換できないスキーマの要素の詳細を記載したデータベース移行評価レポートを作成します。ソースデータベースと互換性のあるターゲットデータベースで、スキーマを手動で作成する必要があるかどうかを識別するため、このレポートを使用できます。評価レポートの詳細については、「AWS Schema Conversion Tool で評価レポートの作成 」を参照してください。

  4. スキーマの変換。AWS SCT は確認のために変換されたスキーマのローカルバージョンを作成しますが、準備ができるまでターゲットデータベースには適用されません。変換の詳細については、「AWS Schema Conversion Tool を使用してスキーマを変換する」を参照してください。

  5. スキーマの変換後は、キーを管理し、編集できます。キー管理はデータウェアハウス変換の柱となります。キー管理の詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool のキーの管理とカスタマイズ」を参照してください。

  6. 自動的に変換できないスキーマの要素がある場合、2 つの選択肢があります。ソーススキーマを更新したのち再び変換するか、またはターゲットデータベースにおいて同等のスキーマの要素を作成します。スキーマ要素の手動変換の詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool での手動変換の処理」を参照してください。ソーススキーマの更新の詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool での変換されたスキーマの更新および再読み込み」を参照してください。

  7. 準備ができたら、変換されたスキーマをターゲットデータベースに適用できます。変換されたスキーマの保存と適用の詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool での変換されたスキーマの保存および適用」を参照してください。

AWS Schema Conversion Tool を使用する最適化戦略とルールの選択

AWS Schema Conversion Tool がデータウェアハウススキーマを変換する方法を最適化するため、ツールで使用する戦略とルールを選択できます。スキーマを変換し、推奨されたキーを確認した後で、目的の結果を得るためにルールを調整するか、戦略を変更することができます。

最適化戦略とルールを選択するには

  1. [Settings] を選択し、[Project Settings] を選択します。[Current project settings] ダイアログボックスが表示されます。

  2. 左側のペインで、[Optimization Strategies] を選択します。最適化戦略が、デフォルト値が選択されて右側のペインに表示されます。

  3. [Strategy Sector] で、使用する最適化戦略を選択します。以下から選択できます。

    • [Use metadata, ignore statistical information (メタデータを使用して、統計的な情報は無視する)] – この戦略では、メタデータからの情報のみが、最適化の決定に使用されます。たとえば、ソーステーブルに複数のインデックスがある場合、ソースデータベースのソート順が使用され、最初のインデックスが分散キーになります。

       

    • [Ignore metadata, use statistical information (メタデータを無視して、統計的な情報を使用する)] – この戦略では、統計情報のみが、最適化の決定に使用されます。この戦略は、統計が提供されるテーブルと列のみに適用されます。詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool の統計の収集またはアップロード」を参照してください。

       

    • [Use metadata and use statistical information (メタデータおよび統計的な情報を使用する)] – この戦略では、最適化の決定にメタデータおよび統計の両方が使用されます。

       

  4. 最適化戦略を選択した後で、使用するルールを選択できます。以下から選択できます。

    • メタデータを使用して分散キーとソートキーを選択

    • 照合用のファクトテーブルと適切なディメンションを選択

    • インデックスの列の基数を分析

    • QueryLog テーブルから最も使用されるテーブルと列を見つける

    ルールごとに、ソートキーの重みと分散キーの重みを入力できます。AWS SCT では、スキーマの変換時に、ここで選択した重みが使用されます。後で推奨されたキーを確認するときに、結果に満足できない場合は、ここに戻って設定を変更できます。詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool のキーの管理とカスタマイズ」を参照してください。

AWS Schema Conversion Tool の統計の収集またはアップロード

AWS Schema Conversion Tool がデータウェアハウススキーマを変換する方法を最適化するには、ツールが使用できるソースデータベースから統計を提供できます。データベースから統計を直接収集するか、既存の統計ファイルをアップロードできます。

統計を提供し、確認するには

  1. プロジェクトを開き、ソースデータベースに接続します。

  2. プロジェクトの左側のパネルからスキーマオブジェクトを選択し、オブジェクトのコンテキスト (右クリック) メニューを開きます。次に示すように、[Collect Statistics] または [Upload Statistics] を選択します。

    
                        コンテキストメニューの [Collect Statistics (統計の収集)]
  3. プロジェクトの左側のパネルからスキーマオブジェクトを選択し、[Statistics] タブを選択します。オブジェクトの統計を確認できます。

    
                        [Statistics (統計)] タブ

    後で推奨されたキーを確認するときに、結果に満足できない場合は、追加の統計を収集して、この手順を繰り返すことができます。詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool のキーの管理とカスタマイズ」を参照してください。

AWS Schema Conversion Tool でマッピングルールを作成する

AWS Schema Conversion Tool でスキーマを変換する前に、列のデータ型の変更、あるスキーマから別のスキーマへのオブジェクトの移動、オブジェクトの名前の変更を行うルールを設定できます。たとえば、test_TABLE_NAME という名前のソーススキーマにテーブルのセットがある場合、ターゲットスキーマのプレフィックスを test_ から demo_ に変更するルールを設定できます。

注記

ソースデータベースエンジンとターゲットデータベースエンジンが異なる場合は、マッピングルールのみ作成できます。

マッピングルールを作成して実行できるタスクは次のとおりです。

  • データタイプの変更

  • オブジェクトの移動

  • オブジェクトの名前変更

  • プレフィックス - プレフィックスの追加、削除、置換

  • サフィックス - サフィックスの追加、削除、置換

マッピングルールを作成できるオブジェクトは次のとおりです。

  • データベース

  • スキーマ

マッピングルールを作成する

マッピングルールを作成し、プロジェクトの一部としてルールを保存できます。プロジェクトを開いた状態で、以下の手順でマッピングルールを作成します。

マッピングルールを作成するには

  1. [Settings] メニューから [Mapping Rules] を選択します。[Mapping Rules] ダイアログボックスが表示されます。上部のペインには、マッピング (変換) ルールが含まれています。

    
                            マッピングルールダイアログボックス
  2. [Tranformation Rules] ペインで、[Add new rule] を選択します。

  3. 変換ルールを設定します。

    1. [Name] に、ルールの名前を入力します。

    2. [For] で、ルールを適用するオブジェクトのタイプを選択します。

    3. [where] に、オブジェクトに適用するフィルタを入力後、マッピングルールを適用します。where 句は、like 句を使用して評価されます。正確な名前を入力して特定のオブジェクトを選択するか、パターンを入力して複数のオブジェクトを選択できます。

      where 句で利用可能なフィールドは、オブジェクト型によって異なります。たとえば、スキーマの名前のオブジェクト型がスキーマの場合、使用可能なフィールドは 1 つだけです。

    4. [Actions] で、作成するマッピングルールを選択します。

    5. ルールタイプに応じて、追加の値を 1 つまたは 2 つ入力します。たとえば、オブジェクトの名前を変更するには、オブジェクトの新しい名前を入力します。プレフィックスを置換するには、現在のプレフィックスおよび置換後のプレフィックスを入力します。

  4. マッピングルールを設定したら、[Save] を選択してルールを保存します。変更をキャンセルする場合は、[Cancel] を選択します。

  5. ルールの追加、編集、削除が完了したら、[Save All] を選択して変更内容を保存します。

  6. [Close] を選択して、[Mapping Rules] ダイアログボックスを閉じます。

マッピングルールを削除せずに無効にするには、切り替えアイコンを使用できます。既存のマッピングルールを複製するには、コピーアイコンを使用します。既存のマッピングのルールを削除するには、削除アイコンを使用します。マッピングルールへの変更を保存するには、[Save All] を選択します。

オブジェクトのマッピングルールを表示する

マッピングルールを設定すると、スキーマを変換する前に、スキーマ内の特定オブジェクトのルールの効果を確認できます。ソーススキーマツリーで、確認したいオブジェクトを選択します。メインビューで、[Mapping] タブを選択します。[Mapping] タブが開き、オブジェクトに適用されるすべてのマッピングルールのリストが表示されます。ソーススキーマのオブジェクトの名前およびターゲットスキーマのオブジェクトの新しい名前を表示できます。データ型ルールがある場合は、ソーススキーマの列のデータ型、ターゲットスキーマの列の新しいデータ型を表示することもできます。

マッピングルールをエクスポートする

AWS Database Migration Service (AWS DMS) を使用してソースデータベースからターゲットデータベースにデータを移行する場合は、マッピングルールに関する情報を AWS DMS に入力します。タスクの詳細については、「AWS Database Migration Service のレプリケーションタスクを使用」を参照してください。

マッピングルールをエクスポートするには

  1. AWS Schema Conversion Tool、ソーススキーマツリーで、コンテキスト (右クリック) を開き、[Export script for DMS (DMS にスクリプトをエクスポート)] を選択します。[Save] ダイアログボックスが開きます。

  2. スクリプトを保存する場所を指定し、[Save] を選択します。マッピングルールは、AWS DMS で使用できる JSON スクリプトとして保存されます。

AWS Schema Conversion Tool を使用してスキーマを変換する

ソースデータベースおよびターゲットデータベースの両方にプロジェクトを接続したのち、AWS Schema Conversion Tool プロジェクトは左のパネルでソースデータベースからのスキーマを表示します。スキーマはツリービュー形式で表示され、ツリーの各ノードは遅延ロードです。ツリービューでノードを選択すると、その時点で AWS SCT はソースデータベースからスキーマ情報をリクエストします。

ソースデータベースからスキーマ項目を選択し、ターゲットデータベースのデータベースエンジンと同等のスキーマにスキーマを変換することができます。ソースデータベースから任意のスキーマ項目を選択して変換できます。選択したスキーマ項目が親項目に依存する場合、AWS SCT はその親項目にもスキーマを生成します。たとえば、変換する列をテーブルから選択する場合、AWS SCT はスキーマを列、その列のあるテーブル、そのテーブルのあるデータベースに生成します。

スキーマの変換

ソースデータベースからスキーマを変換するには、プロジェクトの左のパネルで、変換するスキーマオブジェクトを選択します。オブジェクトのコンテキスト(右クリック)メニューを開き、次に示すように [Convert schema] を選択します。


                    [Convert schema (スキーマの変換)]

ソースデータベースからスキーマを変換すると、プロジェクトの左のパネルからスキーマ項目を選択でき、プロジェクトの中央のパネルで変換されたスキーマを表示できます。下中央のパネルに変換されたスキーマを作成する SQL コマンドのプロパティが次のように表示されます。


                    ソーススキーマ項目の選択

スキーマを変換した後、プロジェクトを保存できます。ソースデータベースからのスキーマ情報は、プロジェクトと共に保存されます。この機能では、ソースデータベースに接続されていなくてもオフラインで作業できます。ソースデータベースに [Refresh from Database (データベースから更新)] を選択すると、AWS SCT はプロジェクトのスキーマを更新するためにソースデータベースに接続します。詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool での変換されたスキーマの更新および再読み込み」を参照してください。

自動的に変換できない項目のデータベース移行評価レポートを作成できます。評価レポートは、自動的に変換できないスキーマ項目の特定と解決に役立ちます。詳細については、「AWS Schema Conversion Tool で評価レポートの作成 」を参照してください。

AWS SCT が変換されたスキーマを生成する場合、そのスキーマはターゲットデータベースにすぐには適用されません。代わりに、変換されたスキーマはターゲットデータベースに適用する準備ができるまでローカルに保存されます。詳細については、「 変換されたスキーマの適用」を参照してください。

変換されたスキーマの編集

変換されたスキーマを編集し、プロジェクトの一部として変更を保存できます。

変換されたスキーマを編集するには

  1. ソースデータベースのスキーマを表示する左のパネルで、変換されたスキーマの編集するスキーマ項目を選択します。

  2. 選択した項目の変換されたスキーマを表示している下中央のパネルで [SQL] タブを選択します。

  3. [SQL] タブで表示されたテキストで、必要に応じてスキーマを変更します。更新する際に、スキーマはプロジェクトと共に自動的に保存されます。

    
                            ターゲットデータベースからのスキーマの更新

更新する際に、プロジェクトと共に変換されたスキーマへの変更が格納されます。新しくソースデータベースからスキーマ項目を変換し、項目の以前に変換されたスキーマを更新した場合、既存の更新はソースデータベースに基づいて新しく変換されたスキーマで置き換えられます。

変換されたスキーマのクリア

ターゲットデータベースにスキーマを適用するまで、AWS SCT はプロジェクトで変換したスキーマをローカルでのみ保存します。ターゲットデータベース用ツリービューノードを選択して、プロジェクトから計画されたスキーマをクリアし、[Refresh from Database] を選択します。ターゲットデータベースにスキーマが書き込まれていなかったため、データベースから更新することによって、AWS SCT プロジェクトで計画されたスキーマの要素は削除され、ターゲットデータベースに存在するものと一致するようになります。


                    ターゲットデータベースからのスキーマの更新

AWS Schema Conversion Tool のキーの管理とカスタマイズ

AWS Schema Conversion Tool を使用してスキーマを変換した後、キーを管理し、編集できます。キー管理はデータウェアハウス変換の柱となります。

キーを管理するには、ターゲットデータベースでテーブルを選択し、次に示すように [Key Management] タブを選択します。


                [Key Management (キーの管理)] タブ

左側のペインにはキーの提案が含まれ、各提案の信頼性に関する評価が含まれています。いずれかの提案を選択するか、右側のペインで編集してキーをカスタマイズできます。

キーの選択が予期したとおりでない場合、最適化戦略を編集し、変換を再試行できます。詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool を使用する最適化戦略とルールの選択」を参照してください。

関連トピック

AWS Schema Conversion Tool で評価レポートを作成して、使用します。

AWS Schema Conversion Tool は、スキーマの変換に役立つようにデータベース移行の評価レポートを作成します。データベース移行評価レポートは、ソースデータベースからターゲットデータベースへのスキーマの変換についての重要な情報を提供します。レポートは、ターゲットデータベースの DB エンジンに変換できないスキーマに対する、すべてのスキーマ変換タスクやアクション項目の詳細をまとめたものです。このレポートには、自動的に変換できないターゲットデータベースで同等のコードを記述するために必要な労力の予測も含まれます。

データベース移行評価レポートの作成

次の手順に従ってデータベース移行評価レポートを作成します。

データベース移行評価レポートを作成するには

  1. ソースデータベースのスキーマを表示する左のパネルで、評価レポートを作成するスキーマオブジェクトを選択します。

  2. オブジェクトのコンテキスト (右クリック) メニューを開き、[Create Report] を選択します。

    
                            データベース移行評価レポートの作成

評価レポートの要約

評価レポートを作成すると、評価レポートビューが開き、[Summary] タブが表示されます。[Summary] タブには、データベース移行評価レポートの要約が表示されます。自動的に変換された項目と、自動的に変換されなかった項目が表示されます。


                    評価レポートの要約

ターゲットデータベースエンジンに自動的に変換できないスキーマ項目に関して、要約には、ソースと同等のスキーマ項目をターゲット DB インスタンスで作成するために必要な労力の予測が含まれます。

このレポートは、これらのスキーマアイテムを変換する推定時間を次のように分類します。

  • [Simple (シンプル)] – 1 時間以内に完了できるアクション。

  • [Medium (ミディアム)] – より複雑で、1~4 時間で完了できるアクション。

  • [Significant (大規模)] – 非常に複雑で、完了に 4 時間以上かかるアクション。

評価レポートアクション項目

評価レポートビューには [Action Items] タブも含まれます。このタブには、ターゲットデータベースのデータベースエンジンに自動的に変換できない項目のリストが含まれます。リストからアクション項目を選択する場合、アクション項目が適用されるスキーマが AWS SCT によってハイライトされます。

レポートには、手動でスキーマ項目を変換する方法の推奨事項も含まれています。手動変換の処理方法の決定に関する詳細については、 AWS Schema Conversion Tool での手動変換の処理 を参照してください。


                    [Action Items (アクション項目)] タブ

評価レポートを保存する

データベース移行評価レポートのローカルコピーを PDF ファイルまたはカンマ区切り値 (CSV) のどちらでも保存できます。CSV ファイルには、アクション項目の情報のみが含まれます。PDF ファイルには、次の例に示すように、要約とアクション項目の情報の両方が含まれます。


                    データベース移行評価レポート

AWS Schema Conversion Tool での手動変換の処理

評価レポートには、ターゲットデータベースのデータベースエンジンに自動的に変換できない項目のリストが含まれます。変換できない各項目に対して、[Action Items] タブにアクション項目があります。

評価レポートのアクション項目には、以下の方法で対応できます。

  • ソースデータベーススキーマの変更

  • ターゲットデータベーススキーマの変更

ソーススキーマの変更

一部の項目については、ソースデータベースのデータベーススキーマを、自動的に変換できるスキーマに変更する方が容易な場合があります。最初に、新しい変更にアプリケーションアークテクチャと互換性があることを確認し、次にソースデータベースのスキーマを更新します。最後に、更新されたスキーマ情報のあるプロジェクトを更新します。その後、更新されたスキーマを変換し、新しいデータベース移行評価レポートを生成できます。ソーススキーマで変更された項目のアクション項目は表示されなくなります。

このプロセスの利点は、ソースデータベースから更新するときに、更新されたスキーマを常に使用できることです。

ターゲットスキーマの変更

一部の項目については、ターゲットデータベースに変換されたスキーマを適用する方が容易な場合があるため、自動的に変換できなかった項目のターゲットデータベースに同等のスキーマを手動で追加します。スキーマを適用することで、ターゲットデータベースに自動的に変換できるスキーマすべてを記述できます。詳細については、「 AWS Schema Conversion Tool での変換されたスキーマの保存および適用」を参照してください。

ターゲットデータベースに書き込まれるスキーマには、自動的に変換できなかった項目は含まれません。ターゲットデータベースにスキーマを適用したら、ターゲットデータベースでソースデータベースと同等のスキーマを手動で作成できます。データベース移行評価レポートのアクション項目には、同等のスキーマを作成する方法の提案が含まれています。

警告

ターゲットデータベースでスキーマを手動で作成する場合、手動作業のコピーを保存します。再度プロジェクトからターゲットデータベースに変換したスキーマを適用する場合、行った手動作業は上書きされます。

場合によっては、ターゲットデータベースにおいて同等のスキーマを作成できないことがあります。ターゲットデータベース向けにエンジンで利用できる機能を使用するために、アプリケーションとデータベースの一部を再設計することが必要な場合があります。その他の場合、自動的に変換できないスキーマは無視できます。

AWS Schema Conversion Tool での変換されたスキーマの更新および再読み込み

AWS Schema Conversion Tool プロジェクトのソーススキーマおよびターゲットスキーマの両方を更新できます。

  • [Source (ソース)] – ソースデータベースのスキーマを更新した場合、AWS SCT はプロジェクトのスキーマをソースデータベースの最新のスキーマと置き換えます。この機能を使用すると、ソースデータベースのスキーマが変更された場合にプロジェクトを更新できます。

     

  • [Target (ターゲット)] – ターゲットデータベースのスキーマを更新した場合、AWS SCT はプロジェクトのスキーマをターゲットデータベースの最新のスキーマと置き換えます。ターゲットデータベースにスキーマを適用しなかった場合は、AWS SCT はプロジェクトから変換されたスキーマをクリアします。その後、クリーンターゲットデータベースのソースデータベースからスキーマを変換します。

     

次に示すように、[Refresh from Database (データベースから更新)] を選択して AWS SCT プロジェクトでスキーマを更新します。


                ソースデータベースからのスキーマの更新

AWS Schema Conversion Tool での変換されたスキーマの保存および適用

AWS Schema Conversion Tool が変換されたスキーマを生成する場合 (AWS Schema Conversion Tool を使用してスキーマを変換する で示すように)、変換されたスキーマはターゲットデータベースにはすぐに適用されません。代わりに、変換されたスキーマは、ターゲットデータベースに適用する準備ができるまで、プロジェクトにローカルで保存されます。この機能を使用すると、ターゲットデータベースエンジンに自動的に変換できないスキーマ項目を使用できます。自動的に変換できない項目の詳細については、AWS Schema Conversion Tool で評価レポートの作成 を参照してください。

オプションとして、ターゲットデータベースにスキーマを適用する前に、変換されたスキーマをツールで SQL スクリプトとしてファイルに保存することができます。さらにツールで、変換したスキーマをターゲットデータベースに直接適用することもできます。

変換されたスキーマのファイルへの保存

変換されたスキーマを SQL スクリプトとしてテキストファイルに保存できます。これにより、ツールが自動的に変換できない項目に対応するために、AWS SCT から生成された SQL スクリプトを変更できます。ターゲットデータベースに変換されたスキーマを適用するために、ターゲットデータベースで更新されたスクリプトを実行できます。

変換されたスキーマを SQL スクリプトとして保存するため、次に示すように、スキーマ要素のコンテキスト(右クリック)メニューを開き、[Save as SQL] を選択します。


                    [Save SQL scripts to a file (ファイルに SQL スクリプトを保存)]

変換されたスキーマの適用

変換されたスキーマをターゲットデータベースに適用する準備ができたら、プロジェクトの右側のパネルからスキーマ要素を選択します。スキーマ要素のコンテキスト(右クリック)メニューを開き、次に示すように、[Apply to database] を選択します。


                    [Apply to database (データベースに適用)]

拡張パックスキーマ

変換後のスキーマをターゲット DB インスタンスに適用すると、AWS SCT によって追加ワークスキーマがターゲット DB インスタンスに追加されます。このスキーマは、変換されたスキーマをターゲット DB インスタンスに書き込むときに必要なソースデータベースのシステム関数を実装します。追加されたスキーマは、拡張パックスキーマと呼ばれます。

この拡張パックスキーマは変更しないでください。変更すると、ターゲット DB インスタンスに書き込まれる変換されたスキーマに予期しない結果が発生する可能性があります。スキーマがターゲット DB インスタンスに完全に移行され、AWS SCT が必要なくなった場合は、拡張パックスキーマを削除できます。

拡張パックスキーマの名前は、ソースデータベースに従って次のように記述されます。

  • Greenplum: AWS_GREENPLUM_EXT

  • Microsoft SQL Server: AWS_SQLSERVER_EXT

  • Netezza: AWS_NETEZZA_EXT

  • Oracle: AWS_ORACLE_EXT

  • Teradata: AWS_TERADATA_EXT

  • Vertica: AWS_VERTICA_EXT

詳細については、「AWS Schema Conversion Tool 拡張パックの使用」を参照してください。

Python ライブラリ

Amazon Redshift でカスタム関数を作成するには、Python 言語を使用します。AWS SCT 拡張子パックを使用して、python ライブラリを Amazon Redshift データベースにインストールします。詳細については、「AWS Schema Conversion Tool 拡張パックの使用」を参照してください。